恒例の5月5日に行われた。
30年は続いているのでは。
黄砂も晴れて最高の釣り日和。
きれいな空気、清流の中で糸をたれるだけでも気持ちよい。
おまけに大きな魚のググッと来る手ごたえ。
そして、魚をさばく。
焼いて食べる。
子どもにとって忘れられない「こどもの日」となったろう。
坂村真民は著書「生きていく力がなくなる時」に書いている。
わたしなども学校の行き帰りはもちろん、帰ってからも皆自然の中で育った。
川や山や、鳥や木が呼びかけ、その中で大きくなった。
ところが今の子どもたちには、この自然がない。恐るべきことである。
学校にも自然がなく、遊びにもなく、小学校の時から塾通いをし、眼中にあるのは成績だけである。
ただ立身出世のために勉強一点張りである。
だから今の子どもたちの顔には、かつてあった、あの豊かな面(顔)ガすっかり消えた。
人間の面の美しさは、自然を、その中に持っているか否かであると。
子どもがまだ自然の中で育つことができる阿波でありたい。
生きていく力がなくなる時、自然は心を癒してくれる。