Guitars On Broadway

洋楽とエレクトリックギターの旅路

マーシャル クラス5 電源ケーブル

2011-05-20 17:20:23 | AMPLIFIERS

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マーシャルのクラス5は凄くいい音なのですが何かイジリたくなって電源ケーブル製作の巻。

この手のアンプはちょっと手を入れるだけで激変する場合もあるので楽しい。このマーシャルの場合ビンテージ復刻というより新しくプロダクションしたものだから変にイジるとトーンが変わってしまう可能性も有。外部的なチューンの電源ケーブルからやってみた。

コンセント側のプラグはこの手の定番マリンコのホスピタルグレード。アンプ側のコネクターはWATTGATE、ケーブルはアメリカの業務用電源のCAROL。CLASS 5の電源ケーブルはセパレートなのでいろんなケーブルを試せる自作マニア向けアンプかもしれない。マーシャルは純正でも太いタフな電源ケーブルを使用しているため安心。コネクターのWATTGATEはホールドも良くタイトなジョイント感。このジョイント部分はコンボアンプにとって最重要でそれ自体かなりの振動による影響を最小限にする。

サウンドは落ち着き、アタックが前に飛出る。低音がピュアになりいい意味でハイファイ化する感じ。マニアが大好きな「ホスピタルグレード」称号もついている。何なら「NASA・ミニタリー」もついていれば最高!

価格的にもこのCLASS 5はもちろんプリント基板なのだがここに手をつけるというのはちょっと違う。もちろんPTPは良いがそれを施すと別なアンプになってしまうわけで、この価格でプレキシのトーンをダウンサイジングする目的からかけ離れてしまう。自作する人はこのシンプルな回路なら簡単に作れるだろうが価格も2倍以上。であれば「言い値の個人製作家のモノ」と際限がなくなるようにこのバランスを保つために苦労するのである。

しかし、近年の音抜けとディストーションにシフトしたハイグレードアンプが多い中、これだけ渋いトーン設定のアンプを出すマーシャルもさすが。成人向限定というところだろうか。

またこのアンプはチューブを3本しか使用しないのでいろいろなチューブをとっかえひっかえ楽しめることも出来る。そのため、変な大人はビンテージチューブの交換という禁断の領域に手を出して経済的な大火傷をする場合もある。


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