かつて、 『・・(併合時代に)いいこともした・・・』 といって辞めさせられた日本の大臣がいた。
本書は、その時代に生まれた韓国人のチェ・ケイホ氏が 『 いいことも・・・』 ではなく
当時の人口や貿易額推移のデータ、日本が投資した金額や様々な事業についての記録、
加えて自身の体験を基に 『 いいことをした 』 と語っている一冊である。
日本人としては、散々に悪者扱いされてきたことを思うと嬉しい内容ではある。
しかし
本書の意図は、日本を擁護しようとするものではない。
出版されたのが平成16年(2004年)であり、当時の大統領、金大中氏 (1998~2003)や盧武鉉大統領 (2003~2008)時代に行われた、北朝鮮との友好関係を築こうとする「太陽政策」に異論を唱えるのが目的のようだ。 日韓併合以前の、真っ当な政治を怠って「讒言と嘘で血塗られた残酷史の連続」で、大多数の国民が飢えや病に苦しみぬいた李氏朝鮮時代と北朝鮮が全く同じであるとし、北朝鮮への不正な送金疑惑や、反日、反米路線を執ることが、韓国を滅亡へ導くのではないかと危惧している。 それを正すためにも真実を直視しなけりゃいけないというのである。
・・・と、まぁ、なんというか、もし自分が反日教育を受けて、それを信じきっている韓国人だとしたら、容易には直視できない半島の歴史かもしれません・・・
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