福岡市東区の香椎浜郵便局の裏手辺りから、香椎浜保育園、かんな保育園の横を通る緑道に桜並木がある。
その昔はこの辺りは海だった。その後埋め立てが進み多くの集合住宅が建設された。
その間を縫うように園路があるのだが、桜の木が植えられ40年程の年月がたった。
今では両側から枝を伸ばし、見頃な桜のトンネルを造っている。
満開になったのは数日前だったような気がするが、サクラの芯が赤くなり折からの強い風で桜吹雪になっている。
それでも週間天気予報 の晴れマークが続く、来週中頃までは持つかもしれない。
久留米市田主丸町は、耳納連山の山懐にいだかれた里山と田園風景が似合う町である。
JR九大本線の筑後草野駅と、田主丸駅の中程の山手に内山緑地がある。
田主丸に多くある造園業の先駆けでもある老舗である。
広大な庭園には四季折々の花をつける木が植えられ、かなりの年月を経て見上げるような大木となっている。
この時期は、ハクモクレンと枝垂桜がみごとである。
ハクモクレンには少し遅いかなったと思ったのだが、てっぺんから１/３ほどは茶色っぽく変色を始めていた。
真っ白なハクモクレンが、山肌を白く覆うように咲くのを見るためには２，３日遅かったようだ。
それでも枝垂れ桜やコブシは、週末までは楽しめそうである。
微妙に花の色が違う３本の枝垂れ桜は、６０年ほど前に山梨県身延山久遠寺の枝垂れ桜の種を持ち帰って育てという。
付近には古墳があり散策できるように整備されている。
古墳時代のものといわれ、極彩色の彩色が施されている古墳である珍敷塚古墳の先を斜め左に入ると案内が出ている。
今週末までは十分に楽しめそうであるが、早めに出かけることにこしたことはない。
花の命は短い。
