授業五日目。

2010-02-24 03:48:30 | my story in Poland
今週は、先週とは違った高校で授業をしています。先週は火曜から木曜まで、およそ一時間ずつでしたが、今週は、。昨日(月曜)こそ二時間ほどだったものの、今日は四時間、明日は五時間(!!)もの授業をしなければなりません。といっても、クラスが違うので同じ教材を使えばとくに問題はないのですが。

さて、「生徒に授業に参加してもらう」が僕のポリシーなので、あの手この手で工夫をしています。

今日は4コマ授業をしたのですが、それぞれに小さな変化を持たせました。

まず、絶対に行っているのが「日本語を一緒に発音する」ことと、「箸使いを体験してもらう」ということです。前者は、黒板などに僕の名前を書いて、それを一緒に声に出してもらう、というもの。後者は、箸を触ってもらい、実際に何かをつかんでもらう、というものです。

日本語の話なのですが、やはりひらがな、カタカナ、漢字の三種類があることはとても驚きだそうです。また、漢字からひらがな(もしくはその逆)に直すテストがある、ということで、実際にワードを使って変換してみたのですが、それもとてもびっくりされました。

また箸使いですが、中にはうまくできる生徒もいて、僕もびっくりします。日本人の中にも、うまく扱えない人がいますからね。


そして、ほかの部分で少しずつ変化しています。

たとえば、世界地図を出して、日本がどこにあるかをあててもらう。さすがにこれはみんなできるのですが、逆に、日本人のどれくらいがポーランドの位置を知っているでしょうか?考えてしまいます。

また、写真のように剣玉を体験してもったり、切腹がどのようなものであるかをジェスチャーを交えて説明したりもしています。

そして、一番ウケがよかったのが、「剣道の紹介」です。生徒に前に出てきてもらって、僕が「めん!」と叫んで剣道のように相手を切る。これが、叫び声のインパクトが強いからなのでしょうが、全員大うけなんです。でも、これが正式なルールなんですから、ポーランドの人にとっては滑稽に見えるんでしょうね。

他にも、日本語で「こんにちは」「ありがとう」などのフレーズを言ってみたり、ポーランド語・日本語の翻訳本(旅の指さし会話帳、というシリーズです)を見てもらったりして、なかなか盛り上がりました。

そういえば、童謡「ふるさと」も歌いましたよ。もちろん日本語でですが。一クラス、全員女子だったクラスがあって、それは盛り上がりに欠けたのですが、他はみな、身体で感じ取ってもらえたかと思います。

日本のポップカルチャーも、NARUTO、ドラゴンボール、ポケモン、千と千尋の神隠しなどが有名で、親近感を覚えました。

明日は、計五回の授業があります。自分の中でマンネリ化が起こらないように工夫していこうと思います。

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