棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

気疲れした展示会

2013-09-18 13:48:52 | 山郷の暮し
いつの間にか5年ごとに開催をするようになった展示会がありました。
今回は松本市美術館で開催され、実行委員的なことはいたしませんでしたが、
搬入・搬出そして飾り付けとなると、最前線で働かなくてはならなかった。

長老たちばかりで、私は若手グループに属しています。
それゆえに、御大のご意見を賜りながらの作業はなんともしんどかった。
「岩淵君 今回の作品は良いじゃーないか」
の言葉に振り向けば、大先生。

そうです・・全てが先生なのです。
遠方より旅行を兼ねての出席者、地元関係者等のレセプションには出席をしませんでした。
正直 右を見ても左を見ても、頭の上がらない大先輩たちの酒の相手はシンドイ。
その上 次回の運営委員などにされたのではたまらない。
君子ではないが、ヤバイ雰囲気のところにはちかずかないのが得策だ。

展示会の最後の御大の挨拶は「オリンピックは7年後、この会も5年後に開催できるように頑張ってほしい。私も生きているように頑張っていきたい」
というようなことだった・・・。

写真の立体は城田孝一郎氏の「レクイエム3 東京大空襲最後の日」
  なんとも不思議な作品で、私には棺のイメージがありました。
絵画・・りゆう王丸 「シリーズ 連続する生命体 初原的運動」



台風一過

2013-09-17 08:59:47 | 山郷の暮し
夏布団では寒くなり、早々に目が覚めてしまった。
花の谷にはまだ陽が差し込んでいない6時前、窓ガラスは水滴でくもっています。
台風一過 静かな朝で、まだザーーと川の流れがこだます中に、カラスのナキ声が聞こえます。

花の谷に陽が射し込んだので犬の散歩に、少しぬかるんだいつもの山道コースを行けば、大木が
根こそぎに倒れ、行く手をはばむ。
これはまいった。徐々に私が処理をせねばなるまい。
さわやかではあるが、肌寒いくらい。
帰りは背中に受けた強い陽が心地よい。

写真は15年前ほどの制作「土石流」5.5x1.8m

台風の雨

2013-09-16 07:59:06 | 山郷の暮し

我が花の谷も明け方から激しい雨風ですから、平地ではもっと心配でしょう。
眼下の女鳥羽川はまだ濁流ではありませんが、この川は標高差が強く歴史的に「暴れ川」と言われた。昭和34年ころですか、確か「伊勢湾台風」の時に氾濫し、現在 松本市内の観光の中心になっている「縄手通り」を直撃。激甚災害の指定を受けた、という歴史があります。
現在は大丈夫だとは思いますが、この大丈夫 が一番危険なことで、足元をすくわれてしまうことは、各地の災害が語っています。

いつものごとく蛇足ですが、この谷は電波状況が悪いうえに、我が家では私がトキニ設置したアンテナ。雨風に弱く 映らなくなってしまう
地デジになってから特にいけません。衛星もダメでゴンス。
つまり・・災害時には役に立たないということ。
ともかく、大事に至らないことを願います。

写真は記事と無関係ですが、この時期になると山から「おおまゆ蛾」が灯火にへばりついています。雨降りを察知したのでしょうか、街灯の周りにたくさんいます。

個性 サクラとハナ

2013-09-14 06:45:23 | 山郷の暮し
昨日の夕刻 もくもくと立ちのぼった入道雲が濃い茜色にに染まってゆく。
上限の月を飲み込まんとする勢いだ。
これは一雨くるなと予測したが、日が落ちてまで蒸し暑さだけが続いた。
谷が茜色に染まり、何とも心地がよくビールをグビッといきたかったがナイ。
泡盛を多めの水で割りながらチビチビと。

チビのハナ(とはいっても いつの間にか大きくなっていますが)は五匹生まれた中の長女。
他に比べ小さいのでしたが、すばっしこい。でないと、餌にありつけない。
しかし、気が強く噛みついてまでも喰いに行ったが、なんとしてもパワー不足。
自然界では生きぬいていかれなかったかもしれないほどだった。
これはまずいと、早々にひきとりサクラばーちゃんに育てられた 完全なバーチャン子だ。

サクラは孫をかわいがり、見ていても関心をするほど、噛みつかれても何をされても我慢をしている。
気の強いハナだがおくびようで、ともかく吠える。チラッとでも動くものがあると、吠えたてる。
散歩コースでも自分のテリトリーがあり、それ以上はガンとしていかない。
散歩中でも誰かに吠えることがある。(あまりない習性かと思う)

サクラはオシではないかと思ったほど、子供のころから普通は吠えなかった。
しかし、サクラは早朝から「トーチャン・サンポ」と散歩をねだったりするが、ハナはそれがない。
むしろ「さんぽ」といって速反応するサクラに対し、寝たふりをしているハナだ。

其のハナが先日、小さなイノシシをし止めたらしい。
らしい、とは、私は用事があり見届けてはいないが、モモの飼い主から聞いた。
これはサクラ譲りだが、仕留めたイノシシはあまりきまえよく分けなかったようだ。
蛇足ながら、サクラなどはよくイノシシをし止めたが、仲間に分けていた。
まーーどなたでも、愛犬の話となると「内のワンチャンが一番」となってしまう話ですけれども・・。




個性

2013-09-13 07:30:56 | 山郷の暮し
突き刺すような残暑がすごい。
昨夜などは熱気が遅くまで残っていました。
コスモスが背丈を超え、咲き誇っています。

一人一人違っているのがアタリマエなのですが、日本ではまだまだお隣の様子をうかがっての行動が目立つ。
TVなどを視聴していますと特に女の子などは、みーーーんな同じ顔をしている。
語ることも同じコメントを繰り返す。
教育でも「個性ある教育を」などといろいろと言われますが、
個性のある教育者が育っていないのが現状でしょう。
と、小難しい個性育成教育の話ではなく、ワンとゃんのことです。

いつも登場します賢犬さくらは14才になるおバーチャン。
その子供であるモモは近くにいます。そして、五匹生まれた孫のハナは我が家に。
また、ほかのオス孫もご近所にと、サクラの直系が散歩時には合流したり、時々 離れて訪ねてきたりと、結構賑やかで、サクラばーちゃんはお年の割には色つやがいい。
雑種ですから兄弟みんな違った姿・形は当然ですが、性格がまるっきり違うのがおもしろい。
犬は飼い主や飼い方によって「しつけ」をされやすい動物ですが、
基本的には生まれた時からの性格を変えることは難しい。

人間でも同じことが言へ、「エッ!!あの人が」などということも、この生まれた時から宿っている基本的な性格がなせることかもしれません。
なにか難しくなりそうなので、次回にいたしましょう。

机の下はワンちゃんに占領されました。手前がサクラ

鬼ふすへ

2013-09-12 07:17:58 | 山郷の暮し
きのこ‐鬼ふすべ 
残暑が厳しく見上げると秋の空が広がっています。
田んぼも黄色が濃くなってきました。
昨日の地方ニュースでは、安曇野最初の新米が入荷したとか。
出来は良いということで、映像からも艶々として、旨そうにみえました。

いつもの散歩道からチョット離れた草薮に、白いボールのようなものがころがっている。
???? でしたが、話に聞いていた 鬼ふすべ という茸かもしれないと気が付く。
特に珍しいキノコではなく、公園などの草薮に生えていたりすることがあるらしい。
友の話によると、茸が若いころはバター炒めでイケルようだ。
あえて食う気もおきないので、そのままにしておく。
今年は秋口に雨が多いので、キノコは多いのではないかと思いますがナントモ・・。

ハナの巨大なウンチではありません

チョットお仕事あり

2013-09-10 08:41:49 | 山郷の暮し

れから団体展の搬入・飾り付けがあり、松本美術館にいきます。

散歩を終えたばかりですが、またまたイノシシの子供と遭遇。
チビのハナが猛然と吠え立てる。勢い余ってリールが切れてしまい突進してゆく。
ハナだけではいけないので、老犬さくらも放つ。
あっというまに遠くの藪に消えてしまったが、ハナには紐がついて心配だが見届けている時間がないので、トーチャンは帰ってきました。
帰路でハナのおかーさんモモにいきあったので、加勢をお願いした。
まーワイルドなお話です。


雨上がり

2013-09-09 08:44:12 | 山郷の暮し
連日の雨降りにいささかうんざりしていましたが、東京オリンピック開催決定の歓喜の声に
雨雲が吹き飛ばされたような、空になってきました。

今朝のニースでレスリングが復活したようで、まことにいい。
スカッシュ・野球などは、どんな国の人々も楽しめる競技とはいえない。
サッカーのように、なんとか広場があれば子供たちが蹴って遊べる。
ヒマラヤ山地の寒村の子供たちですら、団子にした布玉を蹴ってサッカーをしていた。
また、空気を抜いて、あまり跳んで行かないようにも、工夫をしたり・・・。
レスリングでも同じことが言える。

ルールや設備はともかく、子供たちがオリンピック競技をしているんだ、という自負が肝要だ。
新しい競技を発展させてゆくことも大切だが、歴史ある競技をなくすことは反対だった。
一部の解説によると、レスリング協会に改革へのメッセージと、お灸をすえたのではないかと・・。

昨日 脳梗塞で倒れたことがある友が来て、「2020年まで生きていられるのかな――」
私よりも若いのですが、薬を手放すことはできない。
多分 私はTVを視聴できるとは思うが、腰はシャキとしているのかなーー、という一抹の不安はある。

東京オリンピック 決定

2013-09-08 08:04:49 | 山郷の暮し
TVのSWを入れた瞬間「ワーーー」とすざましい歓声のおたけび。
「そおだ・・オリンピク開催地が東京に決まったんだ」と、反射的に・・。

しばらくは日本中のニュース・ネット関係がこの話題で盛り上がっていくことだろう。
かく言う私も投稿となったのですが、なにゆえに誘致に成功したのか、その分析の報道が楽しみになってきた。
7年後というと、今の中学生が選手になれる。
なによりも、日本のスポーツ界の指導が「世界に通用する」ようにならなくてはいけない。

私の56年前の東京オリンピックの記憶は、ともかく都内は工事だらけで埃っぽかった。
正直 たいして関心もなく、ひどい渋滞に「よくまーこんなに車があるものだ」と思った。
確か、運転免許書取得を真剣に考えはじめたころだった。
と まーーそんな程度の記憶しかありませんが、あれから日本は大きく変わっていったことは確かだ。
経済的なことばかりでもなく、私たちの暮らし方や文化の世界化のはじまりだといっていい。
同じような影響力があったのが大阪万博であったことを付け加えておこう。

それにしても、安部首相はツイテいる人だ、とニースを観ているうちに、フットそんなことを思った。

写真は鎌倉鶴岡八幡宮の奉納酒樽

きのこ

2013-09-07 08:50:52 | 山郷の暮し
陽が差し込む前の花の谷は、柔らかな茜色が充満していたが、しだいに雲が空一面に広がってしまった。
それでも、ぼんやりとアルプスの山脈が浮かんでいる。
秋雨前線 の単語が天気予報に出るようになってしまった。

今日も雨が降りそうだが連日のぐづついた天気に、散歩道の草薮にキノコが生えている。
たぶん 食べるのに不適当 と分類されるキノコだろう。
キノコ図鑑をみてもわからない。

危険を冒してまでも食べる必要などないのだが、このキノコってやつは妙に気になる。
もしかしたら「最上級のフランスのスープ」になったりするのではないかと・・。

毒キノコといわれている「紅天狗茸」
これを焼いて食するとまことにウマイ
これは二本くらいまでだと問題がなく、ためしたことがある。
知り合いがうまいうまいと、酒の勢いもあり食いすぎてしまい、
病院に担ぎ込まれたと聞いたことがある。
東信州地域では乾燥をして、ダシとして利用してきたらしい。
たぶん 美味しいだろうが、わからないキノコは注意をしなくてはならない。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本