明日は平成最後の元旦、初詣はどこへ行こうかと思案中~。
ところで、初詣と言えば周防五社詣という若かりし頃の懐かしい思い出がある。
五社詣は、室町時代、周防の国ほかを治めていた大内義興が九州遠征から帰国して詣でたもの。
その五社は、玉祖神社(一の宮・防府市大崎)、出雲神社(二の宮・山口市徳地)、仁壁神社
(三の宮・山口市宮野)、赤田神社(四の宮・山口市吉敷)、朝田神社(五の宮・山口市大歳)。
中学生の頃、祖母からその話しを聞いた友人とともに初詣にまわったのだ。
以下、当時の記憶を回想~。
大晦日、紅白歌合戦が終わると防寒着代わりに雨合羽を着て通学自転車で自宅を出発。
まずは、防府市の一の宮をめざす。
一の宮からは、折角なので人でごったがえす防府天満宮にも参拝して二の宮をめざす。
防府から徳地までの道のりは長く、時間も時間なので睡魔に襲われながら自転車を走らせる。
気が付くとセンターラインの上を走っているが、当時は走る車も少なく無事二の宮へ到着。
人影も少なく、焚火だけが暖かく迎えてくれた。
二の宮からは荷卸峠を越えて山口市をめざす。
今は近くに中国道荷卸峠PAがあって明るいが、当時は真っ暗で淋しい山の中。
砂利道の峠を登りきった所で腹ごしらえのにぎり飯を食べながら休憩。
よくもまあ、あんな淋しい場所で休憩したもんだと今に思う。
それからは山口市の三の宮、そして折角なので山口大神宮にも参拝。
山口大神宮は大内義興が伊勢神宮を勧請した西のお伊勢さまだ。
そのあとは四の宮、五の宮とまわったがその頃にはすっかり明るくなった。
朝の8時か9時頃に帰宅したと思うが、家に帰るとコタツでバタンキュー!
元旦は寝正月であった。
ちなみに、全走行距離は百キロ近くに及んだのではないか。
周防五社詣、皆さんの初詣の参考になっただろうか~。
新年まであと6時間あまり、一年間お世話になりました。
つたないブログを覗いていただき感謝いたしております。
皆さん、よいお年をお迎えください~。