ヴィーニャ・ヴィジャール・グランレゼルバ 2006

「良質なテンプラーニョの古木の果汁から造られ・・・アメリカンオークの樽で3年熟成・・」と書かれてあり、とても気になっていて今度買ってみようと思っていました。
ただ963円という価格が、高い訳でもなく、安いわけでもない微妙なところだったので手を出しかねていました。
ところが、このヴィーニャ・ヴィジャール・グランレゼルバが売られているOK ストアの棚に、「売れ行きが悪いので販売を中止します」と言った旨のPOPが先日でていたのです。
そんな訳で、計らずもあわてて一本買うことになりました。

※スペイン　バレンシアのワインです。


古木、2006年というところから、重い飲み口かと想像していましたが、そうでもありません。
また、タンニンが少しきつい。勝手な想像ですが、アメリカンオークの樽は、新しい物ではないか?　そんな感じで荒々しい。
香りは、胡椒のようなスパイシー。酸味も案外とあり、タンニンの渋さも加わって、何だかグレープフルーツジュースを飲んでいるよう。
しかし、時間経って終わりごろにはそれらも落ち着いてまとまった感じになりました。
こいつは、デカンタージュをして少し置いてから飲んだ方が良かったか、裏のラベルに書かれているように長期熟成に向くためもう少し寝かせておいた方が良かったのか・・・

ストレートにすぐ飲むには難しく、美味しく飲むにはひと手間いるのでリピーターがなく、売れ行きが良くないのかも知れませんなぁ。
ちょっともったいない気もします。