浅間山のふもと、池のほとりでちっちゃな家を作りましょう

体と心に優しい小さな家づくりのブログです。
浅間山麓のちっちゃな池のほとりでのんびり庭作りや畑を楽しんでいます。

小鹿田焼の里へ

2012-08-29 17:50:06 | てしごと
夏の終わりにお休みが突然とれたので、九州へ旅にでかけました。
目的はずっとずっと行きたかった小鹿田焼の里へ行くことです♪
いろんな民芸のお店でみかけていたのですが、
ぜひ、現地で買い求めたい、作っている様をみてみたい、と思って
ずっと我慢(笑)していたのです。

(きゃ~! 現地でこれをみて↑大騒ぎした私。素敵!素敵!)

ほとんどの旅行雑誌に小鹿田焼の里の情報がなかったのですが、
とにかく、大分日田をめざし向かいました。


ほとんど私たち以外に車の通らない山道を進むとそこにでてきた川沿いの集落。
車を降りると川のせせらぎと共に
ぎーっとん。ぎーっとん。と不思議な音がそこかしこでしています。

近寄ってみてみると、そこには土を砕く唐臼がありました。

のんびり、ゆっくりとその音が響く中、集落をみて歩きます。

作った皿の天日干しをしている風景や


10軒ある窯元のうち、4軒が共同でつかっているという窯の横を通ったり、


付き終わった土を天日で干している様子など作業の過程がそこかしこに
みることができてとても楽しい散策でした。

小鹿田焼は江戸時代中期にはじまった李朝系の登り窯で300年たった今も当時の技法で
家族で協力し合いながらつくられています。
民芸運動の指導者柳宗悦氏が称賛し、バーナードリーチ氏も逗留し、
作陶した経験もあるという小鹿田焼。

10軒の窯元は作品には名前を入れず、ただ、「小鹿田焼」とだけしるして、各々の家の横に
作品を並べ、訪れた人が自由にみられるようになっています。


10軒すべての窯元の作業風景と、作品をじっくりじっくりみている時間は
至福の時間でした。




代表的な飛びかんなの技法をほどこした壷。

他にも刷毛目や櫛描きの手法などがあり、もうどれをみても素敵。
また素敵なのが、普段使いの器なので、あまりお高くないのです♪
(とはいえ、街に売っている物や、東京などの百貨店で見るのは結構していましたけど)

たくさんたくさん目移りしながら、我が家へのお土産に大皿、小皿、スープ椀に
煮物をいれたらおいしそうな鉢、花瓶などいくつか購入しました♪

さっそく戻ってきて毎日使っています。
こんな風に旅から戻ってきてまたその場所での時を想いだすことができるのが
嬉しいです。








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