韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

韓国ドラマ、IT・デジタルなこと、AIなどと並んで哲学に関する事柄や、よろずこの世界の出来事について書き綴ります

三菱東京UFJ銀行でちょっとうれしいこと

2006-04-10 00:00:00 | 情報セキュリティ
 三菱東京UFJ銀行が誕生して便利になったという記事をかきましたが、それに関することです。

 なんと、旧UFJ銀行のATMコーナーでは硬貨が使えるのです。私が知る限り、旧東京三菱銀行、三井住友銀行では硬貨が扱えるのは支店に設置されているATMだけです。ATMだけのいわゆるATMコーナーでは硬貨は取り扱っていないのです。

 ところが、旧UFJのATMを利用するようになってみて、何気なく気づいたのです。硬貨が使える!

 こんな些細なことですが、利便性が増したことは非常にうれしいことです。運用の手間から、硬貨を扱えるATMを制限しているのでしょうが、ユーザーにとってはなんともうれしいことです。

 扱う金種が多くなればそれだけセキュリティ上の問題も出てくるのでしょうが、コンビニのATMで硬貨が使えないのは仕方ないにしても、銀行が直接運用しているATMで硬貨を取り扱う機能をわざわざ殺しているのは、本当に残念なことです。

 警備会社の職員がATMへの現金の補充や運搬を行うシーンにたびたび出会うことがありますが、こういう仕事も大変だなと思うことがあります。なにしろ大量の現金を持っているのですから、格好の強盗の対象になりうるからです。

 そういう意味からも、街中にごまんとあるATMコーナーで硬貨が使用できないようになっているのは、仕方がないのかもしれません。硬貨はきっと重量も相当なものでしょうし。

 旧UFJのATMでの硬貨のサービスが続いてくれることを祈っています。

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不自由さの限度

2006-04-09 00:00:00 | 情報セキュリティ
 振り込め詐欺の横行によって銀行利用の際の制限がどんどん大きくなっています。ATMによる引き出しにしても一日あたりの限度額が引き下げられましたので、不便を感じている利用者も多いのではないでしょうか。

 また、マネーロンダリング(資金洗浄)抑止策の一環として、ATMからの現金による振り込みの限度額を大幅に引き下げる制限も実施されることになったと、TVの報道で知りました。

 私の取引のある銀行のネットバンキングでも、一日あたりの振込額を大幅に下げられてしまいました。普段はそんな大きな金額の振り込みをする機会がないので、実質的に不便さを感じる場面はないのですが、それにしても悪人たちのために普通の人間がどんどん不便さを我慢しなければならない時代になってきているのです。

 これは、よく考えてみれば全く腹立たしいことで私たちには何の責任もないのに、いろいろな点での利便性の享受のレベルをどんどん下げられているのです。

 情報セキュリティにかかるコストということがよく話題になりますが、具体的にハードウエアを購入したり、目に見える人件費以外にも、このような目にも見えず、直接金額に換算することができない不便さというコストをわれわれ全員が背負うことになるのです。

 安全と引き替えなら安いものと、気軽に言えることとそうでないことがあります。これは、人それぞれ不便さの受容の限度が違うので個別に考えないといけない問題です。

 いずれにせよ、情報セキュリティ対策に我慢はつきものと改めて覚悟をせまられていることは間違いありません。

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ウイルスについてのマスコミ報道

2006-04-08 00:00:00 | 情報セキュリティ
 ウイニー騒ぎも一段落した観がありますが、また何か情報流出事件があればマスコミでは大きく取り扱うことでしょう。

 ウイニーについての報道がされればされるほど、世間の注目が集まって今までウイニーを使っていなかった人までウイニーに興味を持って使い始めて、ますます情報流出が広まるという悪循環が指摘されています。

 流出情報のコレクターと呼ばれるような人まで現れる始末で、実に困った事態が起こっています。世間一般に注意を促す意味での報道は必要なのですが、それがかえって被害を拡大させるという事態も引き起こしていることは、実に悩ましい問題です。

 この一件をみてわかるとおり、もはやコンピュータウイルスや情報流出に関する報道は、一部のコンピュータ利用者向けのものではなく、全国民に対して大きな影響力を持つものだということがわかります。

 ウイルス対策ソフトなどなくても、コンピュータ操作の際に注意をしていれば済んだ時代から、ウイルス対策ソフトを使用していても防ぎきれないようなウイルス被害が続出する時代になってきました。

 コンピュータウイルスについてのマスコミ報道によって、種々の情報を得られることは基本的に大きなメリットですが、そのためにかえって不都合が起こるということもよく理解しながらマスコミ報道というものとつきあっていかなければならない時代になったのです。

 このブログの読者には、マスコミ報道を良く吟味して分別ある行動を期待することにします。

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銀行合併によるシステム統合

2006-04-07 00:00:00 | 情報セキュリティ
 三菱東京UFJ銀行が誕生してもう3ヵ月が過ぎました。今のところ大きなトラブルもなくシステムは稼働しているようですが、まだまだ安心してはいけません。問題はこれからなのですから。

 というのも、現在は両者のコンピュータシステムを相互に接続して稼働させているだけで、双方のコンピュータシステムで共通して行える取引は大きく制限されているからです。利用者の方ならご存じだと思いますが、どの店舗やATMコーナーにもここは旧東京三菱銀行です、旧UFJ銀行ですという表示がされています。

 考えてみればこのような事態はおかしな話なのですが、大銀行同士の合併ですからいきなり今までのシステムをご破算にして、新規に作り直すなどという大冒険はできないわけで、まずは一番単純な相互接続から始めたと理解すべきでしょう。

 現状では、普通預金の出し入れなと、ごくごく基本的な取引だけが相互に行えるだけで、それ以外の取引は自分が以前に取引していた方の店舗に行かないと取り扱ってもらうことは出来ません。

 旧東京三菱銀行のユーザである私としては、とりあえず旧UFJのATMを預金や通帳記入に使えるようになったことで、格段に利便性が増して銀行合併のメリットを享受していますが、今後完全なシステム統合が行われてしまうと、またATMの数が減ってしまうのではないかと危惧しています。

 旧東京三菱銀行はできるだけATMを減らすような方針をとっていたためで、この数年間にずいぶんわたしの生活圏から手数料なしで利用できるATMがなくなってしまって不便な思いをしてきました。通帳記入をするにも限られた支店かATMコーナーに行かなくてはならず、うんざりしていたのですが、今回旧UFJ銀行のATMコーナーが利用できるようになって大変助かっています。

 正式には何年後になるかわかりませんが、完全なシステム統合が行われたところで、支店の統廃合も進むことと思われます。現状は二つの支店がすぐ隣同士にあったりしてちぐはぐな状況ですが、利用者の利便性をできるだけそこなわないように、そして、大きなトラブルを起こさないようにしてシステム統合を行ってほしいと思っています。

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認証ビジネス

2006-04-06 00:00:00 | 情報セキュリティ
 相変わらず、ウイルスによる情報漏洩騒ぎがマスコミで報道され続けています。このような状況の中で少しでも情報セキュリティに関しての信用を取り戻すにはどうすればよいでしょうか。

 一つは、ISO27001等の情報セキュリティについての認証を得ることです。もう少し範囲を狭めればプライバシーマーク、TRUSTeといった認証制度があります。

 実際、ISO27001の認証取得は現在かなりの率で伸びており、認証会社やコンサルタント会社では対応におおわらわです。ビジネスとしてのうまみも当然大きいわけで、各社ともはっぱをかけて営業をかけているところではないでしょうか。

 情報セキュリティ分野での認証ビジネスは、本当にこれからが伸びる時期で、ここでどれだけがんばれるかで認証会社やコンサルタント会社の先行きが決まると言っても過言ではないでしょう。なるべく新規顧客を開拓して、自社に囲い込んでしまいたいというのが各社の本音ではないでしょうか。

 認証ビジネスが盛んになって、各種の認証を取得する組織が増えることはいいことなのですが、取得して終わりというのではなく、認証取得を契機に情報セキュリティについての認識を新たにして、情報漏洩などの不祥事をおこさないようにするという決意をあらためて固めてもらいたいものです。

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DS Lite購入騒動

2006-04-05 05:00:00 | 情報セキュリティ
 ニンテンドーの新型ゲーム機(正確に言うと、モデルチェンジ)のDS Liteを手に入れるのに苦労しました。

 私はゲームをやらないのですが、家族でほしいというものがいてどうにか手に入らないか相談されていたのですが、皆さんご存じの通り先週くらいまでは、どの店も売り出せばあっという間に完売する状態で、一体どこに行けば確実に入手できるか義妹が途方にくれていたのでした。

 こういう場合はやみくもに歩き回っても時間を浪費するばかりです。とにかく情報を集めようと、信頼できそうなネット上の口コミ掲示板をじっと観察することにしました。それによれば、日本中で皆苦戦しているようで、苦労している様子が手にとるように伝わってきます。

 そして、一週間くらいじっとそこで情報を集めているうちにだんだん状況がよくなってきたのがわかりました。今度の土曜日くらいには大丈夫そうかなと思っていたところへ、たまたま地元の大型玩具店で週末の土曜に300台以上発売するという情報が手に入ったので、それを義妹に伝えたところ、開店前に並んで購入すると決心してその日を迎えました。

 そして、とうとうほしかった機種が入手できたという連絡がきました。色も希望の色で、待ったのも、30分くらいでさほど苦労することもなかったようです。ずっとほしいのを我慢していた姪が喜んでいる姿をみて、本当に良かったと思いました。

 ネットがなければ、文字通りの口コミしかないわけでそれでは伝達範囲も非常に限られますし、内容の真偽の判定も非常にむずかしく、大変な苦労をしていたと思います。

 今回は品薄のゲーム機を入手する話でしたが、セキュリティ対策にも情報収集が基本となることは言うまでもありません。職業柄、いろいろな情報を集めることに慣れていたことが今回、プライベートでも役だったというわけです。

 ゲーム機購入と情報セキュリティ対策、全く関係のないもの同士に見えますが、意外なところで接点があることがわかったという一件でした。

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私物PCのやっかいさ

2006-04-04 05:00:00 | 情報セキュリティ
 最近のウイニー騒動で問題になっているのは、ほとんどのばあい流出元が私物PCであることです。業務上のデータをウイニーをインストールした私物PCにコピーすることによって情報流出が起こっています。

 私物PCを業務で使用する状況はいろいろなパターンがあると思います。そもそもPCの台数が足らずに、私物PCを職場に持ち込んで作業するケース。そして、職場ではPCを貸与されているが、自宅に仕事を持ち帰って仕事をしたいということで、業務上のデータを自宅の私物PCにコピーしてしまうケースなどです。

 いずれにせよ、情報漏洩対策をできるだけ完全なものにしたければ、私物PCの業務での利用を完全に禁止するしかありません。前にも防衛庁が一気に数万台ものPCの導入計画を発表したことをこのブログでも取り上げましたが、この際あいまいになっていた私物PCの取扱について、一気に片を付ける時がきたようです。

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デリケートなガスコンロ

2006-04-03 05:00:00 | 情報セキュリティ
 読売新聞WEB版から。「松下電器産業は(3月)27日、家庭用ビルトインガスコンロの新製品『GE―NF751』『GE―NF601』で、AMラジオの電波が原因となって炎が消えないなどの誤作動を起こす可能性があるため、発売を中止すると発表した」

 この製品は、天板ガラスに触れるだけで微弱な電流を感知して操作できるそうです。それがあだとなって、AMラジオの電波で誤作動をするらしいです。ガス管がアンテナの役割をはたして、ガスコンロがAMラジオの受信機の状態になって、微弱電流のコントロールができなくなって異常動作をするということです。

 しかし、こんな製品のアイデアを考え出した技術者はえらいと思いますが、実用化一歩手前でつまづいたということですね。自然界は、いろいろな電波がとびかっているので電波によるコントロールは意外とむずかしいのかもしれません。

 このニュースを読んで以前から話題にしている家電製品のネットワーク化の話を思い出しました。あらゆる家電製品にネットワークアドレスを振って動作させるという話です。

 これからは、単純なガスコンロや炊飯器などというものはだんだんと姿を消して、複雑な操作を要求するものが増えてくるのかも知れません。高機能になるのはいいですが、使わない機能が増えても仕方がないですし、上記のガスコンロのような誤動作を起こすような微妙な製品は、かえって消費者にとって迷惑です。

 ガスコンロの火力を調節するのに微妙な操作が必要で、それがAMラジオの電波で誤動作して火事にでもなったらたいへんなことになります。家電製品のネットワーク化も、これと本質的に同じ危うさを持っています。

 われわれ消費者も目先の新しさに気を取られるばかりではなく、それが本当に自分に必要かどうか見きわめる目が必要だということになりそうですね。

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元NTTデータ社員の顧客データ悪用

2006-04-02 05:00:00 | 情報セキュリティ
 またまた、内部の人間による犯行です。データセンターのシステム運用の責任者が、その権限を利用して顧客情報を持ち出して、磁気カードを不正に作成し、顧客の口座からお金を引き出していた事件です。

 この件で印象深いのは、NTTデータの社長の言葉。「これまでも相当なセキュリティ対策を打ってきたが、責任者が不正を働くとは思っていなかった」です。

 NTTデータといえば日本でも有数の大手のSIインテグレータです。その会社にしてこの程度の認識とは、あきれてしまいました。社長の発言として本当にふさわしくない、レベルの低い発言に私はがっかりしていしまいました。

 民間企業も、国家機密や、軍事機密を扱う施設並みのセキュリティ対策を講じなければならない時代なのでしょうか。

 とても、かんがえさせられる事件でした。

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PSEマーク問題

2006-04-01 05:00:00 | エッセイ
 PSEマーク問題が今大きな話題になっています。電器製品の安全性を示す制度として制定されることには何の依存もありませんが、中古製品の扱いをどうするかについてと、その件を社会に周知徹底しなかったことが今回の混乱を招いています。

 電器製品の漏電等による火災が年間1万件もあると統計を示されても、それをもっと世間に広く示してメーカー、一般ユーザ、そして中古品販売業者の理解を得る努力が足りなかったと思います。いきなり、4月からこのマークのない製品を販売できませんと言われても、とまどうばかりでしょう。

 5年間の猶予期間(製品によって異なる)があったとはいえ、その間に経産省はどのくらい熱心にこの法律・制度を世間にアピールしたかきわめて疑問です。中古品販売業者からの問い合わせにもあいまいな回答をしたというTV報道もありましたし、今回の騒ぎは、経産省に大きな責任があると思います。

 法律の主旨はとてもいいもので、理解できるとしてもそれを実際に施行する際にやり方を誤ると社会に大きな混乱を招くということの良い見本になってしまいました。

 私見ですが、新しい製品だけを対象にすればすっきりしてメーカーへの周知徹底だけですんだものを、中古品も対象としたことで大混乱が起こってしまいました。中古品は値打ち・価値のあるものは長くメインテナンスされて使用され続けますが、いずれは寿命が来ます。中古品に対して、おうような姿勢を取って、市場からの自然消滅を待つくらいの考えでこの法律を実施すればよかったと思っています。

 私も個人的に、製造中止になってしまったビデオデッキを多数所有し、メインテナンスしながら使用しています。オークションなどで、手頃な値段で入手して、きちんと修理して使えばまだまだつかえるものが多数あります。

 このような良いものをメインテナンスしながら長く使うという精神を絶やさないためにも、経産省はもう一度この法律の施行について、よくよく考えて頂きたいものです。

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