親は相変わらすカラスが気になるのか、北側にある草地のほうを眺めている。
時々、子供たちがいる巣穴に戻ってきては、あたりを注意深く様子を伺っている。
子供たちも乳離れしているのか、干し草を口に運んでいるのもいる。
子供成長は早いから次回見る時には、すでに親と見分けがつかなくなるぐらい大きくなっているかもしれない。
親は相変わらすカラスが気になるのか、北側にある草地のほうを眺めている。
時々、子供たちがいる巣穴に戻ってきては、あたりを注意深く様子を伺っている。
子供たちも乳離れしているのか、干し草を口に運んでいるのもいる。
子供成長は早いから次回見る時には、すでに親と見分けがつかなくなるぐらい大きくなっているかもしれない。
しばらくすると穴のなかから次々と、グレイかかったプレーリードッグの子供たちが顔をのぞかせる。
体に似合わず大きめのつぶらな瞳が可愛い。
後から続いて顔をのぞかせる奴も、あたりの様子を用心深く窺ってから穴から出てくる。
柵の間から覗き込む正体不明のオレに、一瞥をくれるのだがあまり気にするふうでもない。
親からあいつは安全だとか、教えてもらっているに違いない。
つぶらな瞳に誘われ、思わずシャッターを押しまくってしまった。
あとから待つPCでの整理に時間を費やすのは、わかっていたがあの瞳の誘惑には負けた。
プレーリードッグは生物学的に分類すると、ネズミと同じげっ歯類になる。
巣穴から姿をのぞかせた子供は、ネズミのような色をした毛に覆われていた。
明らかにネズミと違うのは、体に似合わないやや大きめのつぶらな瞳だ。
ファインダー越しに思わず可愛いね~とつぶやいてしまう。
ドタドタと足音を響かせてやってくれる子供たちは、子供のプレーリードッグを見つけては
ウァオ~ッ!! 可愛い~と声を張り上げる。
その度に親が警戒態勢をとる、しかし親は日常にみる光景なので慣れているせい穴に隠れることはない。