牡丹の花は、富貴草、百花王や花神ともいわれ、まさに花の王として古きより愛好されてきた。
そういわれてみると艶やかな色香と、高貴な清らかさを持ち合わせているような気がする。
園内はそれほど人も多くなく邪魔にならないところに、三脚を据えて座り込んで撮らせてもらう。
そうしていると、時々「すいませんシャッターお願いします」とカメラを差し出される。
「ズームはどこですか、フラッシュはどこですか」と聞かなければ、自分が使用している他のメーカーのカメラはわからない。
二言三言声をかけ撮りますよー3・2・1というのが多い。決してハイチーズとは間違ってもいわない。
写真に写る時の気持ちは人それぞれだろうし、無理に笑顔を作っても顔が引きつっているように、写っているかもしれないからだ。