今日も授業

2010-02-25 02:08:27 | my story in Poland
今回は写真ありません。ごめんなさい。忙しすぎて、撮っている時間がなかったです。


今日は、5時間(45分×5コマ)の授業をしてきました。うち二つは、昨日と同じクラスだったので、違うパワポを使いました。

さて、違うパワポの内容は、「日本の一年間の行事を見ていく」というものです。一月から十二月まで。その中で、ポーランドとの違いを知ってもらいたい、というのが僕の意気込みです。

まず、お正月ですが、やはり年賀状を送る習慣はないようでして。初詣とかおせち料理についても触れましたが、年賀状のほうが比べやすいですよね。

続いて二月。節分のような行事はもちろんポーランドにありません。みんな興味津々でした。
また、バレンタインデーの違いがはっきりでましたね。「日本では、女から男に愛の告白をする(一般的に言ってですが)」日ですが、ポーランドでは男女お互いに、花や食べ物を送りあうそうです。ただ、どちらにしても「恋人」のための日ではあるのだと思います。

三月。ひなまつりは、ポーランドにもあるようです。3月8日、「女性の日」。ただ、日本では「女の子が成長するのを願う日」であるのに対して、ポーランドでは日本での「ホワイトデー」のような日であるらしいです。そして、ホワイトデーを紹介すると、みんな不思議がっていました。
また、ポーランドでは新学期は4月と9月に分かれている(学校によって違う)のですが、日本では全部4月なので、三月には卒業式をする、ということも話しました。

四月です。日本では「桜とともに入学式を迎える」というのがありますし、他にも「花見」があります。花見では、「公園などでお菓子を食べ、酒を飲みながら花を愛でる」というと、とても驚かれました。なぜなら、ポーランドでは屋外での飲酒が法律で禁止されているからです。

五月。こどもの日と、ゴールデンウィークについて。後者では、渋滞する高速道路の写真を見せながら、「日本では車線が逆(つまり左側通行)」ということにも触れました。

六月は、梅雨について。「あじさい」の英単語が難しすぎて、理解してもらえません。

七月は、七夕。「織姫と彦星」の話ですが、ポーランドではなじみのない話だそうで、「ベガ」と「アルタイル」はポーランドでも見られるのでしょうが、やはりところ変われば習慣も違いますね。

八月。夏休みについて。夏祭りについて話すことがメインでしたが、金魚すくい(というか出店)と線香花火が、日本独自のものだと思ってとりわけ力を入れました。

九月は、敬老感謝の日だけ話しました。「日本は、高齢者に敬意を表す習慣がある」。これだけでも、日本の「こころ」が少しでも分かってもらえるのではないでしょうか。

十月は運動会(体育祭)についてですが、ポーランドではこのような行事がないとのこと。組み体操(英語でなんというか分からなかったのですが)と綱引きが、とくにインパクトが強かったです。

十一月は、勤労感謝の日と紅葉について。前者は、英語ではlabor thanksgiving dayになるのですが、英語での感謝祭(thanksgiving day)は、壮大な祭りの日であるのに対して、日本では「いつも働いている大人が、ゆっくりと時間を過ごす」ものだと説明すると、面白がられました。

最後の十二月。天皇誕生日について少しだけ話し、クリスマス。ツリーを出して、屋外のイルミネーションをするのも、日本もポーランドも同じですが、クリスマスケーキを食べるのはポーランドにはないようで、驚かれました。こちらでは魚などをたべるようで、アメリカでの七面鳥を食べる習慣に似ているのかもしれません。


やはり、みんな食い付きが良くて、嬉しかったです。といっても、クラスによってばらつきはあるのですが…。

それと、今日はほかに遊び道具で、剣玉とお手玉を持って行きました。とくに剣玉は実際にしてもらって、中には一発でできた生徒もいまして…。

あれはすごかったですが。

でも、やっぱり身体を通して知ってもらいたい、という気持ちが強いので、このような形でできてうれしいです。

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