よろずよもやまよろずたび

地元の写真と日々の雑感、写真日記です.
最近は陶芸三昧の日々ですが・・・

黒崎海岸2

2009-03-30 | 風景






看板に書かれている文を読んでみた。
以下、その全文・・・

 ここは、風や砂により内陸部の田畑や人家に大きな被害を与えていた砂丘地であったことから、藩政時代から明治に2000万本、大正から昭和にかけて、約700万本のクロマツ等の苗木を植栽し、長い歳月をかけて造成した海岸林です。
これまで、国定公園や保安林として森林の機能を高度に発揮してきたとkろですが、近年、松食い虫による松枯れ被害(マツ材線虫病)が拡大し、大きく生育した多くの松が枯損し、優れた自然景観が損なわれるなど森林の持つ公益的機能の発揮に支障を来たしている状況にあります。
 このため、石川森林管理業においては、関係機関と緊密な連携を図りつつ、「松くい虫防除対策業」を実施するとともに、「海岸防災林造成事業」(治山事業)を実施し、広葉樹や抵抗性マツの苗木を植栽し、松枯れ被害により損なった森林の機能の回復に努めています。
 また、松枯れ被害が甚大なことから、地元加賀市等のご協力により、池端国有林と浜山国有林において「ふるさとの森づくり植樹祭」を実施し、加賀市や県内から数多くのボランティアの参加を得て、それぞれ約1万本の広葉樹の苗木を植栽するなど「ボランティアによる森林整備」の実施を通じて海岸林の維持保全に努めています。
 なお、自然景観を著しく損なっている海岸線沿いの海岸林を対象として、国土交通省所管の景観形成事業推進費を充当した「海岸防災林造成事業」を実施し、被害木を伐倒処理し、その跡地抵抗性マツや広葉樹の苗木を植栽するとともに、植栽した苗木を強風等から保護し育てるために、「木製防風柵」や「植生保護管」を設置しました。

とのことです。
木製防風柵は機能しているいようだけど、植生保護管の効果はイマイチで
育っている松は1割もないように見えた・・・・これ取り除くのも大変じゃなかろうか・・・
などと妙な心配がつのったり・・・。


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6 コメント

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Unknown (まこ)
2009-03-31 12:22:51
ほんとうに大変だ。
そして、この文章をきっちり掲載したkomeさんにも感心する。
そして、それを貴重な昼休みにきっちり読んだわたしの真面目さにも感心した。自分で。
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Unknown (無手勝)
2009-03-31 19:07:38
植林した先からハゲ山とは!
マツノザイセンチュウも強力ですが、植林の方法及び管理にも問題が有るのではないでしょうか?。
人も木もほっとかれたら育ちません。
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Unknown (Mr.SCHOP)
2009-03-31 19:26:42
カメラを傾けて撮影すると動きや広がりを感じる
写真になりますね。今度真似っこさせて下さいませ。

自然をコントロールするって難しいんですね。
そんな話、国外の動物保護区でもありましたよ。
人のコントロールはある程度は必要だと思いますが
過去の事例に学ばないと自然破壊に加速がついて
しまいます。

まこさん面白いです(失礼します♪)
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Unknown (kome)
2009-03-31 20:15:06
まこさん、こんばんは。
いや~お疲れさんです。
貴重な昼休みを潰させてしまった役所の文章力は、ひょっとしたらスゴイのかもと感心して読み返してみたら誤字脱字があって自分のワープロ能力の低さと、それを指摘されない優しさに感心しちゃった・・・などと些細なことに一喜一憂する自分はなんて繊細なんだろう、がはははははっ・・・と妙な返事を書かせてしまう まこさんに感心しないわけにはいかない・・・
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Unknown (kome)
2009-03-31 20:25:33
無手勝さん、こんばんは。
自然っていうのは、方向が決まったらドドドドドドーっと、その方向に向けて勝手に進んでいくものかも・・・なんて思います。で、人間が手を入れるとしても、暴れ牛に手綱をつけて乗りこなそうとするロデオのようなもんで、機嫌を損ねたらエライことになるかもしれないですね。
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Unknown (kome)
2009-03-31 20:36:58
SCHOPさんに真似て貰えれば本望ってもんです。
ところで、自然が壊れるというのは、そこに住む動植物ばかりじゃなくて、人間にとっても不利益になることでしょうが、壊れて何も住めない砂漠になってしまうこともまた自然なのかもしれなどと、考えがグルグル回っていたりしてます。
ところで、ところで、まこんさんの文章は捻りが利いていて、なかなか面白いですね
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