雨模様の天気なのにご苦労なこっちゃ、重そうなカメラ持ってるからみんなを撮ってくれろと
ワイワイガヤガヤと賑やかしい。
どれどれ撮ってやるから右端の俯いている君、こっち見ろと声をかけたくなったしまう。
ファインダー覗いていると、たくさんの視線を感じるように感じてしまうのは単なる思い込みののか。
こちらはアジサイの葉影から、こちらを伺っているハナアブがいた。
体が温まらないのか、なかなか飛び立とうとしない。
こちらは腕がだるくなるほど、カメラを構えて睨めっこをしている。
こりゃ持久戦だな、そう思って邪魔にならないように園路に三脚を据えた。
待つことしばし、ちょっとだけ飛んでやるわとばかりに飛んでくれたのだが
こちらが狙ったシャクヤクのシベには近づいてはくれなかった。