〈2日目〉その1
台北を出て約13時間。パリが近づいて来ました。
現地時間午前7時半、ようやくシャルル・ド・ゴール空港に着きました。
ドーナツ型をした第一ターミナルが、私たちの飛行機の到着場所。曇りで気温17度。涼しさを通り越して、肌寒いほどです。
空港でバスに乗り込み、最初の目的地、ジベルニーを目指します
印象派の画家クロード・モネの自宅と庭園を訪ねるのです。
高速道路で北へと向かいます。車窓にはノルマンディーののどかな田園風景が広がります
2時間近く走ってジベルニーに到着。 想像していた以上に小さな田舎町です。
モネが43歳から移り住んで、亡くなるまでの生涯をかけて作り上げたという庭園です
有名な「睡蓮」の絵は、この池のスイレンがモチーフです。
池のある〈水庭園〉には、日本風の太鼓橋も架かっていて、これもモネの作品ではおなじみ。
今回は予定に入っていませんが、いつかパリのオランジェリー美術館にある「睡蓮」の連作も見てみたいと思いました。
池の奥に見えるのは、モネの自宅兼アトリエです。
一見ワイルドなようで、手入れが行き届いているのがこの庭園。色とりどりの花が出迎えてくれました。
〈クロ・ノルマン〉といわれる自宅前の囲い庭には、色鮮やかなゼラニュームやバラ、ダリア、あじさいなど沢山の花が咲き乱れています。
緑のつたで覆われた家も、まわりの風景に溶け込んでいて良い雰囲気です
自宅内部も公開されています。
モネが愛用していた家具や、彼に大きな影響を与えた日本版画コレクションなどが、昔の姿そのままに展示されています。
二階の自室は・・アンテイークな家具や、花柄の素敵なファブリックが張られたカウチ・・など、
花と自然を愛した〈光の画家・モネ〉らしい優しい雰囲気です
どのお部屋にも窓があり、美しいクロ・ノルマンを眺める事ができます。 花好きにはたまらない場所です