忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

自民の新 “戦略” !?

2014-03-01 | 日記
2週間ほど前に突然ノートPCがダウンし、ブログ更新がしばらく滞ってしまった。

突然ブルースクリーンが現れて止まってしまう。
完全にダウンしたのならあっさり諦めもつくが、再起動すると何となく動くから始末が悪い。


いろいろ調べてみたところ、どうもメモリーがいかれてしまっているらしい。メモリーチェックのソフトで
チェックをかけてみたらエラーで真っ赤になった。長年愛用したパナソニックのLet's noteという機種。
サービス終了が間近というwindows xpの搭載の古い機種だが非常に軽く、ベッドで横になりながらお腹の上に
乗せて使えるので大変重宝していた。消費税アップ前に新機種に乗り換えるか否か、まだ諦め切れないでいる。


前置きが長くなったが、先日のニュースによると自民が次回選挙で女性候補を増やし党勢拡大を図る方針だと
言う。

このニュースを聞いて、数ヶ月前に麻生氏だったかが「憲法改正はナチスのような手段で(穏やかに)やれ
ないか」と発言して物議を醸したことを思い出した。
どうも最近の――というより発足当初からだが――安倍氏に一種の“幼児性“が感じられて仕方がない。


安部政権になるとはぼ同じくしてタイミング良くそれまでの異常な円高が是正され、また株価も1万円以上を
回復。それをあたかもアベノミクスの成果のように吹聴する。だが果たして”三本の矢”という政策の
中身は一体何だったのか。経済は円安や赤字国債増刷の補正予算などでは長続きしない。為替レートや
株価は大臣や米国の財政議長の軽い一言で上下するほど経済の実態とかけ離れている。円安は投期筋の
マネーゲームの結果でしかないのにマスコミもあたかも景気が回復しつつあるように装って消費を煽る。
円安は輸出企業が一時的に潤うだけで、じきに原料等の高騰で跳ね返ってくるはずだ。為替レートなんて
安定してあまり変わらない方がいいに決まっている。今や為替レートや株価は商品の一つであって経済の
指標になっていないのは明らかだろう。

補正予算にしても公共投資が多い。先月に中九州に出かけた折にあっちこっちで道路工事をやっているのに
出くわした。その多くが必ずしも必要とは思えない歩道整備である。家の近くでも道路整備とやらを長い間
ずっと続けている。おそらく国からの補助金が増えているのだろう。公共投資削減で建設業者が苦境を呈した
のは承知しているが、はっきり言って公共投資は一時的な消費でしかなく明日に利潤を得ることはない。
しかもその財源が赤字国債なのだから余計始末が悪い。赤字国債は25年、30年先のわれら子供、孫が使うべき
税金である。

それにしても今日の来年度予算の衆院可決は酷い。強行採決に近い採決もそうだが、大幅な歳費の増加。
消費税増税を国民の多くが止む無しとして認めたのは国の借金を減らすためだったはず。

お仲間からのNHKの経営委員や会長の選任、集団自衛権行使の憲法曲解による是認の動き、そして今日の
衆院採決。いよいよ”幼児性”が目に余るようになってきた。

今は対抗馬がいない。だが「驕れるもの久しからず」である。


※それにしてもNHK会長の籾井氏は人格的に問題が多いようだ。昨年アジアバドミントン連の臨時総会で
会長を解任されている。独断と専行が強かったらしい。
また出身の三井物産でも副社長時代に会長が次期社長に指名したにもかかわらず周囲の反対によって反古
になったという過去もあるとのこと。今回のNHK理事に日付空欄の辞表を提出させたことといい、慰安婦
発言についての経営委員会や国会での答弁を考えあわせるとどうもTOPにすえるべき人物ではないようだ。