マーシャルクラス5の音の良さにはまいりました。しかし、特定のポジションで特有な残響ノイズが出るため早速チェック。ノイズの性質からマイクロフォニックノイズと判明するがついでに内部探検してみた。
このコンボクラスにしてはマーシャル伝統の頑丈なバーチ合板キャビネット。やたらと丁寧な作りでトーレックスやサランネットの張り方なんてすばらしい。やっぱり英国製?
セレッションのオリジナル10インチセラミックスピーカー。プリント基板が載っているヘッドキャビネットがアンプ上部から吊り下げとバックパネルからの2か所で留っているためチューブ交換が若干やりずらい。チューブソケットがスピーカーマグネットとギリギリなためスピーカーのインチアップやアルニコマグネットはちょっと難しそうだ。
真空管はプリ管にECC83/12AX7を2本、パワー管にEL84を1本のシンプルなクラスA回路。クラスAは真空管を酷使しそのギリギリ感があの張りとトーンを生み出すらしい。そのため、真空管は完全に消耗品になる。真空管自体もハズレもあるので装着した瞬間ノイズだらけもあって楽しみ倍増する。パワー管は最近よく耳にする「JJエレクトロニック」のEL84。真空管自体を軽く叩くとシャリシャリ状態で既に交換時期。プリ管も1本同じ状態だった。試しにマーシャルの2061Xについているチューブを付け替えてみるとノイズ無。やはり真空管が原因だった。これで禁断のチューブの世界に入っていきそうな予感。
フェンダーのチャンピオン600がそうだがビンテージ復刻というコンセプトとこのクラス5のようにトーンはビンテージだが全く新しいアンプというところが全く違う。イメージするトーンというものからチューンしているので手を加えるところが無い。だから今回はスピーカーケーブルやスピーカーユニット交換も無。形態の復刻ならトーンは2の次だから改造も有というところ。しかし、真空管が出てきたからまた新たな展開が・・・・。
ストラトを太く鳴らすのとコストパフォーマンスはナンバー1のアンプ。しかし、気付いたらいつの間にかマーシャルだらけに。
いつもありがとうございます。
このアンプのおかげで真空管にハマりそうです。