23インチのワークブーツXL250Sと錆びオヤジとブロンコも

昭和のバイク、昭和の車が大好きな
オヤジがいじり壊したり
治ったつもりのやっつけ仕事を
綴った独り言です。

友人S君の車

2013-07-20 22:57:28 | 昭和の車達

友人のS君の愛車、TA45カリーナ 昭和56年式?(だったかな?)です。

彼がこのカリーナのオーナーになって10年くらいかな?

元のオーナーさんがこのカリーナを手放したのは訳があった、

走行キロが20万キロを超え、走行中、前触れもなく、いきなりエンジンが止まってしまうといった症状が出て

それがいつ出るかわからない、出るときは数キロごとに出たり、また、出ないときは1週間くらいでない時もあったらしい。

もし止まっても、10分くらいすると何もなかったようにエンジンが復帰する。

当然オーナーさんは某T系のディーラーに修理を依頼し何度も何度も修理に出すが一向に治らず、

しまいにはカタログを持ち出し、新車をすすめられたそうだ、いわゆる「さじを投げられた」車でした。

オーナーさんはまだまだ乗りたかったそうだが、泣く泣く代替えを決意し、

「こんな車だが、もし治るんであれば、誰かに乗ってほしい」

と、いうのをS君が譲り受けた。

 

名義変更を済ませ、S君と私で、あちこちを調べたがわからない、やはり症状は時々出る、

「さじを投げられた車」 そうは簡単にはいかない、

そんなある日、アイドリング時にコンピューターの配線を一本一本ラジオペンチで軽く引いてたら、エンジンが「ストン」 止まった、

「出た!」

「これだ!」

コンピューターの付け根のコネクタのもとで一本が断線しているようだった。

一見被覆はしっかりしているが、中で銅線が切れてるのを発見!

走行中配線が触れるか触れないかくらいな状態だったのだろう、

そこを信頼のできる電装屋で修理してもらい、それ以降症状は出なくなった。もう心配ない。

元のオーナーさんにそれを連絡したら喜んでくれたらしいです。

 

そんな、いわく付きのカリーナだが、来月の半ば過ぎ、このカリーナで北海道に行くとのこと、

で、今日は心配なとこをメンテした。

ブレーキマスターシリンダーとフロントディスクのオーバーホールです。

マスターシリンダーとキャリパーを外します。

 

キャリパーの中はこんな錆び、

#400のペーパーで磨き錆びを落とします、ピストンは幸いにも錆び一つ無し、

良く洗浄し、グリースをたっぷり付け組み付けます。マスターシリンダーはまったく錆びは無く、きれいな状態だったが、中のピストンやらスプリングやらを交換しました。

 マスターシリンダーが付いてたブースター側は錆びてます。が、心配するほどでもなさそうなのでそのまま、

 

 

 ブレーキホースも新品に替えエアー抜きをし、はい出来上がり!

今日現在26キロ強走行のカリーナ

はい、北海道、行ってらっしゃい