2007.7.6 安公民館
生花・三種生の「株分け」
花材・・・ユキヤナギ・スカシユリ・ヒメヒマワリ
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生花の「株分け」は、二つの形があり、
一種類の植物か、二種類の植物を使う。
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水陸生・・陸物(陸で育った植物)と、
水物(沼地で育った植物)
魚道生・・水物と水物
その他の「株分け」は、生けていない。
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昨日、池坊中央研修学院に在学中の生徒さんが、
「来期は、生花の三種生の「株分け」がありますので、
稽古します。」
と言って、フトイ・キズ・カキツバタの三種類を買ってきた。
おまけに、「副分け」にしたいと言う。
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三種で、株分けしても良いのかと、思いながら、
二種の「株分け」に順じて、私の考えを伝えた。
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今日、その三種生の「株分け」をやって見ようと、
トライしてもらった。
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私が、池坊中央研修学院に通った内では、
三種生の「株分け」は、無かったので、
新しい形だと思う。
2007. 7. 5 八丁堀教室・小畑百花園2階
正教授の方、生花「かきつばた」を「配り」で。
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普通のお稽古は、剣山に生けるが、
古典生花は、木が、
ローマ字の「Yの字」の様になっている、
「配り」に生ける。
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昔は、剣山が無かったので、
この「配り」に生けていた。
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現代生花が生まれ、
花器も陶器となり、大きさ・形・色も沢山
になって来た。
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古典の生花も、剣山で生ける方が早く、楽で良い。
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しかし、昔から伝えられている
「配り」に生ける生花を
忘れてはいけない。
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日頃、あまり「配り」を使わないので、
慣れないし、難しい。
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正教授の方を、最初に上手にして、
次に准教授の方と、
順番に、指導して行きたい。
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今までは、半年に1回位の稽古だったが、
2ヶ月に1回位の回数で、力を入れたい。
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「配り」を販売している店がなかなか無いので、
困っていたが、
形の良い「配り」が手に入ったので、嬉しい。
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四苦八苦しながら、熱心に生けていた。