ASUKのババは日々元気に暮らしたい。

ハンドメイド 作りたいものだけ作る毎日
日々の出来事に愚痴も出てきます。

中国ドラマ 宮廷の泪 30話

2014-05-14 21:47:44 | 中国ドラマ
1643年 清の皇帝 ホンタイジ崩御
空位となった皇帝の座を巡りホーゲとドルゴンによる皇帝争い
清は内乱の危機に見舞われる
 ホーゲ破れる 当然ドルゴンが皇帝か?

だが哲哲の意見 ドルゴンにフリンを擁立させろと言う
功績もない幼いフリンをまさか皇帝にと渋る玉児。
「あなたの子以外をドルゴンが認めることはない」
 ドルゴンかホーゲどちらか即位すれば 
 必ず一方を排除し 清の国力は損なわれる」
哲哲の言葉に玉児は ドルゴンに問う
「あなたが望めば摂政王に封じる」「望まければ?」
「私も望んでほしくない でもあなたが皇位を狙えば八旗は分裂する」
哲哲は「ドルゴンは心が動いたか?」と聞く「分からない 強要したくない」
そういう玉児に
「3年間 なぜ先帝は会わずにいたと思う?」
「海欄珠が原因かと」
「海欄珠を愛しても失いたくなかったのはあなたよ 先帝にとってあなたは
 幸運の星であり 天下の星だった 自分の死後 あなたならドルゴンの専横を許さず
 制御できると踏んでいたのよ ドルゴンに皇位を奪わせず 
 次の代を支える役目を果たさせる」
「それほど先を詠まれていたなんて」
「正直あなたたち姉妹がうらやましい 海欄珠には心を捧げ 国をあなたに託した」
哲哲のことばに玉児は「陛下が一番信頼されたのは叔母上です」
「権力なんて望んだわけではないけれど 責任は果たすつもりよ」

哲哲は薬を飲み過ぎ 体調が芳しくないのに飲むと言う
玉児は皇太后になるのに薬を飲む必要があるのかと言うと
「ようやく今日あなたの息子フリンが即位する 見届けたいの」
「叔母上 フリンは叔母上の子でもあるのですよ」
哲哲は「長年 皇子を産めずにいたわ フリンは私の息子なのね?」
「もちろんです」
「うれしいわ だったら なおさら見届けねば息子が即位する姿をね
 これで心残りはないわ」涙を流す哲哲と玉児

(最後に哲哲への思いやりをみせた玉児)

即位の日
ドルゴンは摂政王に封じられる 誓うドルゴン
哲哲と玉児は皇太后 フリンは皇帝に即位

順治12年
ドルゴンが率いる清はついに中原を制覇する。

海欄珠 ホンタイジ 哲哲 ドド までいなくなった

ドルゴンの娘チチカの嫁入り

そして フリンの妃選び
フリン 
ボゴル(ナムチョンの子 フリンの弟 残忍な所はナムチョン似)
静児(呉克善の娘)

(登場人物が替わりこの若者たちが繰り広げる妃
争い)


ナムチョンは静児をボゴルに嫁がせたいと思っているが
玉児はフリンに嫁がせるつもり それが面白くないナムチョン

フリンはドルゴンの教育の賜物?でよくお忍びでお出かけ
兄の娘 静児をフリンに嫁がせたいと思っている玉児は 偶然を装いフリンに会わすことにする。
(早く言えば顔合わせ)

都で奔放な行動をするフリンとすりにあった静児と 助ける振りをして
現れた男装の英俊と知りあう
英俊の企みもあり
まだ帰りたくないと言うフリン達は宿で休むことになった。
男だと信じている英俊が気になるフリン

そこにフリンを追いかけて来たボゴルは耳の穴で英俊を女だと見破る
だが知らぬ顔で
「英俊 よろしくな」
フリンはボゴルを従弟だと紹介


中国ドラマ 宮廷の泪 28話~29話

2014-05-12 13:42:00 | 中国ドラマ
哲哲は侍医から又 懐妊ができるかもしれないと言われ喜ぶのもつかの間
海欄珠が目覚めたとの報告が入る
この2年間は平穏な日々 でも海欄珠が目覚めたことで
再び後宮の主が替わるのではないか ナムチョンは言う
だが 海欄珠は記憶を失っていた。玉児やホンタイジさえ分からない。
ホンタイジは「思い出せないなら夫婦でやり直せばよい」と言うが
記憶を失う前の事は黙っているようにウーヤーに言う。
海欄珠は玉児が「陛下はこの2年間 看病してくれた
 あなたはこの世で一番幸せな女性だわ」の言葉を信じた。
再びホンタイジの寵愛を受ける海欄珠そして懐妊
喜ぶホンタイジの「また母になれる」
その言葉に不思議そうに聞き返す海欄珠「以前にも子が?」
「そうだ だが第八皇子は幼くして亡くなった」
「どうして死んだの」玉児に「なぜ黙っていたのか」聞く
「過去の悲しい事だからよ」玉児は答える。
「男の子ならば皇太子に立てる」ホンタイジの言葉に顏色が変わる哲哲とナムチョン
本当に記憶を失っているのだろうかと疑うナムチョンと哲哲は
海欄珠が最も嫌っていたサイチーヤーがくれた血燕の巣を食べさす。
海欄珠は何事もなかったかのようにおいしそうに食べる。
それをみて本当に記憶喪失だと信じる2人
何の諍いもなく平穏に暮らしたい玉児と違って
哲哲は皇后の座を取られはしないかと恐怖に駆られている。
ホンタイジは出征することになったが ドルゴンには留守を守れと言う。
後宮の事は私が守りますと言う哲哲の前で
ホンタイジは海欄珠に「もし何かあればこれで守れ」と宝剣を与える。
そして出征

玉児と海欄珠は刺繍をしながら また 子供たちと一緒に昔のように
草原で凧を揚げようと仲の良い姉妹のひと時
だが海欄珠は夢に出てくる熊が気になって仕方がない。
哲哲に呼ばれた海欄珠は転落した場所に連れて行かれ
真実をすべて知らされた。階段から転落 赤ん坊は死
記憶があいまいな海欄珠は海欄花のにおいをかぐことで熊が愛する卓林だと。
洞窟での卓林の死 それはホンタイジの仕業だと 直も暴露する哲哲
「私は信じない」と言いながらもよみがえる記憶が頭をかすめる。
記憶が戻った海欄珠は玉児に「だましたの?」と興奮して詰め寄る。
「仲の良い姉妹?」「本当だわ」「嘘よ お互いに母親の恨みがある」
「ホンタイジの歓心を買うため 私を宮殿で飼い殺しにする気?
私を敵と添い遂げさせるつもりなの?」
「急にどうしたの」玉児は言うが
取り乱している海欄珠「答えて!」
「嘘は私も嫌いよ でも嘘で幸せになれるのなら喜んでだますわ 姉さん
過去のうらみは過去のこと なぜまた苦しみの日々に戻るの?
新しい子も新しい希望も待っている」
あざ笑うかのように「敵の子が希望ですって?ありえない」
再びホンタイジへの憎しみでいっぱいの海欄珠は寝殿に閉じこもってしまった。
何日振りかで出て来た海欄珠は薬と食事を頼むと
玉児の子のフリンに贈りものだと綿入れをウーヤーに託した
もう一枚はナムチョンの子ボゴルだと言う
「ボゴルは亡き弟 阿古拉の息子 私の数少ない家族だ」綿入れを抱きしめる。
ウーヤーは「急に何を言うのです」と咎める。
玉児は綿入れのお返しに凧を贈るとフリンと共に作る。それを見入る哲哲

海欄珠は苦しみ そして流産

誰かの仕業だと踏み ホンタイジからもらった宝剣を取り出し敵を討つと言う。
侍衛と共に 関わったものを尋問していると聞いた玉児はなぜなのか分からないまま
「誰にも気づかれないようにフリンをドルゴンに託して」とスマに命令すると
海欄珠の部屋に行く
「姉さん 大丈夫?」声をかけるが
「なんて残酷な女なの? 海欄花の毒で私のこの命を奪ったわね」

(ここは一話の最初に出て来たシーンですね)

「何のこと?」
「とぼけないで 凧に毒が塗られていたわ 
以前にもこの毒で流産させようとした 許さない」
そういうと宝剣を取り出し 玉児につきつけた。
驚く玉児「昔を思い出したのね だったら覚えている 自決をしようとした
姉さんを必死で止め その剣を陛下に揚げ あなたの命を救った なのに私の命を奪うというのなら好きにして ひと思いに殺せばいい!」それを聞くと
力尽きたように剣を下ろす 座り込む海欄珠
呆然と寝殿を後にする玉児
「地獄の入口から戻ってこられた」と恐怖を口にする
心配するスマ「お嬢様は潔白ですもの」
玉児は「誰かが凧に毒を塗り海欄珠とフリンを狙った 礼を言わねば」

(当然哲哲でしょうね)

玉児は哲哲に聞くが知らぬと答える
「何者かが毒を仕込んで海欄珠を流産に追いやった」
「その者とは?」
「とぼけないでください フリンの凧に誰が毒を仕込んだのか
私にはわかります」
「私の仕業だと言うの?」
「叔母上が海欄珠を放っておくはずがない でも予想できたはず
陛下が戻れば必ず訴えると 陛下がお許しになると思いますか?」
「私を脅かすなんて なぜ変わってしまったの?」
「叔母上に学びました」哲哲を睨む玉児

そして寝殿での海欄珠の死
呆然とする玉児にドルゴンは
「なぜ死んだ 答えろ 君が仕組んだのか 私の助けなど必要はない」
立ち去ろうとするドルゴンを呼びとめると
「私に誓ってくれたことを覚えている?一生 私のために戦うと」

海欄珠が亡くなったことを聞き ホンタイジは急きょ早馬で帰ってくる。
海欄珠の亡きがらを前に
「起きてくれ 朕が戻ってきた 眠いのか 何年眠ろうが待っている」泣きくずれる
「海欄珠の死は悪血により発作を起こした 侍医も証明している」
哲哲の報告にホンタイジは信じない
「宝剣まで与えたのに よくも殺してくれたな」
「濡れ衣です」弁明にも「朕が必ずや欄児の敵を討つ 白状せぬなら全員殺す」
息巻くホンタイジ するとナムチョンは
「知っています 海欄珠と玉児は言い争いとなり宝剣を向けていました 
またウーヤーの件で皇后娘娘とも もめたそうです」証言する
「誠か?」
「間違いありません 2人で手を組んだに違いない」ナムチョンは自分を
かばうのに必死
「言いがかりを信じるおつもりですか? 真実が知りたくないなら殺せばいい」
愚かな君主だと 民が知るまでです」玉児も言う。
「侮辱するつもりか」短剣を抜き 振り下ろすその手を玉児が受け止める
「離せ」憎しみの目で玉児に言う。「陛下 どのみち姉さんは戻りません」
「離すのだ」玉児の手を振りほどき 再び剣を振り上げると同時に倒れるホンタイジ

ホンタイジは中風となってしまった。
だが治療させれば 哲哲達は皆殺されてしまうと恐れおののく
ドルゴンは「しばらくはめざめないし なにか手があるはずだ」と

ナムチョンは早速 荷造りをし始め 逃げる用意をしている。
その様子を見ていた玉児は「ボゴルを見捨てないで」というが
「自分の命も守れないのに連れて行ける?」ボゴルの頬を撫でる目には涙
力を合わせて生き延びよう 子は守る 玉児の説得にナムチョンはボゴルを抱きしめる

ホンタイジは欄児の夢とともに目覚める。
立ちあがろうとするが再び倒れる

玉児はこのまま殺されるしかないのかと 案じながら 
海欄珠がくれたフリンの綿入れを見て入れた。その時綿入れの中に隠されていた
手紙を見つけた。それを読むと急いで隠した。
哲哲はホンタイジが目覚めたと教えにきた
いまだ怒りが収まらない 助けてくれと玉児にすがる
そして 陛下はドルゴンの子だと疑っていた初めての子の命を奪ったと
白状する。驚愕する玉児 陛下の子なのになぜ我が子を殺そうと?
哲哲は「陛下は愛する女の事だけ 私達の子供も殺そうとしている 身勝手な人だ」と 
「どこまで残酷な父親なの?」玉児も泣き叫ぶ
「泣いては駄目よ 今はフリンを守らない」と哲哲

ドルゴンは玉児を案じ
「君が望むなら 君とフリンと私の娘とともに逃げよう 見つからぬ場所で暮らすのだ」
その言葉に「逃げればあなたは愛新覚羅の子孫でなくなる」
「構わない 守りたいのだ」
「危険を冒してほしくない 真実を伝えなければ子供たちも殺されるわ」  

誰にも会わないと言うホンタイジに会いに行く玉児
苦しそうなホンタイジ「誰が殺したのだ」「その答えはこの手紙を見れば分かります」
海欄珠の残した手紙を読むホンタイジ
当然 玉児が気がつくであろうと記されたこと

“陛下がこれを読むのはフリンの誕生日の頃 
 計画どおりなら 陛下は皆に見限られたはず
陛下が愛する人も 愛さぬ人も 皆陛下のもとを去っているでしょう“
最愛の男性を奪われた以上 陛下には向き合えない
 陛下の最愛の女性を殺すことによって 同じ痛みを味わせ
 卓林への贖罪とするつもり 陛下の愛は来世で恩返しします“


ホンタイジ「なぜ 朕を罰しない 朕を孤独にしても構わないのに
なぜ自ら命を絶ったのだ 欄児 欄児」泣き叫ぶ
「姉さんは命を絶つことで 陛下に苦しみを味わわせ 
 陛下が周囲の人々を誤解し 殺すように仕向けた 
 陛下が孤立するようにね それが姉さんの復讐なのよ」
玉児の言葉に「黙れ 失せろ」そういうと倒れこむホンタイジ
倒れてもなお呼び続ける「欄児 欄・・」
その姿に冷ややかな目を向けると立ち去る玉児

(食べてはいけないと侍医に言われた物を食し
自分の命を縮めてして復讐と化した海欄珠)
 

 ホンタイジはフリンをそばに呼び付けて 玉児は会うことが許されない。
毎日のように嘆願する玉児
哲哲やナムチョンも目通りさえできない。

そして会えないまま3年
度々吐血するホンタイジの様子を案じる哲哲達
玉児を呼ぶホンタイジ 変わり果てた姿に言葉を飲む玉児だが
「3年ぶりだがそなたは変わらぬ だが朕は老いた」
黙っている玉児に「哲哲や他の者なら必死で否定する きっと朕が若いなどと
ぬかしただろう なぜそなただけは違うのだ」
「心に嘘はつけません」「答えよ 朕はそなたが崇めた英雄のままか?」
「本音を申しても?」「構わぬ」
「陛下は今も天下の英雄です でも私は昔の玉児ではない」
「ドルゴンは?朕のように将来 天下を揺るがす大英雄になるのか?」
「彼は戦上手で 陛下のため幾度も勝利を飾った 彼は永遠に陛下の勇士です」
「そうか その言葉忘れるでないぞ」そしてフリンを呼ぶ
喜ぶ玉児だがフリンは玉児のそばに来ようとはしない。
「母よ 母と呼んで」その問いかけにもフリンはホンタイジのそばを離れない
「怖くないぞ 呼んであげろ」ホンタイジの言葉にも口をつぐんだままのフリン
三年 玉児に会わずにいたフリンは病にかかっている それは玉児が生涯かけないと
治せない奇病だと言うホンタイジ 

次は哲哲の目通り
哲哲は玉児や海欄珠と比べても劣りはしない それなのになぜ海欄珠ほど
朕は愛を注げないと思う?皇子を産めなかったからだと言う哲哲に
弱弱しく「そうではない 玉児は朕にとって好敵手だ 玉児が一手を打つと
朕は次の一手を考える 結局最後はどちらか勝つのであろうな」天を見上げる
「一方そなたは 鏡に映った朕だ そなたを見ると己を見ている気になる
だがな このような己を朕は到底好きになれぬ」
「では海欄珠は鏡の中の花ですね 永遠に手に入らぬのに
 陛下は心を捧げた」哲哲の言葉に
「驚いたな 最後に朕を理解したのも やはり哲哲か」
「私にとって陛下も鏡の中で咲く花なのですよ」
ホンタイジの手を握る

 (フリンを使ってホンタイジも又復讐するの?)

中国ドラマ 宮廷の泪 27話

2014-05-08 21:51:59 | 中国ドラマ
小玉児はチチカと名の子供と幸せにしていた。

いまだドルゴンとのわだかまりがあるホンタイジは
ドルゴンの献策には踏みとどまる。
そして洪承疇を登用させるには亡き妻の面影を
追い続ける洪承疇に 妻そっくりな玉児に説得させようと考える。
再び同じ状況に置かれた玉児は苦悩する。
スマからこの事を聞いたドルゴンは激しく怒る。
「私がいる限り 玉児にはつらい思いはさせぬ」

ナムチョンはまだ目覚めぬ海欄珠の枕元で
「この女狐め 半死でも陛下を惑わすなんて 陛下は私には目もくれない」怒る
そこへ玉児が入ってくる 急いで隠れるナムチョン
玉児は「姉さんを信じたくなかった でも今になって話がしたくなったの
  たぶん死を覚悟したからね」語りかける。
 「深く傷ついたから目覚めないのね そのほうが幸せかも知れない」
 それを聞いているナムチョン

洪承疇の妻そっくりの衣装を着た玉児
ホンタイジは
「つらかろう だがそなたが唯一の希望なのだ 清の覇業に関わるゆえ
 仕方がないの そなたを貴妃とし フリン(玉児の子)を親王に封じる」
「私が聞き入れず死を選べば 陛下はフリンを冷遇されますか?
 陛下の命令に背いた母親の息子だと 」
「玉児」
袂から手紙を出すと
「覚えてますか?陛下が出征から私に宛てた手紙を 
 陛下はあの件に触れようとはしませんが 私は残していました
 なぜなら陛下を愛していたからです 信頼されて光栄だった
 もし また噂が立ち 私が死を賜ったら フリンには内密に
 そうすれば心残りもない」
「行ってきます 陛下のために全力を尽くすつもりです あの日あの時と同じように」
そういうと手紙を細かく破り捨てる。
散っていく紙吹雪を見るホンタイジの目に涙が一筋
「わずかに残っていた夫婦の情は手紙のように消えてしまうのね」玉児は思う

(なんで泣くのか分からないわ 玉児への罪悪感?それともドルゴンへの嫉妬)

そしてドルゴンは秀珍にも玉児と同じ姿をさせると洪承疇の牢へ 
玉児が食事を持って牢の中に入っていく
「清の飯など食う気はない ひと思いに殺せ」そういう将軍に
「将軍が死ぬのなら青児も命を絶ちます」驚いて顔を見ると
「なぜここにいる 会いたかったのだぞ」
「食事を持ってきたの」「毒入りなど食べない」
「毒入りだと疑う汁物なら 死にたい将軍なら願ったりでしょう」と
器のふたをあける。妻の青児が作ったのと同じ味だと喜ぶ
「青児なのか?そんなわけがない 別人だ」
「私は心が死んでしまった女なのです」
「なぜだ?」
「愛する夫は私に偽りばかりを言い 私を捨てたのです今は生きる意味さえ失いました
「美しいのに、なぜ昔の男にこだわる 生きる希望さえないのか?」
「将軍も愛する人を失い 自暴自棄になったのでは?」
うろたえる洪承疇
「こうして心の中の英雄に 思いを吐露出来ました 死んでも本望です
 死ぬ前の言葉は重いもの 私の言葉を聞いて下さいませんか?」
「ああ 言ってくれ」うなずく洪承疇
「民を苦しめる暗愚な主のために 命をかける価値があると?」
「何?」先ほどと違う口調の女にたじろぐ洪承疇
「才能あふれ 智謀に長ける将軍がこのまま埋もれては惜しいです」
牢の外に出ようとすると「死ぬな 生きるのだ」洪承疇
「ご自分は死を求め 私には生きろと?滑稽ですね」
「それは・・・」
「青児 死なないでくれ 頼む 生き続けるのだ」牢の外に向かって叫ぶ
「どうしてだ 私が愛した女は 皆離れていく」
ドルゴンが現れる「ドルゴンだな?ある者を救ってくれ」
「いいだろう 将軍のたっての望みだ かなえてやる」
そして秀珍が現れる
「清に忠誠を誓ってくれれば 永遠に手放さずに済むぞ」
秀珍の手を握って考える
先ほどの女と思っている洪承疇は考える
「無理強いはしません 将軍とこうして出会い 情けをかけてもらいました
 もう心残りはありません 将軍が死にたがるのなら 私も一緒に・・」と
秀珍は自分のかんざしでのどをつこうとする
止める洪承疇 「私は生きる だから死ぬな」秀珍を抱きしめる。
外では「君の予想どおりだ」ドルゴンは玉児に言う
「ありがとう」「なぜ礼を言う?きみの力ではないか」

帰り道
「成功しようが失敗しようがホンタイジは私に自害させる
 ならば死ぬ前に空を目に焼き付けておきたい
 そして一番の友 ドルゴンの事も」思う玉児
疲れているはずなのに眠れないという玉児に
ドルゴンは「休めば疲れも取れる だが心の疲れは人を苦しめる」
空の上をみると鷲の金玉児が飛んでいる。
「金玉児のように自由に空を飛びたいわ」
「同じ気分を味わせてやる」
ドルゴンが用意していた大きな凧をみると
「飛べるの?」
「分からない 試してみよう」
2人が飛んでる姿を岩陰から不安そうに見ている小玉児 
幸せそうに笑いあう2人
「早く戻って上げて 小玉児と子を頼むわね」玉児が言うと
ドルゴンは「ああ 2人のことはこれからも大切にする」
その言葉に 誤解だったと安心する小玉児
帰ろうとするとナムチョンがあらわれる。
「ナムチョン なぜここに?」
「どうやら目的は同じね 私通の証拠を押さえに来たのではないの?」
「悪い冗談よ」「素直になったらどう?」
「凧が遠くへ飛んだら 駆け落ちしたかも」ナムチョンの言葉に
「それ以上言うと 容赦しないわよ」腹を立てる小玉児
「本当に愚かね 玉児を見つめるドルゴンの瞳に気付かないの?
 一緒に暮らす夫から見向きもされない 見返したいのなら協力するわよ」
小玉児の手を取る。
「ドルゴンが誰を見ようがあなたは陛下の妃だわ なぜ気にするの?
  ドルゴンから目が離せない?あー好きなのね?」小玉児は言う
「私は親切心から協力しようとしただけよ」ナムチョンの言葉
「ならいいわ 言っておくけど夫婦だからこそ もめ事も起こる
 彼の名声を汚すのはやめてほしいわ」
それでも嫌味をやめようとはしないナムチョン
「たとえ 彼が誰かに目をとめようが 永遠にあなたを見初めることはない」
耳元で囁く小玉児
それに逆上したナムチョンは「どいて」小玉児を振り払う
その弾みで足を滑らした小玉児 岩肌にしがみついている小玉児
 助けてくれとナムチョンに助けを求める
あわてて手を握ったものの
「私を侮辱したわね 許せない ドルゴンと玉児はあなたが誤解して
 自害したと思うわね 一生苦しむのよ」故意に手を放す。
小玉児は谷底へ転落

ドルゴンが帰ってみると チチカ1人 小玉児を探す
宮女はドルゴン達の様子が気になって見に行ったと聞かされ
岩山を探す 
ドドも小玉児の夢を見る 目覚めたその目に映るはスマの姿
「小玉児ではない 小玉児はどこだ!」
ドルゴンは小玉児を発見「小玉児!」
その場に座り込み号泣するドルゴン

葬儀の日
憔悴のドルゴンは小玉児が自害したと思っている
「なぜ私の帰りを待たない どんなに憎くても先に逝くなど
 今生では もう二度と妻は娶らぬ 君が唯一の妻だ」涙する
ドドも又号泣

ホンタイジは洪承疇が投降すると?聞き
亡き妻そっくりの秀珍を遣って落としたと范文程が報告
秀珍の存在を知らなかったホンタイジ
「ドルゴンは見事だな」またして面白くないホンタイジ
范は「秀珍を洪承疇に与えては一生忠誠を誓うだろう」と言うが
考えがあると言うホンタイジ

ホンタイジはナムチョンの所へ行き
「なぜ 小玉児は死んだのだ」と聞く
最初は知らない振りをしたナムチョンは
「睿親王(ドルゴン)と荘妃娘娘(玉児)に似た人が密会しているのを
 小玉児が目撃したそうです
 それで小玉児は思いつめて崖から身を投げたとか」
「誠か?」
「そう聞きました でも話が変ではないですか?
 荘妃娘娘は勅命で任務に向かったはずですよね 
 陛下は睿親王に協力を命じたと思っていましたが
 自害するほど誤解したのでしょうか」
ナムチョンの言葉を黙って聞いているホンタイジ

(一癖もふた癖もあるナムチョンが登場してから イライラするわ
ホンタイジも自分で調べたらよいと思うけどね こんな女のことを信じたりして)


玉児は小玉児の死を悲しみ 海欄珠に会いに行く
「姉さん 小玉児が死んだ 盛京に来ていなければ私達の運命は違っていた」
語りかける。
そこへホンタイジもやってくる。
「荘妃に用があったところだ そなたに話がある」
「何でしょうか?」
「洪承疇を投降させ また手柄を立てたな そなたに褒美をやる ドルゴンにもな」
刺すような目つきで玉児を見るホンタイジ
「だが ドルゴンの言動はどうにも朕を悩ませる 教えてくれ 
 賞するべきか 罰するべきか」 
「一体どう意味でしょうか」毅然とした言葉の玉児
「そなたは確かに賢い だがドルゴンと共に 
 その知恵を使い朕に対抗しょうとするのはなぜだ 
 似た女がいるのならば朕もそなたを遣わしたりはせぬ
 奴が朕を悪人に仕立て上げたのはどういう了見だ」
「ドルゴンは陛下のため 洪承疇を説得し 私や陛下の名誉を守りました
 彼は力を尽くしたのですよ」声を荒げる玉児
「また かばうのか」怒るホンタイジ
「説得に行くことになった日 私は死を覚悟しました 罪のない者を殺すなら
 私に死を賜り下さい 」
「その言葉を聞いて私が罪悪感を抱くと思うのか そなたを殺せぬとでも?」
乱暴に玉児をつかむと突き放す。
海欄珠の寝台によろけた玉児は海欄珠が発した言葉を聞く。
「姉さん」「欄児」ホンタイジも駆け寄る。

(ドルゴンの献策には賛同しない癖に 手柄を立てるとこれまた嫉妬
 自分は海欄珠を一途に思うくせにね)


中国ドラマ 宮廷の泪 26話

2014-05-07 13:34:09 | 中国ドラマ
哲哲は皇后の座を諦めていなかった。
ドルゴンにも助けを求め「呉克善や八旗を味方につけ陛下が海欄珠を冊封せぬよう阻止するの」と言い
 又「私が皇后になればあなたの愛する者は安泰よ」

ホンタイジは「単なる女子の事で 連名で上奏してくるとは
   海欄珠を皇后に立てるのは反対か?」
ドルゴンは「我らが反対するのも大局を考えてまで 後宮には八旗や蒙古投降した者もおり
  政に大きく影響えお及ぼす 後ろ盾もない皇后では誰も納得しません」
「では誰を皇后に立てたらよいのだ?」ホンタイジは聞く
「哲哲大福晋は賢明であり陛下も内助の功を称えました」
「言いたいことは分かるが 哲哲は子ができぬ 皇子を産めぬのに
 皇后に立てるつもりか?」
「皇子を産んだら皇后に慣れるのなら 私の母も候補に挙がっても良いはずだ」
 ホーゲも言う。
「陛下は海福晋の身分を高めて皇子を救う気では?」
「後宮では海福晋だけが使用人の身分 皇后に封じては国の面目が立ちません」
ドルゴンとともに兄弟皇子達そろって反対するが
「朕の私事だぞ 賛同など求めぬ 朕こそが一国の主だ」ホンタイジは怒鳴る
あくまでも海欄珠の味方であるホンタイジ 一歩も譲らぬと聞いた玉児は
それならばと「逆手に取るのです」提案する。

哲哲と玉児に呼ばれていると言う海欄珠にホンタイジも付いていく。
呉克善も来ていて ホンタイジは「嫌がらせにきたのか」という
玉児は良い方法があると言う
「大福晋を皇子の母にするのです」「どう意味?」驚く海欄珠
「先代ハンは 叔母上は気品があり 気高いゆえ陛下の正室に決められた
 これまでも天下を志す陛下を支えてきた まさに民にとっての皇后とも言える
 叔母上が母となれば 第八皇子も尊くなるかと」
「そのとおり 叔母上は一族の誇りゆえ ホルチン部も陛下の為に必死に戦ったのです」
呉克善も口添えをする。
平静ではいられない海欄珠は「私から皇子を取り上げないでください。」
ホンタイジにすがる
哲哲は「他人ではない叔母なのだ 子が産めぬ私は我が子のように愛します」
 陛下に必要とされなくても 皇子がそばにいてくれます。
 どうか願いを聞いてください」涙ながらにひざまずいて言う。
「長年連れ添ったそなたを捨てるものか 考えさせてくれ」とホンタイジ
思いあぐねた海欄珠は皇子をつねって泣かせ
「母から引き離されると泣いている」と言うが
玉児は「皇子が泣いている 叔母上が抱いてみて 泣きやむと
 きっと母子の縁があるのだ」哲哲が抱くと泣きやみ
「子供を返して」海欄珠が抱くと泣きだす。
どちらの言い分にも決断しかねるホンタイジは
「明日祈祷して 第八皇子の母と皇后を決める 天意次第だ」といい寝宮を出て行った。

翌日
確実に哲哲が皇后になると信じている玉児達
だがホンタイジは「熟慮した結果 第八皇子の母親を哲哲とする」
当然そのあとに続く言葉に期待をしている哲哲は喜んで「感謝します」と礼を言う
ホンタイジは哲哲に向かって「第八皇子は2人の母に愛される 朕こそ感謝したい
 今後は欄児を支え 皇子を世話をしてくれ 玉児そなたも同じだ」
「どういうことで?」
「天に聞いた やはり海欄珠を皇后に冊封する」という
予想外のことに驚く哲哲 玉児 ドルゴン達
だがホンタイジはすでに決めたことだと撤回しようとはしなかった。
「欄児が皇后として幸がないのならば 朕の寿命を十年縮め 海欄珠に幸を与える」
そこまで言い切るホンタイジ やはりあがらえない臣下たち
そこに突然雪が降りだす
「よいか 明日にも海欄珠を皇后に封じる 大福晋 玉福晋 娜福晋が妃だ」
そういうと海欄珠の肩を抱き去って行った。
呆然と立ちすくむドルゴン達

またもや半狂乱になった哲哲は宮女さえ寄せ付けず 雪の中をさまよう
その哲哲の前にヤーチュンの幻影があらわれ哲哲を責める
 又サイチーヤーも「皇后になるため玉児を裏切ったわね」その姿に耳を覆う
「陛下 私の愛を踏みにじるなんて あなたのために涙は流さない」

海欄珠は鳳袍を手に取り
「卓林やっと鳳袍を着られる 復讐がかなったのよ喜んでくれる?
 だけど陛下は深く愛してくれる 報いるため良き妻 良き母になるしかないの
 卓林あなたは喜んでくれる?」
「あなたを祝福するわけがない」哲哲が言いながら入ってきた。
海欄珠は「憔悴した姿を装っても陛下は同情しないわよ 
    愛してくれない男にこれほどすがる価値がある?」
「あなたこそ 私への復讐のためとはいえ 
    愛していない男の皇后になる価値はある?」
「私が卓林を殺したと思っているの?確かにオバイを遣わしたのは私
  あの日卓林は矢を・・」そこまで言うと哲哲の首をつかみ
「私達の苦しみを倍にして返すわ」
「本当に復讐が終わったと思う?」首を絞められながら哲哲は言う
「卓林を殺したのは私ではないわ あなたのホンタイジよ」
「なんですって」驚き手を放す。
「私が卓林を殺して何の得になる 福晋が増えるだけ
  あの夜 ホンタイジは何度も言ったわ
  獣なんかに負けるものか 死んだはずだろう?と
 私とオバイは単なる駒にすぎない 駒を動かした張本人はホンタイジだわ」
「そんなの嘘よ そんなでたらめ言わないで」耳をふさぐ海欄珠に直も
「よくお聞き 明日あなたは浮かれて皇后になればいい
 敵を討てぬどころか 敵の子を育てるのよ」と激しく肩を揺さぶる。
「卓林が祝福すると思う?呪うはずよ」
海欄珠は思いがけない真実に苦しむ。

皇后の冊封の儀の日 
再び皆がそろっているが海欄珠の姿が見えない。
宮女が「海福晋が大変だ」と呼びに来る
急いでホンタイジは迎えに行くが
寝宮の扉を閉めて 中に閉じこもっている海欄珠
声をかけて 開けるように言うが何の返事もしない
ホンタイジは扉を破り中に入る。
そこには皇后の衣装を焼いている海欄珠の姿に「欄児 何を燃やしている?
「鳳袍よ」無表情で答える。
 海欄珠は
「昨日卓林が夢に出てきました 自分を殺し成仏させないのは陛下だと
  卓林の言葉は本当なのですか?」
「それは単なる夢だ 真に受けるな」
「それもそうですね 夢を真に受けてはいけません ただ怖いのです
  第八皇子がこれほど病弱なのは卓林の呪いかも 陛下は私達を愛してくれます
 どうか1つ願を聞いてください」「言ってみろ なんでもかなえてやる」
海欄珠はホンタイジの手を取り皇子の前で
「夢での卓林の言葉は嘘だと誓ってください
 もし陛下が偽れば第八皇子は幸を奪われ 命を落とすと」
「死人のために この子の命を懸けるのか?」
「不安なのです」
「冊封の儀だというのに鳳袍を焼き 朕に誓いを立てろだと?」声を荒げるホンタイジ
「あんな獣のために」
「誓う勇気がないのですね」海欄珠もまた声高くわめく。「夢は本当なのですか?」  
「殺して何が悪い 記憶を失った獣がそなたを守れるか?」思わず口走るホンタイジ
「本当なのね まさかあなたが黒幕だなんて」ホンタイジをつかむと
「どうして 卓林を殺したのよ」泣きながら激しく胸を打つ。
「愛する女を手放せない」「だから私の愛する人を殺したと言うの?私も殺せばいい」
興奮する海欄珠を抱き締めると「殺すものか そなたは永遠に朕のそばにおく」
海欄珠はそれを聞くと「無理だわ」力一杯にホンタイジをはねのけると
皇子を抱いて駆けだす。その後を追うホンタイジ「欄児 どこに行く」
その騒動に駆け付ける玉児 哲哲 ナムチョン達
ホンタイジはなんとか落ち着かせようと「悪かった 罪滅ぼしは必ずする」
「陛下の愛は分かります でもどうしても許せない」その時 海欄珠の体をつかもうとするが
 海欄珠は振りほどこうとして 皇子もろとも階段から転げ落ちる。
「欄児!欄児 死ぬな」ホンタイジの悲痛な叫び声が響き渡る

そして 哲哲は皇后に冊封 玉児とナムチョンは皇子を出産
玉児は幸せを見つけたと 母へ文を書いている。

二年後 まだ目覚めない海欄珠のそばに寄り添うホンタイジ
「めざめた時 朕の顔を一番に見てほしいと」
その姿に玉児は「一番最初にホンタイジに出会っていたら幸せだったのに」思う

明軍の指揮官 洪承疇を捕虜として投獄したとの報告に
ホンタイジはその処置を考えていた。さらし首にしてはという意見の中で
ドルゴンは「洪承疇は明では人望があり 殺しては明兵は反発しかえって
 団結されてしまい 逆効果だと」
「では どうする」
「登用するのです 手ごわい洪承疇を承服させれば 明側につく部族も動揺するはず
明軍内の足並みが乱れ 自滅を誘うかと」策を言う
「殺すか 登用するかもう少し考えよう」ホンタイジは答える。

そして「洪承疇ほどの男だ ソニンでは説得できん なにかいい案はないか」
范文程に相談をする。
「噂では 洪承疇は情に厚く 妻が亡きあとは独身を貫き
 妻に似た女を次々と厚遇する」と言う。
それを聞くと「その似た女を探せば 奴を揺さぶれる」ホンタイジ
その妻の顔を知っていると言う范文程が彼女の絵を描く
その絵はなんと玉児そっくり

(これで終わりかと思うほどの壮絶な場面でしたが 玉児の運命いかに・・)

中国ドラマ 宮廷の泪 25話

2014-05-06 13:58:42 | 中国ドラマ
阿古拉を殺したのは「あなただ」ナムチョンを責める海欄珠
「訳がわからないわ 金牌ってなによ」
「阿古拉はこの手紙を残して行った あなたとの仲を認めてほしい
  そしてあなたから金牌をもらったとね
 この手紙を陛下に見せても しらを切り通せるかしらね」
あわてる様子のナムチョンは手紙を奪おうとするがすぐ開き直り
「渡せばいいわ 阿古拉があの世で嘆くわね」
「心配しないで 愛する女があとを追えば阿古拉も喜ぶ」
ナムチョンは急に涙声になり
「今回の事は 誤解だわ あの金牌は阿古拉への愛の証しなの
 彼には雄々しい草原の鷹になってほしかった まさか金牌を
 あのような・・・」言い訳をする。
手紙には何も書かれてないのが分かると「騙したわね」態度が一変
「陛下に伝えて あなたには死んでもらう」海欄珠の言葉に
「いいわよ死んであげるわ 阿古拉の忘れ形見と一緒にね」
驚く海欄珠に
卓林を殺した哲哲に復讐するのに協力すると言うナムチョン
尼に手紙を書いている海欄珠

(ナムチョン煮ても焼いても食えない女だわ)

哲哲は再び 皇后の衣装を前に喜びをかみしめていた。
その様子を目にした海欄珠 「その鳳凰の衣装は着せるもんですか」

ドルゴンはドドの目が見えないことが心配
玉児とスマが様子を見に来る
侍医の治療も効かずドドも絶望する。

かって過ごした岩山で
ドルゴンは玉児にドドとの兄弟愛をきかせる。
玉児は「うらやましい あなたとドドは強い絆で結ばれている」
「君達姉妹はどうだ」
「母上も阿古拉も死んでしまったのに姉妹に戻れると思う?」
「阿古拉を殺した私を恨むか?」ドルゴンは聞く
玉児「なぜ 恨むの? 罪を犯せば罰を受けるわ」
「変わったな」
「いろいろ起これば変りもする」
「君には変わってもらいたいが 昔の君が消えてしまうのは望まない」
「回りくどいのね あなたらしくないわ」
「人は変われる だが自分を傷つけた人に振り回されるな」
黙って笑顔を見せる玉児
「雪が降っていたらいいのに また雪だるまを作れるわ」

ドドの枕元でスマはドドの回復を祈り 木の実を握らす
すると目を覚ましたドドは その実の匂いで嬉しそうに
「チチカ ありがとう」という
スマは喜んでくれたドドに「なぜ 私をチチカと?」
「小玉児 すまない 最初に会った時 チチカと名乗ったのが忘れられなくてね
 それに君が笑うと 花のようにうつくしい」
スマはドドが慕うのは小玉児だと分かる。
スマはそれでもチチカのように明るく「薬を煎じても飲まないし、」注意すると
ドドは「君が煎じてくれたのか だったら全部飲み干すよ」嬉しそうに飲む。
思わず笑うスマを小玉児だと思っているドドは
「君の笑い声が好きだ もっと笑ってくれ」

海欄珠は玉児を呼んで「あなたの好物を作った」と差し出すが
飲もうとしない玉児に「毒入りだと?」
海欄珠は自分で飲んで見せるが顏を背ける玉児
「まだ疑うの?」
「いいえ 自分を疑っている いつも疑うべき人を信じてきたから」
「阿古拉が死んでつらいとは思わない?」
「私が? 分からない」
「私を姉だと思う?」
「あなたこそ 私を妹だと思っているの?」 
海欄珠は卓林を殺したのがサイチーヤーでなく哲哲だったと言おうとするが
玉児の心は頑なに海欄珠の言葉を拒む。
「その手で姉妹の絆を絶った あなたは復讐しかない
今度 悪事を働けば天が許しても私が許さないわ!」玉児は言う。

海欄珠の子供は体が弱く乳も飲もうとしないので衰弱している
このままだと命に関わるかと 侍医にいわれ案じる海欄珠

皇后冊封の儀
ホンタイジ 鳳凰の衣装を身につけた哲哲 皇子 そして福晋達が集まっている時
海欄珠が「陛下 助けて下さい。皇子が高熱出しています。」子供を抱いて駆け込んできた。
あわてるホンタイジは「侍医を呼べ」
法師の薬を飲ますと目覚めたと ホンタイジは喜び 褒美を与えるぞというが
法師は「皇子は満一か月まで生きられない
  子が母の尊さを決めると言うが皇子の場合は逆で
  母が子の尊さを決める命運なので 海福晋は卑しい出ゆえ
  子は生まれながらの虚弱であり 夭逝の相がある」
法師の言葉に衝撃を受け 今にも倒れんばかりの海欄珠を支えるホンタイジ
「欄児は妃になるのだぞ まだ幸が薄いと申すのか?」
「龍である陛下には鳳凰のような女性こそ 釣り合うというもの」
「私のせいね 私の幸が薄いからよ どうか母を許して」嘆く海欄珠

ホンタイジの戻ってくるのを今や遅しと待っている哲哲達
そこに冊封の儀は延期の知らせが入る
皆それぞれ帰っていくが ナムチョンは玉児に思わせぶりの顏をする
哲哲は怒りを押さえながらようやく立っている

哲哲は侍医に
「もう一年も薬を飲み続けているけど 月のものはいつくるの?」聞いている
「根気よく薬を飲み続ければ みごもるのも可能です」答える侍医に
「皇子を産んでこそ正真正銘の皇后に慣れるのに」侍医に怒りをぶつける。

帰りかけた侍医を呼びとめるナムチョン
侍医に同情するかの言葉をかけると 
「大福晋が不治の症状に腹を立てたのでは?」
「私の落ち度であり 大福晋は無関係です」
「では 薬を飲んで身ごもれなくなったのも無関係なの?」驚く侍医
「報告していない事を陛下が知ればどうなる?」
「それは・・」とまどう侍医の前に銀子を見せる。
「これは 海福晋からの心ばかりのお礼よ 
陛下は海福晋と第八皇子を愛するあまり冊封の儀も延期にした
皇子を産めぬ者が将来の皇后になれるかしら 鳥も止まる木を選ぶ
陛下に対して 何を報告するべきかは分かっているはずよ」
ナムチョンの言葉におびえる侍医
金に目がくらんだ侍医は ホンタイジに報告する。
ホンタイジは「いまさら そんな報告をするとは」怒る

ホンタイジは海欄珠の様子を見に来る
「海欄珠は皇子を抱き 卑しい身だと自分を責めている
毎晩 窓際にひざまずいて天に祈り 自分の命を削ってでも皇子を・・」宮女の言葉を遮ると「下がれ」
ホンタイジがそばに来ると海欄珠はさも悲しそうにため息をつく
「欄児 朕がどれほどそなたを救いたいか 絶対にそなたを失望させぬ」思うホンタイジ

ホンタイジと哲哲
皇子を案じる哲哲に「第八皇子は予言どおり 満1カ月持たぬかも」
「しょせんは法師の予言ですし 人の生死はどうにもなりません」慰める哲哲に
「天に背いてでも命は救う」
「私も陛下のため 男の子を産めます」
「哲哲 折り入ってそなたに話があるのだが・・・」
「私と陛下の間では遠慮することはありません」
「この数年 月のものが途絶えておるな」驚く哲哲
「そんなことはありません 信じないでください」
「皇子を産めと強要したくないのだ そなたもつらいだろう」
「陛下を愛しているので つらくはありません」必死で言う哲哲
「朕を?」「当然です 陛下は私の夫なのですよ 陛下のためなら命も惜しみません」
「その言葉を信じる だからこそ そなたに第八皇子を救ってもらいたい」
「どうやって救えと?」
「どうか理解してくれ 欄児を皇后にすれば第八皇子の命は救われるだろう
哲哲 そなたが犠牲になってくれ」
ホンタイジの言葉が信じられない哲哲
「嫌です 私が唯一の皇后だと言いました。どうかお考え直しください」
必死で嘆願するがホンタイジの決意は固く
「皇后などしょせんは名目だ そなたの恩は忘れない 朕の心の中ではそなたが皇后だ」
慰めの言葉も耳に入らない哲哲は「私が皇后だ 絶対許さない」泣き崩れる。

第八皇子の1か月の祝の席
哲哲の姿はない
そこでホンタイジは海欄珠を皇后に封じ 第八皇子を皇太子とすると報告をする。
他の兄弟達の反対意見にも耳を貸そうとしないホンタイジ
「哲哲は弱っており 後宮を管理する重責は担えん 
一方海福晋は聡明で第八皇子を産んでくれた 皇后の息子は当然皇太子だ」
宣言する。
いの一番にナムチョンの「おめでとうございます」それに続いて皆が祝の言葉を言う。

ナムチョンは皇后娘娘に鳳凰の刺繍入りを贈ると
他の福晋達と話しているところへ 哲哲が通りかかるとわざわざそばにより嫌味を言う。
無視して行こうとするが直も呼びとめるナムチョン
それを見かけた玉児は「叔母上 気にしないでください」声をかける。
「叔母上は母上のように強い女性ですね」
「私は平気よ」
そこへ海欄珠が呼んでいると宮女が来る
海欄珠は「玉児 これはすべての女性が憧れる鳳袍よ 叔母上より私のほうが
似合うはず 」「酔ってるの?」
「一緒に祝ってよ」
差し出す杯を払いのける玉児 「着たくもないくせに」
「誰が言ったの?この鳳袍を着れば皇后になれる 皆が私のことをうらやむのだわ」
「だったらなぜ鳳袍にお酒がかかっても 平気でいられるの?
卓林さんが贈った花嫁衣装は豪華な飾りがなくても 姉さんにとっては
宝物だったわ 皇后になれると喜ぶ芝居をしたところで
私や自分の心はだませない」その言葉に「そう?」うそぶく海欄珠
「叔母上が苦労してきたのも皇后の座に就くためなのよ
望みもしない座をなぜ奪おうとするの」
 「卓林を殺した人は許さない 皇后の座に執着するなら それを奪って
一生踏みつぶしてやるわ」海欄珠の言葉が信じられない玉児は
「卓林を叔母上が殺したの?」聞き返す玉児
「ええ」「叔母上が殺すなんてありえない 殺せば陛下が姉さんを後宮に迎える」
「まだ 分からないの? あなたを嫁がせたのも陛下のご機嫌をとるためだわ
私を後宮に引きいれようと思ったのはあなたたち母娘に対抗させるためでしょうね
そして自分は魚夫の利を得る」
「そんな言葉私が信じると思う?」
「玉児 お母君を逆恨みして 後悔しているの あなたを傷つけた
 私を疑ってもいいけど哲哲を信じては駄目」
思いがけない事実を聞いて半信半疑の玉児

哲哲に会いに行く
玉児をみると哲哲は
「皇后の座は渡せない ドルゴンと呉克善の力を借りてくれ」と頼むが
「だったら正直に答えてください 卓林を殺したのは叔母上なのか?」
驚く哲哲 「誰から聞いたの? 海欄珠?」
「復讐するために皇后の座を奪うと言いました」
初め哲哲は「なぜ私が卓林を殺すの?」
「卓林の死の真相を解明できれば 海欄珠の恨みも消えるかもしれません」
哲哲は黙ってしまった。
「海欄珠の話は本当のようね 悪いですが力にはなれません」確信した玉児は出て行こうとする。
哲哲は突然ひざまずき 「玉児 私を見捨てないで 非はあれど私はあなたの家族よ」
あわてて駆け寄る玉児
「皇后の座は渡せない」「それほど皇后の座が大切ですか?」
「あなたや 呉克善 ドルゴンの為でもある」
「ドルゴン?」
「考えてもみて 海欄珠は残酷な女よ 阿古拉を殺したドルゴンを簡単に許すと思う?」
ドルゴンの名を聞くとうろたえる玉児
「何度も救ってくれたドルゴンを見捨てるつもり?」

(ドルゴンという弱みを突き付けた哲哲 やはりしぶとく生き残るわけですね
玉児はいつまでも同じだね 誰を信じていいのかしら)