10/28日 今日は母の三回忌です
母が亡くなってから見つかった故郷の旧友へ宛てた手紙に
私が育った家族の日々徒然や長い闘病生活を経て死を迎える寸前までの
母の思いなどが年月をかけて文通という形で残っていました。
その手紙や母が残した作文などを父が遺品としてまとめ文集を作りました。
その文集の中の一項に
「築く」とタイトル付けされたページがあります。
母が同居の義父母(祖父母)との暮らしの中で
祖母が初めて失禁をした時の絶望的な喪失感と
それを受け止めきれず罵声あびせる祖父。
そんな出来事を介護の日常を書き連ねながら
「女」「嫁」「妻」「老」「死」「生」「病」への母の考え方が記されています。
今、介護を抱える私に母は今日も暮らしのヒントを与えてくれます。
30年前の介護とは比べ物にならないほど介護用品の整った今。
素手ではかなりのストレスであったであろう作業も
ペラペラのゴム手袋一つで魔法の手へと変身します。
母がしていた様に私も鼻歌♪を歌いながらやってみます。
母が私の中に存在している瞬間です。
姑への積もり積もった釈然としない気持ちも
介護を通して和らいでいくのが不思議です
こんな気持ちの変化を母へ伝えたいのですが
伝えられないと気付いた時 ふっと涙が溢れます。
まだまだ話したい事 聞きたい事がいっぱいあるものです。
父よありがとう
どうぞ余生を元気にたくましく。
土産話は父に託さねば・・
母よどうぞみんなを見守っていてくださいねぇ~と
嫁ぎ先から うーとーとーする三回忌。