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通訳案内士の高度化セミナー

2012-03-13 00:39:10 | 通訳案内士



通訳案内士の高度化セミナーなるものに先日参加してきました。

通訳ガイドのライセンスをもち営業経験がある人が200人集まったそうな。

こんなにガイドさんが一同に会することなんてまずないだろう。また

すごく考えさせらえるところもあり、またこれからどんな研鑽をしていけばいいかの

ヒントを山ほど貰った一日でした。


まずはジョー岡田さんのサムライショー。実演付きでした。

これまでも新聞で、NHKでなど映像などを通じて見たことはあったのですが

迫力と躍動感は見なきゃ伝わらないと思いました。

通訳ガイドに必要なスキルではエンターテインできることは生き残るかなり重要な要素なのでしょう。

まだ男性通訳ガイドが生計を立てられるくらいの収入があった時代の生き残り(失礼!)いや生き証人。

学歴、性別など本当に全く関係なく、できるができないかだけの世界に生きる通訳ガイドが

一目置くようなパフォーマンスは一見の価値がありました。



後半では現役通訳ガイドによるパネルディスカッションがあり、それぞれ個性的で

話を聞くだけで仕事が本当に楽しそうに感じられました。

その中でどこかで見たことあるような顔だなあとと思った人がおり、

英語通訳ガイドと書いてあったのだが、開口一番 中国語でご挨拶。

「えっつ、誰だ?」この方は中国語のガイドライセンスもとったと言ってました。

その時、声を聞いて思い出した・・・。

自分と同期に合格した方でした。

ハロー通訳アカデミーの2次対策セミナーで一緒だった人。

通訳ガイドの仕事がないときは、日本人相手の添乗員としても活躍しているとある。

勝ち負けじゃないけど、負けた気分。差をつけられた感が・・・

もう中堅ガイドになるくらいの月日が経っているのだな、計画性なかったことを猛省しました。


5人のパネラーがいたのだけど、みんな独特の個性があって

それぞれのツアーに参加したいと思ってしまった。

この英語プラス中国語もできる同期のガイドさんはキャラづくりがこれからは必要だと述べてました。

確かに一理ある。


では、自分に何ができるか???

「人に負けないと自負できるものなーんだ?」と自分の脳内を巡らせてみます。すると、

英語 いつものように精進を続けるしかない。多言語より英語力のさらなる飛躍が必要。

添乗業務 できて当たり前。(差をつけるために旅行業務取扱管理者の資格 現在、勉強中。)

京都検定 旅行に行ってカバー。実際は食に走っている模様。(反省)

他に 日本映画(偏りあり。寅さんばかり観ている)、歴史(時代、人物によっては全く興味なし)、
城(天守閣がないのは城ではないと最近まで思っているくらい知識なし)、
若者文化(ゲーム、アニメでついていけない)などなど思う浮かぶが、全体に詳しくなくて・・・。

そして・・・封印していたものが思い出されました。



それは・・・「(日本の)鉄道」!!!

日本が海外に誇れるものといえば、新幹線だ。と豪語したものだったこと思い出しました。

もともと弾丸列車計画から始まっただとか、ゼロ戦をモデルにしているだとか、

定時運行の秘密だとか、さんざん本やらDVDを観まくり、読みまくっていた自分があの頃にはいました。

ちょっとしたオタク知識は財産にもなるな、発想の転換というものです。


セミナーに参加して、まだまだ自分は青いな。無知の知を知っただけでも収穫はありとしておきます。


総合特区制が導入されることが決まり、研修さえ受ければガイドの資格がなくとも

有償で案内ができることになるとのこと。需給のバランスを考えると、アジア圏内からの

訪日外国人が多いので中国語や韓国語通訳ガイドは英語ガイドに比べると非常に少ないから

仕方ないのかな?とも思うけどまだ釈然としないものが。

通訳ガイドは通訳と違って オールラウンドな知識があること前提で0から構築しなくてはならなく、

これは誰かが言ったことのメッセージを別言語に置き換える通訳とは根本的に違うところ。

英語(日→英)ができるだけの英語表現力の他に、たとえば「竜安寺でなぜ15個の石が見えないのか。」

に対して、一説でも知らないとなんにも答えられないことになる。今更ながら

まさに綱渡り。どこから強風が吹いてくるかわからないじゃんかあ。(-_-;)


一人一人が有償ガイドはスルーとは違うと思われるくらいの一目置かれる人材になれるよう

これからも修行の日々ですね。








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