パッケージ化された人生は嫌い。

2011-09-20 09:27:27 | 大きなこと
旅をしていると、いろいろと思考が飛んでいき、自分でも普段考えないような場所ばっかりトレースしている。


今回の旅で、改めて「人生とは旅であり、旅とは人生である」ってことを実感しました。


どのあたりがかというと。



旅(というか旅行)には二種類あって、



1、発地型観光業

2、着地型観光業


この二つに分けることができる。



1に関しては、大手旅行会社が提供しているような、ある場所から観光地まで電車や飛行機で移動して、限られた数日間、決められた行程で移動して、もとの場所まで戻ってくる。


東京から新幹線で京都まで行って、4日間ほど見物してから帰ってくるものとか、「成田発!中欧周遊8日間の旅!」みたいなのがそれ。



一方。2に該当するのは、たとえば京都に着いてから自分で泊まる宿探したり、回る場所決める旅で、


場所を問わず、個人旅行(一人旅)に多い。



で、僕はもともと一人旅が好きやから、



本当に行き当たりばったり、というわけではないけど、がんじがらめにはしない旅が好き。





で、極端な話、人生もこの二種類に分かれると思うわけ。






大学三年の10月になったら、ツアーコンダクターが言う。


「はーい、みなさん。ここから自由行動になります。しかし今から一年半後、大学を卒業するまでに必ず就職先を決めて戻るようにしてください。そうでないとこの先、一緒に行動することができません。」



と。



改めて振り返ってみると、人生にはこの類の縛りが多すぎると思う。

本当はツアーコンダクターなんて存在しないのに。


この前Twitterで「この世で壮絶に嫌いなものを一つあげるとすれば、パッケージ化された人生と進路」ってつぶやいたけど、


僕たちって知らないところで、進路とか選択肢がパッケージ化されていると思うわけ。


大学三年の秋から就職活動初めて、卒業したらそのまま働き続けて(今は必ずしも終身雇用が存在しているわけではないと思うけど)、定年を迎えるまで働き続ける。


これってパッケージツアーそのものやんか。



人によって好みが違うのは当然やし、パッケージ化されたほうがいい人も多いと思うけど(インターンで社長と食事に行った時も「決められた道を歩く方が楽だし、そういう選択肢の方がいい人も必ずいる」と言ってはった)、


僕はそうじゃなくて、まるで旅をするように、縛りを減らして生きていきたい。


(願望だけやったらあかんけど。)



例えば、ワーホリのビザだけとってオーストラリアに飛んで、それから先何も決めてないとか。


例えば、ひとまず起業するために一年間突っ走ってみるとか。(そのために一年だけ就職っていうのもあり)


例えば、卒業してから海外の院に進学するとか、青年海外協力隊で飛んでみるとか。




ある程度近視眼的に将来を考えて、それから先は未定、ってことでいいと思う。



旅してると、予定通りに進むことなんてまずない。


(今回の旅は台風直撃で、予想以上にひどいけど。笑)


でも、フレキシブルに組んでいる方が修正もしやすいし、実際に修正をしていく中で、修正能力も強くなっていく。



そういう風にして生きていくのがいいと思うんよね。



パック旅行に申し込んだから、家に帰るまで安心だー、じゃなくて。


何も決めてないけど、ひとまず歩いて第一の目的地目指そう、みたいな(笑)



パックツアーでも、自分の力でなんとかしなければいけないときもあるし、


バスが転倒したり事故を起こす可能性だって、ゼロじゃない。




そんな時に、何も考えずに進んでいて大丈夫なのか?



何も、就職するのがだめ、とは言っていない。



でも、僕はパックツアーで移動することほどつまらないものはないと思っているし、


実際、何も決めずに放浪していても、なんとかなるって話で。



勝手に自分を縛り付けるのは、あまりにもつまらなすぎると思うねん。



そんなことを考えていると、正に「人生とは旅である。旅とは人生である」って当を得ているなあ、と関心した次第でした。



何も決まってなかったら決まってないで、なんとかなる!ふらっと立ち寄った駅前のインフォメーションで訪れる先と宿泊地決めたら、それでOKでしょ!



そんなこんなで、生きるうえでもパックツアーには極力参加しないようにしよう、っと。

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