
さて、もらってきたカタログを見比べていると、とても面白い。
表紙は御覧の通りで、キャノンを除いて黒を基調としている。
知らなけりゃ何のカタログか分からない無愛想なE-3に対照的なのがD300で、キムタクが「頂点の凄み」と睨みをきかせている(^^) 40Dは白をバックにカメラ上部を大写しし、K10Dとα700はカメラ全体を写しオーソドックス。で、E-3と同じように文字だけなのがL10。それでも「プレミアム一眼」とコピーがあって、少しはやる気があるか・・・などと思って、まずはL10からページを捲ることにした。
で何が特別かと思っていると『世界を変える』と言いつつフリーアングルモニーターを前面的にアピールしており、その後の頁へも続く。しかし、フリーアングル液晶なんてコンパクトカメラで何機種もあった。確かに一眼レフとしては初めてかもしれないし、その効果も分かるけど、じゃぁ肝心のコンパクトカメラと何が違うんだってところのアピールが弱いというか、無いに等しい。せっかくのライカブランドのレンズを揃えても、載ってる写真も「なんだこりゃ?」だ。
たぶん、家電の延長から抜け出せていないんだろうなぁ。これはα700にも言えることで、昨日書いたとおりなんだが、コピーで言ってることと中身が乖離してて、インパクトないんだな~。次いで『画質革命』のK10D。これは去年のモデルだけど、今のところこれしかない。で、画質革命と言いながら、何処が革命的なのかよく分からないし、なんとなく自己満足的に感じてしまう。取り立てて特徴もないけど、防塵防滴・手ぶれ補正・ゴミ取りなどを盛り込んで万能なんだからとりあえず『革命』と謳っとけ・・・ってな感じだろうか。いま思うと、それだけ機能満載で低価格なので『一眼価格革命』ってのが本音なんじゃなかろうか。但し、カタログ上の写真は作品と言える出来栄。さて、次は我が愛機40Dは『私に応える正統』ってことだが、辞書を繰ればオーソドックや正道なんて言葉とも通じて、なんていうか培ってきたブランド力の自信が表れてるような感じである。頁を繰る毎に手の込んだ作品が紹介されており、なかなか素敵な作りになっている。次いでCanonのライバルnikonD300だが、冒頭のキムタクでは、いくら睨まれても魅力的じゃないのだが、頁を捲れば写真と機能紹介のバランスが見事で、思わず欲しくなるような作りに仕上がっていて、40Dの『正統を突き抜けて凄みで頂点に立ったぞっ』ってなところか。価格を考えなけりゃ、やっぱ一番だ。
で、最後にE-3なんだが、無愛想な表紙を一枚捲ると『もう、撮れない世界はない』とあるがL10と同じ肩透しを疑りつつ更に頁を捲れば水しぶきを上げて飛び上がるサーファーの後姿がバッチリ撮られており、次の頁には落ち着いた女性のポートレートがあって『動』と『静』を上手く表現しているし、次にはさりげなくフリーアングル液晶を蝶のマクロを使ってアピール。更にはアフリカの草原で『・・・まだ見ぬ世界へ踏み出せ・』と、なんだか憎い演出が続く。
というわけで、カタログを見る限り、CanonとNikonの牙城を崩せるのは、ひょっとしたらOlympusかも?などと思えてくるのだが、みなさん如何なもんでしょうか。
(ただしレンズの選択肢、少ないのが問題かな)
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