そもそもこのブログを始めたのは
4年前、XL250Sで行った私にとって初の北海道ツーレポが発端でした、
そしてまた、こうして今度はXL500Sでのツーレポをアップできることを
家族や会社、またブログを見てくれてる皆さん
そして、この旅で出会ったたくさんの暖かい方々に感謝してます。
まず、画像ですがスマホとデジカメでの撮影でサイズが違い
見づらかったらごめんなさい。
では、スタートしましょう、
15日、いよいよ出発の夜だが、不安定な天気、
降ってはいないが、今にもポツポツきそう、
夜のライドは苦手、ましてや雨となるとなおさらだ、
念のため早目の23時 奥さん、ワンコに見送られ出発、
家を出て30分くらいだろうか、目指す方角に稲光が見える、
と、思ったらいきなりの土砂降り、急いで高架橋下に避難するがすでに遅し、
上から下までずぶ濡れ、
カッパを着て、しばらく様子を見たが止みそうにないので再出発、
夜の国道なら高速みたいだろうと考えてたが雨は想定外、
怖くてゆっくり走ってると大きなトラックが容赦なく水しぶきを浴びせながら追い抜いていく、
何度も何度も休憩を入れ新潟港に着いたのは翌朝8時前だったろうか、
結局新潟市内まで雨は降り続けた。
301キロ、遠かったなぁ、
港のパーキングにはたくさんのバイク、どこに行ってもそうだが、
ここでもHやBなどの外車が多いなぁ、
この連休を利用してのツー、考えることは皆一緒だ、
誘導係りのおっちゃんが言ってた、
「今日は多いぞ、100台以上だ」 えっ、車やトラックも含めてだろ?
それにしてもライダーは同年代のオヤジやお姉さん(と、しておこう) たちばかり、
これから乗船する「ゆうかり」 の模型、
乗船の案内があり誘導され1台づつ船に入っていく、
荷物は全部下ろし、ローギヤに入れハンドルロックとの指示、
廻りを見ると荷は積んだままのバイクがちらほらある、
良い子な私は指示のほか、タンクコックまでオフにし、船室に向かった。
今回 北行きの船室は「ツーリストB」を予約しておいた、
雑魚寝部屋ではなくカーテンで仕切られた2段ベッドの下側、
まぁ、お盆休みでもない限り上も下も埋まるようなことはないらしい、
今回の行きでは夜通し走りゆっくり寝たいと考えてた、
荷をベッドに広げ、まずは風呂へ、
出港前だが、乗船後すぐに入浴できる、
夜通し走った疲れを洗い流した、
コンビニおにぎりで朝食を済ませ、喫煙所に行くと
私の500Sのとなりにセローを停めた同年代の方がいる、
群馬ナンバーは見ていたが、安中から来られたそうだ、
普段はBMW乗りだが、今回は息子さんのセローで来たとのこと、
今回の旅では礼文島だったか、予約難の宿の予約が取れ、そちらを目指すそうのだ、
バイク、北海道談義に火が付き、面白おかしく私を笑わせてくれる彼だった、
いつの間にか船は出港してた、
ベッドに戻ると向かいのベッドには珍しく若い(20代)ライダーだ、
新潟市内からで、今回が初の北海道ツーでドラッグスターでキャンプを楽しんでくるそうだ、
なにかアドバイス?、私だって2回目だ、同じようなもんよ、
横になったが、疲れてるのに寝られない、
興奮してるんだろ、落ちつかないや、
船内をうろうろ、
餌を欲しがるカモメがわんさか、
ヒッチコックの「バード」を思い出す・・・年がばれるね、
進行方向右手に見える島、 佐渡島だろうか、
これだけ沖に出ると、スマホは圏外、アプリのラジオや音楽も聞けない、
暇だ、食うか寝るかタバコしかない
まだ新潟沖だが、我慢できず北海道限定に手を出す・・・
ドクターペッパーのような、 かな?
小腹がすいて、
食べ終わってから気付く塩の子袋を発見の自販機ポテト 400円なり、
日が日本海に沈む、
船内はエアコン冷え過ぎで寒いくらい、
映画を観たりで時間を稼ぎ、早めにベッドに入り
翌朝3時前には起きた、
ほっかいダーの朝は早いのだ。
朝風呂に入り、下船準備し
定刻4時半に小樽港着、
パッキング中の青Tシャツの彼が安中からのセローさん、
セローさんとベッドが隣だった青年に互いの 「いい旅を」 の挨拶をし、
晴れて小樽の地に降りた、
上陸1日目の今日は日本海側を北上し稚内か
もっと行ければクッチャロ湖畔でキャンプの予定、
走り出してすぐに、トラブル発生
ナビの電源が落ちてしまう、スイッチをオンし走り出すとまた落ちてしまう、
困ったには困ったがツーリングマップルがある、まあ何とかなるだろ・・・
小樽を抜けコンビニで朝ご飯、
はまなすの花、
天気はいいし、日本海はおだやかだ。
風力発電風車が立ち並ぶオロロンライン、 でかいなぁ
家を出る寸前までウエアーをどうするか悩んだが
冬用ウエアーを着てきて正解だった、
パンツはホンダ純正ウインドストッパージーンズ、
晴れてはいるが、走ってると寒いです、
道の駅おびらニシン番屋でコーヒーブレイクと昼ごはん代わりに軽食を取った、
同じフェリーに乗ってたであろうたくさんのライダーも最北を目指してる、
休憩毎に抜きつ抜かれつを繰り返す、
さっ、行こう。
写真では伝わらないなぁ、
もう広大すぎる牧草地、 入り口だけ入らせて下さい、
牧草地の砂利道を行く、
と、この辺で自分のアホさに気づく、
ナビの電源プラグを刺してたつもりが、刺さってるプラグはスマホ充電用プラグだった、
プラグを刺し替えナビはことなきを得た。
それにしてもこんな迷いようがないただただまっすぐな海沿いのダート、
ナビなんていらない!!
海と草と空だけの果てしないダート、
なにもない静かな地に濛々と土ぼこりが立ち上る。
北海道のダート、なんて気持ちいいんだ、
で、またまたトラブル発生、
エンジンの不調だ、
高回転が回らない、急にアクセルを開けるともたつく、
どうした?500Sくん、
しばらく走ると、突然治ったり、再び不調だったりする、
しかし、エンジンのかかりは悪くないし、アイドリングや低中速ではまったく問題ないのだ、
キャブだろうな、
まあいいか、最悪キャブ開けるか?
ある程度の工具持ってきたし、
あれ!! またまたトラブル!!
上の写真でわかるかな?
トリップメーターの回転ノブがない!!
以前、日光付近の林道に行ったときに外れたこれです、(以前の写真です)
あのとき付けたには付けたが、カウンターが回ってしまい強くは締まらなかったのだ、
あ~あ、接着剤でも流し込んで付けておけばよかった、と思っても後の祭り・・・
給油の度にスマホで距離を記録しておくしかなくなった、
なんだかトラブルが続くなぁ・・・
道の駅てしおを過ぎ国道232から道道106へ入る、
おっ、見えてきた
整然と並ぶ28機の風力発電風車、
圧巻だ、
前にガンジーさんが
「すぐ下まで行けるんだよ」
と教えてもらったのを忘れてなかった、
それにしてもデカイ、
はじめて私の画が登場です、
今回はモトブーツは履いてきません、
歩くのには向かないからね、
この2枚の写真、なんだかわかりますか?
風車の羽です、直径は私の胸の位置と同じでした、
とにかくデカイ!!
色々見たくてなかなか先に進まないです、
どうよ、こんな利尻富士、そうそう見られるもんじゃないでしょ、
天気に感謝、
ところで、後ろに積んだ箱、重そうに見えますか?
こう見えて、着替えやクッカーなど軽めなものを入れてます。
重量物はサイドバッグに入れ低重心に心がけた、
なので走行に支障はないです。
草と海と道しかない、
天気にも恵まれ もうたまんない、
北半球の真ん中に着、
4年前もまったく同じ写真を撮ったのを思い出した、
反対車線側にも看板があったんだね、
近くを歩いてる初老のおっちゃんに撮っていただいた、
んっ、歩いてる?
話を聞いてみると、四国は高松の方で、
なんと松前から歩いてきたそうだ、
北海道入り今日で20日目、宗谷岬まで行くそうだ、
これまでカブやチャリダーさんは見かけたが、こんな方もいるんだと驚いた、
しばらく話しこみ、過去には、東海道、中山道、熊野古道なども完走してるそうだ、もちろん徒歩で、
時々奥さまが飛行機で飛んできて各地を観光し
奥さまが一人で帰宅後また歩きだすそうです。
ガンバって下さいと言ったら、
「いやいや頑張らないよ、私は楽しんでるんだよ」
と言われた、
人それぞれ、色んな旅の楽しみ方があるんだなぁ、
私もおっちゃんの写真を1枚撮らせていただいた、
さっ、では先へ、
おっちゃんはいつまでも手を振ってくれてるのがミラー越しに見えた、
再び宗谷丘陵へ向けて走り出す、
目印の郵便局を右折し
きたぞ、きたぞ、
白い道、
このまま行ったら海に落ちそうだ、
画像でなく、この目で実際に見てみたかった光景だ、
なんてきれいなんだ、
ホタテの貝殻の道です。
こんなんなっちゃいました、
しばらくボーっとしてたら数台の大きなバイクがやってきた、
ダートだが、オンロード車でも問題なく走れそうです。
ゆっくり時間をかけて歩いてもいいかもね、
丘陵地帯には 「の」 を描く牛たち、
こんな景色で草食べて、そりゃいい乳も出るだろ、
いつまでも見ていたい光景だ、
やっぱり写真じゃ伝わらないかな、
この最果て感がたまらない、
走り疲れた訳じゃない、なんだか動きたくない、
ずーっと眺めていたい、
先は長い、
1日目の途中だけど続く・・・
北海道を満喫しているのが良く伝わって来ます
あぁ~行きたいなぁ、北海道\(^0^)/
3年前の私は、毎日2時間の雷雨に合い、中央の山岳地帯縦走では恐怖でした。
同じ7月の連休でしたが、メッシュジャケットでも暑かった。
帯広は33度でした。
帯広からタウシュベツ・層雲峡への山岳路は素晴らしかった。
山岳路を敬遠して、バイクも殆んど走ってなかったし。
また行きたい。
それも旅の思い出になるのかな、
下関ナンバーのバイクも見ました、
良さんさんもぜひ!
暑いと寒いが極端です、
・・・私だって30年前はフッサフサでした
ヘアースタイルはスポーツ刈り?
ストレートダート走りたい。
誰もいないひたすら真っ直ぐなダート、最高でしたよ。
35.6年前だ。