acco ZONE

コトバにしなきゃ伝わらないこともある
コトバにしなくても伝わることもある
accosのつらつら日記

いよいよ

2010年06月18日 | つらつら

あさってインドへ出発

この2ヶ月半は本当に有意義に過ごせました

大切な友達にも会えたし
映画もたくさん観られたし
本もたくさん読めたし
ブログも頻繁に更新できたし
スカートもはけたし
ヒールもはけたし
豚肉も牛肉も食べられたし
ビールもお酒も遠慮なく飲めたし
空気もおいしかったし
寿司もおいしかったし
何度も熊本城に行けたし

途中ちょっと憂鬱になったときもあったけど
贅沢な時間を過ごせたと思います


赴任後は
激務が待ち構えているらしいので
楽しみです
たのしみです

たのしみ…です

たの…しみ…です…


いってきます

【映画】お早よう

2010年06月17日 | 映画

1959年 日本
監督 小津安二郎

★★★★☆


5軒の建売住宅に暮らす夫婦や家族の日常が描かれています

ものすごくたわいない日常
笑えました

子どもたちの間で流行るオナラ遊び
主婦たちの噂話
お兄ちゃんのまねっこばかりする幼い弟

弟役の子がものすごくかわいかったです
お兄ちゃん役の子もすでに味が出てました


『東京物語』に続き小津作品
好きだなぁ小津さんの作品



【映画】UDON

2010年06月15日 | 映画

2006年 日本
監督 本広克行

★★★★☆


これを観た後
さっそく冷凍さぬきうどんを買ってきて
生卵とねぎとつゆといか天をぶっかけて食べました


やっぱりご当地&食べ物ネタはぐっときます



ブームって一時的なもので
来ては去り来ては去りという具合だけど
やっぱり
いいものはいい
うまいものはうまい
そういう判断力は
ブームに乗る乗らないに関係なく
持ち続けたいものです



【本】家日和 奥田英朗

2010年06月14日 | 
家日和家日和
読了日:06月08日
著者:奥田 英朗

読書メーター

★★★☆☆


ネットオークションにはまる主婦
商品が売れると自分が認められたように感じ
どんどんきれいになっていきます

突然会社が倒産して主夫になった働き盛りのサラリーマン
ブロッコリー嫌いの息子のために
あれやこれやとお弁当作りに熱中していきます

妻と別居し自分の城作りを楽しむ夫
オーディオセットやこだわりのインテリアなどを探し回り
独身時代のような自由を満喫します

ロハスにはまる妻とそれを渋々受け入れている小説家の夫
育ち盛りの双子の息子たちを宥めながらも
不満を抱えていたある日
その不満を面白おかしく短編に書く欲求に駆られます


などなど
自然体でユーモアのある夫婦や家族が描かれていました
さくさく読めました

あと一週間で渡印
読書も映画鑑賞も
ラストスパートです

船に乗ってみた

2010年06月11日 | つらつら

本州に用事があったので
帰ってくるついでに
フェリーに乗りました


乗船から出航まで時間があったので
甲板で夕日を眺めてました
何て穏やかな時間なんでしょうね




部屋は16人部屋
明るくて清潔でした

二段ベッドみたいに
上下を気にしなくていいように
通路ごとに上の小部屋↓


下の小部屋↓っていう風に交互に設計されてました




2等洋室を予約してたんだけど
レディースキャンペーンとかで
特2等洋室にアップグレードしてくれました

“特”だと液晶テレビ付に!

景色と読書に夢中で
テレビ全然見なかったんですけどね


ちなみに
家族・団体用の個室とか
スウィートとかもあります
大部屋に雑魚寝の2等もあります

なかなか粋ですよ
フェリー


さて
展望風呂に浸かってのんびりしたり
船内をぶらぶらしたり
ごろごろしたりしているところに
船内アナウンス


「明石大橋を通過中です」



船内の乗客たちは大慌て
私も急いで外に出て眺めました
ロマンティックとはこのことを言うのでしょうね
海から見る神戸の町並みは本当に美しかった


展望フロアのソファで
しばし読書を楽しんだ後
就寝

同室のみなさんも静かにお休みでしたので
快適に眠れました


翌朝
日の出を見ようと思っていましたが
寝坊…
外に出てみたら
太陽は随分と高い位置にありました
それでも何とも清清しかったです












3歳くらいのとき
家族で島原へフェリーに乗って行きました

フェリーに乗ったのはそれ以来

あの時の海も空もきれいだったな

【映画】Le Scaphandre et le Papillon 潜水服は蝶の夢を見る

2010年06月09日 | 映画

2007年 フランス
監督 ジュリアン・シュナーベル

★★★☆☆


かの有名ファッション誌「ELLE」の編集長
ジャン=ドミニク・ボビー

42歳の若さにして
脳梗塞に倒れる

麻痺していないのは
左目

そして
想像力と記憶


意思の疎通は
瞬き


彼は瞬きによって
小説を書き上げました

この作品は
その小説を基に映画化されたものです


終始静かで
主人公のユーモアと想像力が
豊かに表現されている作品でした



【映画】The Visitor 扉をたたく人

2010年06月08日 | 映画

2008年 アメリカ
監督 トム・マッカーシー

★★★☆☆


20年もの間
同じ講義概要で講義を続ける大学教授

ある日
学会の発表のために訪れた別宅に
見知らぬカップルがいた


不法滞在する
シリア系ジャンベ奏者と
セネガル系アクセサリーデザイナー


教授は青年からジャンベを習い始める


公園でペンキの空バケツを使ってリズムを刻む青年たちの横で
無表情ながらも楽しそうにお弁当を頬張る教授

亡くした妻もピアニストだったので
元々音楽への関心は高かったのでしょうが
表情はやや乏しくなっていました

でも
ジャンベを習い始めてからの彼の表情は
すごく活き活きとしていました


台詞というよりも
俳優陣の表情から読み取れる内面が活きている作品でした



【映画】The Ramen Girl ラーメンガール

2010年06月08日 | 映画

2008年 アメリカ
監督 ロバート・アラン・アッカーマン

★★★☆☆


『人様の好意は素直に受け取るもんよ』

『心の奥にある静かな場所で料理すっことを覚えなさい』

(作品より)


空腹に喘ぐ時間帯に観てしまったので
ラーメンが食べたくなって死にそうでした


深刻な顔を抱えて入店したサラリーマンが
西田敏行扮するラーメン店の頑固親父が作ったラーメンを食べて
声を上げて笑い出すシーンがあるんですけど
人を笑顔にする料理はやっぱり最高だよなと思いました


私はまだ料理初心者だけど
心の奥にある静かな場所で料理することを覚えたいと思います
(映画の中のせりふのままですけど…^ё^;)



【映画】象の背中

2010年06月07日 | 映画
2007年 日本
監督 井坂聡

★★★☆☆


末期がんで余命半年と宣告された働き盛りのサラリーマン

家族がいながらも
初恋の人に会いに行ったり
若い愛人がいたり
身勝手だなぁと思う

だけど
自分の残された生を素直に全うする姿勢には
好感が持てます

そんな夫に対して妻はしっかりしてます
悲しみや不安や怒りを抱えつつも
優しく献身的に夫を支えます

ホスピスに訪ねてきた愛人に
頭を下げてお礼を言う妻には脱帽でした


全体的な印象としては
淡々としてて
きれいに繕われすぎてるのかなぁという感じでした


主演の役所広司はやはり演技派ですね
危うさとか冷たさとか謎めいた感じとかが漂ってます

【本】腑抜けども悲しみの愛を見せろ 本谷有希子

2010年06月06日 | 
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (講談社文庫)腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (講談社文庫)読了日:05月29日 著者:本谷 有希子


★★★★☆

『諦めることが幸せで、諦めないことが罪深い』
(本文より)


これは何というか
激しかった


登場人物たちがそれぞれに
悲しみや苦しみや優しさや強さを内面に抱えてて
それがぶつかったりぶつからなかったり
追い詰めたり追い詰められたり
といった状況がシニカルなタッチで描かれていました



文体が現代的で(?)
初めはちょっと取っ付きにくかったです



佐藤江梨子主演で映画化されてますね

【映画】Delicatessen デリカテッセン

2010年06月01日 | 映画

★★★☆☆

1991年 フランス
監督 ジャン=ピエール・ジュネ/マルク・キャロ

核戦争が終わり15年が経ち
草木も動物も育たない荒廃しきったパリにある
一軒の精肉屋=デリカテッセン

ここで売られている肉は…?



設定はものすごくホラーなんだけど
シニカルな描き方とユーモアたっぷりの表現で
おしゃれでした


ちなみにジャン=ピエール・ジュネは
『アメリ』(2001年)の監督だそうです



【映画】BUENA VISTA SOCIAL CLUB ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

2010年06月01日 | 映画

★★★☆☆

1999年 ドイツ/アメリカ/フランス/キューバ
監督 ヴィム・ヴェンダース


1940年代のキューバに実在した会員制音楽クラブ

“ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ”



そこで演奏していた老ミュージシャンたち
今では“過去の人”と言われている

そんな老ミュージシャンたちを集めて
ギタリストのライ・クーダーがバンドを結成


老ミュージシャンたちの生い立ち
レコーディング風景
キューバの日常
音楽と街並み

そういうったものが描かれたドキュメンタリー作品です



彼らの奏でる音楽は
内面から創られているというか
はみ出してきているという印象でした

90歳くらいのピアニストが
軽快に演奏してる姿に
なぜか感動しました