クモの巣
2012-07-19 | 日記
数日前から庭の正面にある松の木の上に女郎クモが巣を張っている。
居間から見ると、松の木の上にはただ青空が拡がるだけなので、空中に浮かんで見
え何とも不思議な光景だ。上の掛りはどこだろうと見てみると、松よりはちょっと高
さのある松の隣の楓の木から糸を伸ばし巧みに網を張っている。ネット作りのプログ
ラムがそのDNAに組み込まれているとはいえ実に見事。
通常、クモは風の通り道となる枝の陰などの見えにくいところに網を張るはずだが
女郎クモはこうして実に堂々と網を張っている。
観察していると、この数日間獲物を捕らえたところを見たことがない。
ずっと見ている訳ではないので或いは気付かないだけなのかも知れないが、太陽が
容赦なく照りつける灼熱の日中でも、網の中央でただひたすら獲物がかかるのをじ
っと待つ。身を隠せば捕食率は多少でも高くなるのだろうが、ネットの中央で堂々
と身を曝している。
彼らのタイムスケールから言うとこの数日はわれわれの数ヶ月に相当するのだろう
けどひたすら待つ…。
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