前回は仁和寺、今回は妙心寺のお話です。
両方とも1日かけてたっぷりと楽しんで来ました。
まず、妙心寺山門から。

ここは人出も少なく、落ちついたお寺の雰囲気が味わえます。
境内は美しい松並木が続き、

イソヒヨドリの声が近くで聞こえますが、
お堂の屋根の上か、松の木の天辺か、
盛んにさえずっています。

お坊さんたちを見ながら左に曲がると、

退蔵院の入り口になります。
門を入るとすぐ両側に「陽の庭」と「陰の庭」。
これは次回に譲って、お目当ては「瓢鮎図」(ひょうねんず)です。

方丈に置かれていますが、これでは判りにくいので、
案内図から撮ってみました。

農夫が瓢箪を持ち、ナマズを追いかけている絵ですが、
日本最古の水墨画で、本物は国立博物館にあり、
ここに掲示されているのは江戸時代の絵師が
模写したものということです。
この絵は山水画の始祖と言われる如拙が足利義持の命により
心血注いで描いた最高傑作と言われています。
「ただでさえ捕らまえにくいナマズを、こともあろうに瓢箪
で捕らまえようとする」この矛盾をどう解決するかという禅
の問題で、京都五山の高僧たち31人が回答をこの絵の上に
書き、落款を押しました。(説明文より)
「鮎」とはナマズのこと、中国では「鮎魚」と書くそうです。
このナマズと瓢箪は、退蔵院の入り口の両側の瓦にも鎮座しています。

両方とも1日かけてたっぷりと楽しんで来ました。
まず、妙心寺山門から。

ここは人出も少なく、落ちついたお寺の雰囲気が味わえます。
境内は美しい松並木が続き、

イソヒヨドリの声が近くで聞こえますが、
お堂の屋根の上か、松の木の天辺か、
盛んにさえずっています。

お坊さんたちを見ながら左に曲がると、

退蔵院の入り口になります。
門を入るとすぐ両側に「陽の庭」と「陰の庭」。
これは次回に譲って、お目当ては「瓢鮎図」(ひょうねんず)です。

方丈に置かれていますが、これでは判りにくいので、
案内図から撮ってみました。

農夫が瓢箪を持ち、ナマズを追いかけている絵ですが、
日本最古の水墨画で、本物は国立博物館にあり、
ここに掲示されているのは江戸時代の絵師が
模写したものということです。
この絵は山水画の始祖と言われる如拙が足利義持の命により
心血注いで描いた最高傑作と言われています。
「ただでさえ捕らまえにくいナマズを、こともあろうに瓢箪
で捕らまえようとする」この矛盾をどう解決するかという禅
の問題で、京都五山の高僧たち31人が回答をこの絵の上に
書き、落款を押しました。(説明文より)
「鮎」とはナマズのこと、中国では「鮎魚」と書くそうです。
このナマズと瓢箪は、退蔵院の入り口の両側の瓦にも鎮座しています。

仁和寺に続いて妙心寺ですか。いいですね。
歴史の事は昔から苦手なのですが、こうして解説して頂けるとよく分かります。
なんだか自分で巡ってるような気分になるから不思議ですね。
妙心寺はまだ行ったことがないですが、↓の「仁和寺」には何度か!!
学生さんの読み間違い、よく分かりますよ。
大阪に住んでた頃、寝屋川に「仁和寺(にわじ)」というところがあって、初めて学校で「仁和寺」の事を習ったとき、よく混同してました。(笑)
自分も一度だけ東林院のナツツバキが咲く頃訪れたことがあります。妙心寺の境内の広いことに驚いたものです。
退蔵院は残念ながら記憶がありません。
瓢鮎図は見飽きない図です。31人の高僧はどんな問答をされたのか、
現代語訳があればいいのに・・と思ったことでした。
>ソングバードさんへ
「にわじ」ですか、なるほど、そうも読めますね。
京都にいても判らないところが山ほどあります。
ひま人だからぼつぼつ行ってみたい思いはありますが、なかなか体がついてこない・・・。(笑)
>country walker さんへ
そうなんですか、本山から出張とはすごい檀家さんなのですね。
東林寺は季節外に精進料理をいただきに行ったことがあります。
ナツツバキが思いのほか小さかったのを覚えています。