刻々と約束の日時が近づいて来ます。イェジンはたまらなくなり、どうか罰を与えるのだけはやめてくださいと御医イェスに懇願しますが、聞き入れてもらえません。
「宮中に戯言なし」の具体的な意味は、ホジュンの手首を切り落とすという意味だったのです。
それからも容赦なく時間が過ぎ、遂には刑を執行する時間がやってきました。そこへ、王付きの内官(ネグァン:王のお付きの宦官)が何やら叫びながら必死に走ってきました。そう、ホジュンは救われたのです。
恭嬪の兄の症状はすっかり消え、胃がんも治り腹にあったしこりもすっかり消えてしまったのでした。
一転してホジュンは王から褒章を受けることになり、恭嬪からホジュン一家は招待され恭嬪に謁見することになります。その場で褒美として屋敷を賜ることになり、王からは王子の侍医になってほしいと言われますが、ホジュンは辞退し、王子が病気の時だけ診療することで落ち着きます。
また、御医イェスがホジュンに話があると呼び出し、「ユ・ウィテは朝鮮一の名医だ」とホジュンに言ってくれたのです。このことで、ドジの立場はまた一段と悪くなってしまいました。
さて、ホジュンですが、刑の執行を免れたところから一転して幸福の頂点へと導かれてしまいましたね。本当に、ジェットコースターのような人生とはこのことではありませんか。
御医イェスの指示にも逆らい、自分の腕と信念だけで見事に患者を治療して見せたのですから、並大抵のことではありません。
そして、あばら家住まいだったホジュンに、恭嬪が立派な屋敷をプレゼントしてくれました。また、高価な絹の反物を授かりそれを仕立てて、宮中での謁見に着て来るようにということになったのです。
御医ヤン・イェスとホジュンの師匠ユ・ウィテの確執も、この一件でなくなることになり、ホジュンは本当に師匠に対していいことをしたと思います。この後、なにがあってもヤン・イェスのホジュンに対する信頼は揺らぐことはありませんでした。
また、王子の侍医にと請われたにもかかわらず、恵民署で医術の腕を磨きたいなどと、並みの医者では言えることではありません。そういう頑固でちょっと変わったところでさえ、王からみれば信頼できる点になるのでしょうね。
ドジなら、二つ返事で引き受けてしまうでしょうけれども、恭嬪の兄の一件で立場が悪くなってしまったドジに、さらなる難題が持ち上がります。まさに泣き面に蜂のような出来事が起こるのです。
次回をお楽しみに。
「宮中に戯言なし」の具体的な意味は、ホジュンの手首を切り落とすという意味だったのです。
それからも容赦なく時間が過ぎ、遂には刑を執行する時間がやってきました。そこへ、王付きの内官(ネグァン:王のお付きの宦官)が何やら叫びながら必死に走ってきました。そう、ホジュンは救われたのです。
恭嬪の兄の症状はすっかり消え、胃がんも治り腹にあったしこりもすっかり消えてしまったのでした。
一転してホジュンは王から褒章を受けることになり、恭嬪からホジュン一家は招待され恭嬪に謁見することになります。その場で褒美として屋敷を賜ることになり、王からは王子の侍医になってほしいと言われますが、ホジュンは辞退し、王子が病気の時だけ診療することで落ち着きます。
また、御医イェスがホジュンに話があると呼び出し、「ユ・ウィテは朝鮮一の名医だ」とホジュンに言ってくれたのです。このことで、ドジの立場はまた一段と悪くなってしまいました。
さて、ホジュンですが、刑の執行を免れたところから一転して幸福の頂点へと導かれてしまいましたね。本当に、ジェットコースターのような人生とはこのことではありませんか。
御医イェスの指示にも逆らい、自分の腕と信念だけで見事に患者を治療して見せたのですから、並大抵のことではありません。
そして、あばら家住まいだったホジュンに、恭嬪が立派な屋敷をプレゼントしてくれました。また、高価な絹の反物を授かりそれを仕立てて、宮中での謁見に着て来るようにということになったのです。
御医ヤン・イェスとホジュンの師匠ユ・ウィテの確執も、この一件でなくなることになり、ホジュンは本当に師匠に対していいことをしたと思います。この後、なにがあってもヤン・イェスのホジュンに対する信頼は揺らぐことはありませんでした。
また、王子の侍医にと請われたにもかかわらず、恵民署で医術の腕を磨きたいなどと、並みの医者では言えることではありません。そういう頑固でちょっと変わったところでさえ、王からみれば信頼できる点になるのでしょうね。
ドジなら、二つ返事で引き受けてしまうでしょうけれども、恭嬪の兄の一件で立場が悪くなってしまったドジに、さらなる難題が持ち上がります。まさに泣き面に蜂のような出来事が起こるのです。
次回をお楽しみに。