2007年 イギリス/ドイツ
監督 アラステア・フォザーギル/マーク・リンフィールド
★★★★★
人類は何を恐れているんだろう
そんなことを思いました
繁殖期を過ぎても何十年も生き続け
十数年もの間保護者がいなくては生き辛い環境を形成し
自らの発明で自らの命を脅かし
故意に命を奪ったり
故意に命を延ばしたりして人口を操り
地球上で傍若無人に振る舞い
生命の維持という範疇を超えた他種の搾取を繰り返し
数の増減を操ろうとし
何かにつけ意味を見出そうとし
何かにつけ解明しようと探求し
自由自由と言いながら判断能力を低下させ
体一つではどんな生物ともまともに戦えないような弱い体に“進化”し
そんな弱い体を護るための物質を作り出しては
それを使い続けることでどんどん弱り
生命の基本であろう生殖さえ危うくなってきてるよね
人類は自分の手で首を絞めているとしか考えられない
しかし
そんなことを考えていても
食べ物や水は口にしなければならないし
そのためには首を絞め続けているシステムに身を置くしかないし
おいしいものも食べたいしおしゃれもそれなりにしたいと思ってしまう
それでも
結局は自己満足なんだろうけど
体が体本来の働きができるようにする
再利用できるものは再利用する
欲を見極める
このようなことを意識して生活しようと思ってる
ところで
ベニクラゲって知ってる?
このクラゲ
成熟と若返りを繰り返して
理論的には寿命は無限なのだそう
謎ですね
人類はきっと半永久的に謎解きをし続けているのかも