acco ZONE

コトバにしなきゃ伝わらないこともある
コトバにしなくても伝わることもある
accosのつらつら日記

ききにっき

2010年04月30日 | つらつら
信号待ちの横断歩道で
後ろにやってきた中年サラリーマン二人の話し声が聞こえてきた




サラリーマンA 「でも田代さん、私、“意気地なし!”って言われたとですよ。」

田代さん    「…そりゃ…そがん見えたとでしょう」

サラリーマンA 「いやぁ…あの女がそがん言ったとですよ」

田代さん    「…そがんですか」

サラリーマンA 「ばってん人生はいろいろあるけんですね。人生の宝箱みたいなもんて思いませんか。」

田代さん    「…わたしもそがん思います。」



“意気地なし”という言葉に魅せられて
ついつい耳を澄ましてしまった

“人生の宝箱”って言ったとき
おじさんの声が一際大きくなったので
私に振り向いて微笑んでほしかったのかなとさえ思った




人生はいろいろあるもんだけんね

おっちゃん諸君よ
そろそろ宝探しにでも出かけようではないか

【映画】サイドカーに犬

2010年04月29日 | 映画


2007年 日本
監督 根岸吉太郎

これは途中でリタイヤ
気分じゃなかったみたい

ほのぼのしてる感じはよかったし
少女役の子がものすごくかわいかったけど
残念でした

またの機会に観てみよっと




今日の鑑賞のお供は梅酒
からあげ
野菜炒め
じゃがいものチーズ和え




最近読んでる本や映画に
何かと食事のことが描かれているので
触発されてごはん作ってみてます

それから
昨夜観た『めがね』の影響で
今朝ラジオ体操をやってみました

第一と第二

結構侮れない動きするんだね
ラジオ体操って

【映画】めがね

2010年04月28日 | 映画



2007年 日本
監督 荻上直子

★★★★☆

あなたは
たそがれることが得意ですか?

私はどうかな
どちらかといえば得意だと思う



舞台は与論島
と!に!か!く!海がきれい
そして
風の音もいいし風景の色も最高
そしてそして
この民宿がいい
周りの環境に合ってる
(建築物のよさはいかに周りの環境に馴染むかだと思います)




旅は永遠には続かない

でも

映画の中に描かれているような時間って
人が生きてく上で
ものすごく大切だと思う



今夜の鑑賞のお供は
昨夜と同じくシェリー酒のハイボールと
おつまみ

れんこんチップス
にらのたまご焼き
もろきゅう



今夜もいい気分でした

【映画】かもめ食堂

2010年04月28日 | 映画


2006年 日本
監督 荻上直子

★★★★☆


ほのぼの
ぽかぽか
ほくほく
ぺこぺこ
じんわり

っていう感じでしょうか

劇中に出てくるごはんたちが本当においしそう
やっぱりおにぎり見ちゃうとよだれが出てくる

おいしいコーヒーを入れるときは
お湯を注ぐ前に豆に人差し指を挿し

「コピ・ルアック」

と心の中でおまじないを唱えてからお湯を注ぐとおいしくなるそうです


発泡酒とシェリー酒のハイボール
オーザックのチーズ味とブラックチョコをつまみながら
鑑賞しました

いい気分でした


小林聡美のファンになっちゃった

【本】疾走 重松清

2010年04月26日 | 
疾走疾走
読了日:04月25日 著者:重松 清

読書メーター


重松清は
現代の家族の書き方が巧いなと思う


この作品の主人公は15歳の少年
無口な父親と気弱な母親と秀才の兄との4人家族


この家族が
兄が起こしたある事件を機に崩壊の一途をたどる


引きこもり
少年犯罪
いじめ
家庭内暴力
殺人
自殺

など
結構重いテーマが描かれているけど
時々見え隠れする希望や光や温かさが印象的

主人公の少年の心の色も
すごく伝わってくる

「つながりたい」
「帰りたい」
「誰か一緒に生きてください」

幼い心に容赦なく突きつけられた“ひとり”という現実
そして
いろいろなひとの“ひとり”を背負った少年


仲間が欲しいのに誰もいない「ひとり」が、「孤立」
「ひとり」でいるのが寂しい「ひとり」が、「孤独」
誇りのある「ひとり」が、「孤高」


読んでいて苦しくなった
悲しくなった
気持ちが悪くなる部分もあった
暴力や性の描写が激しく
ぐっと心臓を掴まれるような感覚にもなった

だけど
“いきていく”っていうこと改めて考えさせられた
気持ちのいい作品ではないけど
深く残った


話の最後の最後にわかるんだけど
この物語の語り手にも注目してほしい

input

2010年04月24日 | こころ
3歳でピアノの不思議な魅力にとりつかれ
12歳でトランペットの堂々たる音色に魅せられ
18歳で本に描かれている世界の豊かさを知り
19歳で芸術としての映画の面白さを知った

私にとって映画や本や音楽は本当に貴重なエッセンスです
きっとみなさんにとってもそうですよね

最近はここぞとばかりに
inputしまくっています


<最近観た映画>

『南極料理人』★★★★★
個性派揃いのキャスティングでかなり笑えた


『トウキョウソナタ』★★★☆☆
最後に男の子が弾く「月の光」が素晴らしい


『イキガミ』★★★★★
泣けた
山田孝之っていい俳優
それにしても漫画のドラマ化や映画化が多いですね


『三年身籠る』★★★☆☆
オセロの中島知子+西島秀俊がいい味出してます


『ディア・ドクター』★★★★☆
ストーリーが斬新で面白い
鶴瓶の演技も見もの


『アフタースクール』★★★★☆
ストーリーはう~ん…という感じだけど
キャスティングがよかった




<最近お気に入りの音楽>

『瞬間speechless』KREVA

HiphopとかClassicとか
基本的にはあんまり聴かないんだけど
いいよって言われて聴いてみたら結構よくて
はまっちゃってます



本はまず伊坂幸太郎を読破したいなと思ってます
次は『オー・ファーザー』を狙ってる
この人の本は本当に面白い

あとは友達が薦めてくれた『プリズンホテル』浅田次郎も読みたい


何かオススメの本や音楽や映画があったら是非教えてくださいませ

あるく

2010年04月19日 | つらつら
最近よく歩きます

人間の最も基本的な動きである(と思う)”歩き”

ちょっと歩くだけでも
「あー普段体使ってないんだな」
って痛感します

先日4時間くらい歩いたんですが
右足の甲を痛めてしまいました

たしかにちょっと歩きすぎたなと思いますが
どんだけ弱ってるんでしょうね
ただ歩いただけですよ



姿勢を10秒くらい正しくするだけで腰が痛くなる

少し小走りしただけで息切れしてしまう



これではいけません
メンテナンスと心がけが必要ですね


走るのはまだちょっときついから
とりあえずは歩きから

歩くと風景が本当にきれいに見えるし
普段気づかないような小さいことも見えます

時間があるときは極力歩くようにします

灯台下暗し

2010年04月17日 | つらつら
熊本城に行ってきた

18歳まで熊本にいたにも関わらず
熊本城を訪れたのは片手で数えられる程
小学生の時にスケッチ大会や夏祭りの時に行ったくらいかな

久しぶりに熊本に帰ってきて
たまたま近くに行く用事があったので
散歩がてら行ってみることにした

それにしても
熊本城
かっこいい



シンプルで意志が強い



昔行った時は
木造の急な階段や凸凹の板張り床がそのまま残されてたんだけど
今回はきれいに改装されて博物館風になってました

老朽化は免れないのね


昔からあるものを大切にしようとする気持ちは
私の心にも強く根付いているものだから理解できるけど
無理やり改装したり改築してまで遺そうとするのはどうなんだろう

人の手によって造られたものは
いつか衰える
それが自然

だったらそのまま老朽化させてもいいんじゃないかなとも思う

その衰えの過程も歴史になるかもしれない


なんて結構適当なこと言ってるけど


とにかく熊本城ファンになった

灯台下暗し

素晴らしいものや人は
実はものすごくすぐそばにあるのかもしれない

つまらないのは
つまらないと思っているその人自身のせいだ
(映画『アフタースクール』大泉洋の台詞より)

要は視点だよね



熊本城の模型
模型とか見るとわくわくしちゃう


どなたかお偉い方のようなんだけど
友達に似てたから撮ってみた


天守閣から見た熊本の街並み


2年前にお披露目になった
本丸御殿からの景色
仏舎利塔が見える






また行こうっと


その他
熊本の日常
daily KUMAMOTO

エポケー

2010年04月11日 | こころ
『エポケー』
何かに直面したときに
その場ですぐ判断を下さずに
保留すること



先月末に日本に帰ってきました。
とある日本語教師派遣プログラムに内定を頂き
6月の派遣に向けて研修を受けるためです

その研修がおととい修了しました
30人弱の研修生と2週間同じ場所で生活し
朝から夕方まで講義を受けるという日々でした

いやぁ。。。
本当にきつかった
体力的にも精神的にも

疲れてるっていうことが一番の原因なんだけど
手のつけ様もないくらいネガティブでした

基本的にネガティブ体質なのですが
今回は体力的・精神的消耗が原因の一時的なものだと
ちゃんと自分で認識しています

こういうときって
頑張れないんだよね
休むのが一番

いろいろ思うところはあるけれど
とりあえずこのネガティブaccosもしばらくほっておいて
エポケーします

エポケー