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コトバにしなきゃ伝わらないこともある
コトバにしなくても伝わることもある
accosのつらつら日記

ルー語の毎日

2007年12月29日 | インド
インドにはたくさんの言語がある
ここチェンナイではタミル語という言語が使われている

どこでもヒンドゥー語が通用するわけじゃない
方言どころじゃなく
現地人にとっても外国語といわれるくらい
それぞれの言語は全然違う

というわけで
英語が公用語のひとつとなっているわけ

インド人同士でも
母語が違えば英語を使ってることが多い

わたしは英語がうまく話せない

だから
いつもルー語か日本語か英単語

日本語が話せるインド人と話してても
あまりにも私が「???」という顔をするので
ルー語で話してくれる

「あのシェルフのトップにプットします」
とか
「オンリー2デイズはアナダー先生がハバクラス」
とか

ルー語って実用的


インドでクリスマス

2007年12月25日 | インド
ヒンドゥー教徒が多数を占めるインド

本日はせっかくクリスマスなんだからということで
有名なカトリック教会である
『サン・トメ教会』へ行くことにした

ローカルバスを乗り継ぎ乗り継ぎ
時々乗り過ごしたり間違えたりしながら
やっと到着

その頃にはイベントも終わっていたようで
椅子やら何やらが着々と片付けられていました

というわけで
特にクリスマス気分を味わえたわけでもなかったんだけど
日頃ヒンドゥー文化に囲まれているため
キリスト教の建物を見られることもそうそうないから
とても新鮮だった



日頃から感じていた

豊かさと貧しさ
老若男女
ヒンドゥー教とイスラム教とキリスト教と仏教とその他多数の宗教
牛と犬とやぎと人間と車と自転車
高級デパートと庶民派バザール
排気ガスと健康器具

どうしてこんなにも多くのいろんな全てのものが混在しているのに
それが当然のことのようにちゃんと個々として存在できるのかって


それは
お互いがお互いに
それぞれとして認めているからじゃないかな


良いとか悪いっていう観点じゃなくて
すべてが事実というか真実というか正しいというか
そういう風に受け入れているんだと思う


はっきりと言葉で表すことはできないけど
何だか最近本当に
インドの底知れぬ深さと広さを感じるんだよね


インド人はほとんど「ありがとう」を言わない

困った人を助けることが当然で
助けてもらうことが当然だという構造が
社会全体に根付いているからだと思う

「当然だ」という観点すらないのかもしれない


カトリック教会に行って
インドを違う観点から少しだけ垣間見れた気がする


今夜のディナーは
行きつけの食堂のテイクアウト

ローティーという薄焼きパン二枚と
小ぶりのタンドーリチキンの足を1本

ケーキを買ってこようか迷っているところです


みんな
メリークリスマス
素敵な夜を

この気分は言葉にできない

2007年12月23日 | にほんご
結局チェンナイに残ることになった

この3週間
会社やインドのやり方にいろいろと疑問を感じつつ
途中で投げ出すわけにはいかないと自分を奮い立ててきた

だけど
今回は同僚の日本人の自分勝手な言動が発端で
このような結果になってしまった

だからこそ
落胆は大きいし後味がものすごく悪い

海外だからといって許されるものではないと思う
個人旅行ではなく仕事をしに来ているのだから


自分の意志と誠意を持っていても
どうしようもないことがある
譲歩の余地がないこともある

本当に悔しい

だけど
私はこの意志と誠意と正直さを失いません

あまり頑固すぎては自分が潰れてしまうから
調整はする

ノープロブレムは必要

しかしながら
この理不尽な結果は
かなり深く私の心に刻まれました


とにかくもう結論は出たわけ

会社を辞めるという選択は
最後の最後の切り札だと決めている

だから
私はチェンナイで頑張るよ

いちいち驚いていられない

2007年12月21日 | インド
チェンナイ3週間目
来週明けにはプネへ飛ばされる予定

転勤みたいなもんですよ
転勤っていったら一大事ですよね

授業の準備だってしなきゃいけないし
荷造りだってしなきゃいけない


なのに

なのに?


外国人登録もまだすんでいないし
航空券も予約されていないし
プネへ行くかどうか再三会社に確認しても
曖昧な返事…


果たして?


担当クラスが突然変わったり
「明日から新しいクラスお願い」と突然言われたり
何事も直前にしか決まらない

私は前もっていろいろと考えてしまう性質だけど
いちいち「んもうっ!」なんて思ってたら
ただエネルギーが消耗されてしまうだけ

幸いなことに
ペーペーですから
何事も挑戦だと思ってやればいいわけですが
全部に「はい、はい」と言っていると
さすがに精魂尽き果てます


インドで生活してると
エネルギーは減る一方だから
なるべく省エネしなきゃいけない


ここで大切なのは
『総合的に自分がどうしたいのか』と『臨機応変さ』

どちらも私の苦手項目です


おかげさまで毎日が戦い


とにかくプネですよプネ!
今日から5連休
連休明けに私はどこにいるのでしょうか

雨と川と牛と

2007年12月20日 | インド
チェンナイの道路はいつも渋滞してる

おまけに今日は
現地の人が驚くほどのかなりひどい大雨
道路が川と化していました

川(=道路)に浮かんでいるのが
牛なのか人なのかゴミなのか自転車なのか
判別がつかないほど

普段でも2時間かかる帰路
本日は3時間かけて帰ってまいりました

車が多いということはもちろん排気ガスもひどい
黒い煙と得体の知れない粉塵が街を覆ってる

というわけで毎日通勤中に排気ガスまみれ

間違いなく肺ガンになるね


渋滞や環境汚染を緩和するためなのか
スタッフバスを持つ会社や大学もちらほら

私も帰ってくるときは
出前先企業のバスに乗せてもらってます

こういうところは機能的

なのに
車線は無視するし
反対車線を堂々と走るし
信号なんてみんな無視するし
人も車も自転車もバイクも全部同じ所進むから
道路はいつもごっちゃごちゃ

それでもノープロブレム

それがインドなんです


とにかく今日の雨はひどかった

洗礼 

2007年12月15日 | にほんご
やっと1週間
怒涛の1週間


いやぁ…
インド生活を満喫する余裕もない!


現在担当している企業の学習者のみなさんは
インドではエリート中のエリート

給料は日本の新卒者と同じくらいだそうよ

物価が違うのに同じ給料って
すっごいことだよね

でも夜遅くまでの残業が毎日続く上に
残業代はつかないとのこと

いずれ過労死も問題になってくるでしょうね


というわけで
本当にエリート中のエリートの方々を担当しているわけです

もちろん学習能力も学習意欲も高い

新米ヘコヘコ教師の私は
かなり厳しい評価を受けています

本当に苦しいけれど
考えてる時間もないし
もうやるしかない状況

精進します

涙がはみ出した瞬間

2007年12月01日 | こころ
出発ギリギリにやっと
ビザとパスポートが届いた

何もかもが急な話で
時間も限られているから
少しの狂いが全体に響いてしまう


そういう緊張感をここ数日持ち続けてたんだけど
さすがに要のパスポートとビザが届かないのは
心配で不安でたまらなかった


昨日も夕方まで待って届かなかったので
うそぉぉぉ…と思って
かなり絶望的な気持ちになりかけてた

でも望みを捨てるわけにはいかない
待つしかないんだもん


夕方から出かけて21時頃帰ってきたとき
1階のポストを見て肩を落とし
4階まで重い足を引きずりながらやっと階段を上りきった

焦りと虚無感とめげそうな自分を奮い立たせる気持ちと
でも待つしかないっていう
いろんな想いを抱えてた


そしたら先に部屋に入った同居人が

「届いとるやん」

と不在通知を部屋のポストから出した


いやぁ
声上げて泣いちゃったよ


本当に嬉しかったし安心した
すべてに感謝したね

泣きながらクロネコさんの携帯に電話して
持ってきてもらった

あとは荷造りだけ


明日
発ちます