午後は、アンコールトム周辺の遺跡を見て回ります
まず最初は、〈聖なる剣〉と呼ばれる〈プリヤ・カン〉から見学します
木漏れ日の西門参道の奥に、両側にガーナの胴体を引き合う神々と阿修羅が並ぶ石畳・・その奥に塔門が見えます
〈両側にリンガの列が並ぶ西参道〉
〈塔門上部のレリーフ〉
敷地の中には、まだまだ修復が進んでいない遺跡も多く、いたるところに崩れた石が転がっています
〈北門のガルーダ像〉 聖なる剣〈プリヤ・カン〉が納められたとされる建物
〈西の塔門のトバラパーラ〉
〈タ・プローム〉
12世紀後半に、ジャヤバルマン7世が母に捧げる為に建設した寺院です
巨大なガジュマルの木が、遺跡に絡みつき、覆い尽くそうとする姿は、迫力があります
遺跡の屋根の上に落ちた一粒の種が、どれだけの歳月をかけこんな姿になったのか・・自然の生命力と驚異を感じます
ガジュマルの木の侵食によって、破壊されて行く遺跡ですが・・修復には賛否両論あるそうです
なるべく発見当時のままの姿を残すように、最小限の修復作業が行われています
〈パンテアイ・クデイ〉
「僧侶の砦」という意味で、かつては僧侶の学問の場だったようです
もともとはヒンドゥー教寺院だったものを、仏教寺院に改造された寺院です
上智大学が2001年に、274の仏像を発見した事で一気に有名になった寺院だそうです。
十字になった回廊と、中央にはたくさんの塔が立ち並んでいます。
内部の崩壊はかなり進んでいますが・・美しいデヴァターやアプサラのレリーフがたくさん残っています
ほとんど修復が加えられていないようで、これまで見た遺跡よりも、崩壊が進んでいます
塔はワイヤーで固定され、いたる所につっかえ棒がしてありますが・・今にも崩れそうです
バンテアイ・クデイは、観光客の姿も少なく、静かだし見所も多くて、とても良い感じです
苔むして、荒れ果てた姿が、ジャングルの中での長い歳月を感じさせる、とても印象的な遺跡でした
バンテアイ・クデイの見学を終え、ガイドさんから「近くにもっとあります!もっと見ますか?」と、言って貰いましたが・・
体力的にきついので遺跡巡りはここまでにしました。
2日間ですが、沢山の貴重な遺跡を見る事が出来・・ホントに来て良かったです
たくさん見過ぎて、最後には、どれがどれだか解らなくなってしまいましたけど・・
夕焼けに染まるカンボジアの空・・・想い出に残る旅になりました
シェムリアップ国際空港、19:15 発 BN812便で、再びホーチミンへ戻ります
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