私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

信じられないよ

2010-05-14 | 13侘ぶ寂ぶ哀しむ
近頃は、テレビを見ていても腹立たしいニュースばかりで、きちんとテレビを見ることが無くなっているのだが、子守歌代わりの深夜の再放送枠で、久々に興味深いエピソードを仕入れた。

NHKの生きている日本語を考察する、雑学系教養番組だったが、日本人の学者で米国の大学で研究されている?ドクターの研究内容。

日本の歴代総理大臣の演説の語尾で、総理たる政治家の国民に対する立ち位置の変化が見て取れるというものだった。

簡単にピックアップしてみると


吉 ◎  茂氏 → 「○○である!」とかなり高い位置からのご発言

田中 ◎栄氏 → 「○○であります!」といくらか腰を低くなさった様子

小◎純一郎氏 → 「○○です」と対等な位置に下りられたか

◎山由△夫氏 → 「○○させていただきます」と国民より低位置から謙譲調

といった具合のデータであったと記憶する。


言葉の調子だけはどんどん高飛車なところから丁寧に頭をたれる姿勢に変化していっていると思うのだが、本当のところはどうだろう。

本当に国民目線に立って、国を守る責任と誇りから国政にあたっておられるか。

うわべだけ取り繕っても、そこに全く別の事実が透けて見えて、決して真摯な心はないと知れた時、語れば語るほど言葉は上滑りし空回りする車輪のようだと思う。

大番頭さんが
「国民には信じていただける」とか何とかおっしゃっていたが、いやぁ、到底信じられない。
だって、すっかり化粧が落ちているもの。
見えてくる素顔は、一体貴方様はどこのどなたなの?といった風。

場の空気を読めない人のことを賢くない人と言うのだと思うが、権力を握った方々が世の中の空気を読めないと、行く先は国もろとも破滅以外にないから恐ろしい。

一昔前までは、大番頭さんのことを世渡り下手な心のある御方…と思っていた私からしてこうなのだから。
裸の王様とはまさしく貴方様のことですわな。

信じられないよ、もう幻滅してしまったから。
コメント
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