韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

韓国ドラマ、IT・デジタルなこと、AIなどと並んで哲学に関する事柄や、よろずこの世界の出来事について書き綴ります

韓国ドラマ「ホジュン~伝説の心医~ (2013/MBC)」について~(8)

2021-02-04 17:32:17 | 韓国ドラマ
 さて、ソン大監はウイテではなくホジュンが来たことを不満に思いますが、渋々診察を任せます。しかし、鍼を打とうとしたり、薬を飲ませようとしたりするたびに反対され、診療を妨害された挙句、ホジュンでは信頼できないとついには部屋に幽閉されてしまいます。

 そこへ、ヤンテに連れられてダヒが様子を見にやってくるのですが、ホジュンが幽閉されたと聞いて、気が気ではありません。そうしているうちに、ホジュンが部屋から消えたと大騒ぎになったのですが、彼は薬を準備するための水を汲みに行ったのでした。

 戻ってきたホジュンの熱意に負けてついにソン大監はホジュンに投薬を許します。そのようにして、ホジュンが誠心誠意治療に当たった結果、ついに夫人は自らの力で立ち上がることができるようになります。

 回復した夫人の姿をみたソン大監はたいそう喜び、ホジュンに謝礼を渡そうとしますがホジュンは固く固辞します。しかし、彼が内医院を受験すると聞き、推薦状を書くことを提案し、ホジュンはそれを喜んで受け取ることにしたのでした。

 しかし、ダヒはホジュンが推薦状を受け取ることに反対してそれを捨てるようにいいます。ホジュンが道を誤っていると言いたかったのです。

 そして、推薦状を携えて帰宅したホジュン宅に、ホジュンの母への褒美の品がたくさん運ばれたのですが、そのことをイルソの妻ハマンがウイテの妻のオ氏の前で、口を滑らせて話してしまいます。

 推薦状の件を聞いたウイテはホジュンに推薦状を出させ、目の前で燃やしてしまい、ホジュンは破門を言い渡されます。また、ホジュンの家に運ばれた褒美は、本来は医院へのものだと怒ったウイテの妻オ氏はホジュンの家に褒美の品を奪いに行かせます。

 その光景を見ていたホジュンの母はショックのあまり倒れてしまい、ホジュンはウイテに大きな怒りを抱くようになるのです。

 とまあ、本当に喜びの絶頂から奈落の底へ落とされてしまうような展開で、見ている私たちもハラハラしてしまいます。私はこのような展開を個人的に「ジェットコースターのような人生」と呼んでいます。これも、韓国ドラマあるあるですよね。

 このホジュンの紹介記事の冒頭、あまりストーリー展開を細かく追わないと宣言したのですが、どこからどこまでを端折ればいいのか今ひとつ判断できなかったので、今のところかなり細かくストーリーを追った記述になっています。

 小さなエピソードごとに、私の見解、考えたこと、感じたことを述べていければいいのかなと思いますので、これからもこんな感じで進めていきますのでよろしくお願いいたします。

 さてさて、喜びの絶頂からあろうことか破門されてしまうなんて、本当にびっくりしてしまいますよね。ダヒがその推薦状を捨てろと言ったことが正しかったわけですが、家族に苦労を掛けたくないという気持ちが、ホジュンの本来の生き方を誤らせていると、ダヒは気づいていたわけです。

 ダヒとしては、その心遣いはうれしかったでしょうが、生活を楽にするためにホジュンの主義に反したことをしてしまっては、きっと後悔する時がくると言いたかったのかもしれません。そして、案の定ウイテを激怒させてしまうことになったのです。

 物語はこれからどうなるのでしょうか?次回をお楽しみに。