折れた翼

風に乗りたくて　

でもいくら待っていても風は吹いてこない

いつ羽ばたけるのか考えてる


でも何も理由のないスタート

じゃあ　別に飛ばなくったてかまわないかな

無理したって　楽しいことなんかない

せっかく飛んでも　頭の中は深い海にもぐってる

そんな状態で飛び出すタイミングなんて

わからない



長い時間に

いくらでも飛び出すチャンスはあったね

いつでも風に乗れる状態だったよね

いつだって追い風が吹いてたはずなんだ



いつのころからか逆風ばかりで

僕は無理やり飛び続けてきたけど

いつの間にか翼はボロボロになり

飛んでゆく方向も　

目的も

降り立つ場所をも見失い

自分の位置もわからなくなってしまってた



でもそのつど軌道修正してくれた

明るく照らしてくれていた

たった一人でいつまでも待っててくれてた



今は飛ぶ理由さえなく

翼を広げる方法もわからずに

空を見上げているだけ