韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

韓国ドラマ、IT・デジタルなこと、AIなどと並んで哲学に関する事柄や、よろずこの世界の出来事について書き綴ります

韓国ドラマ「ホジュン~伝説の心医~ (2013/MBC)」について~(10)

2021-02-06 19:12:45 | 韓国ドラマ
 内医院に入るために科挙を受けに出発したホジュン。途中の宿でドジに出合い、その宿で下働きをしているドルセの歯痛の治療をしてやります。

 そこへ、病人の治療をしてほしいという村人が現れますがドジを含めた他の科挙を受験する医師たちは、ほぼ全員が受験を理由に断る中、志願した他の2名の医師とともに、ホジュンは往診に出かけて行きます。

 日頃医者に診てもらえない貧しい村人たちが次から次へと押し寄せ、結局朝になってしまいます。無料で誠心誠意診療するホジュンは、村人たちから大変感謝されるのですが、ホジュンが科挙に出発しようとしても、もう少し診察をしてもらえないかと、村人たちに引き留められます。

 結局月がでるまでという約束で診療を続け、ようやく解放されたホジュンですが、今度はドルセにだまされて、ドルセの自宅に連れていかれます。ドルセの病気の母をみてほしいというのです。

 ホジュンは、とまどいながらも断り切れずにまたも、親身に診察してやるのですが当然科挙受験に残された時間は、どんどん短くなるばかりです。ドルセの母の治療も終わり出発しようとしますが、もう普通に歩いては間に合わないくらいの時間が過ぎていました。

 そこで、ドルセが馬を調達してくるというのでそれを待っていると役人たちが現れ、ドルセとともに馬泥棒として捕らえられてしまいます。

 しかし、役所に治療してやった村人たちが押し寄せ、ホジュンの助命嘆願をしてくれたおかげで、県鑑(ヒョンガム:地方長官)からは逆にその労をねぎらわれ、馬を貸してもらうことができました。

 全速力で都に向かうホジュンでしたが、結局時間には間に合わず無慈悲にも閉じられた受験場の扉の前で無念の涙を流すのでした。

 他方、ユ・ドジの方は母からもたされた金塊を受験担当の医官に、わいろとして渡すという工作もうまくいき、今回は見事に合格することができました。
 
 という具合に、万事首尾よく合格できたドジと、医者としての本分を果たしにもかかわらず、不運にも受験すらできなかったホジュンとで明暗が分かれてしまいました。

 これで終わってしまっては、この世には神も仏もないということになってしまいますが、この後どうなったのでしょうか?次回をお楽しみに。