先日「おやじギャグ英語術」という本を買った。
はとバス専属ガイド約半世紀の男性ガイドが書いたもので
外国人と楽しくコミュニケーションを取るためには、ユーモア
(この本の場合はギャグ)を入れることで距離がぐっと縮まり、
交流が持てるという内容。しかも、
中学英語で十分にやっていけるというのにちょっと惹かれた。
笑いのツボというのは同じ日本人同士だとしても違うのだから、
外国人となればなおさらである。
これまでなるべくスマイルというかニコニコしながらご案内をしようとは
心がけてきた。でも自らジョークを飛ばそうとは思ったことはない。
そもそも思いつかない・・・。(爆)
Good morning, ladies and gentlemen. My name is xxx. Nice to meet all of you today.
Now, do you happen to know good-morning in Japanese?
"Ohayo." Yes, it just sounds like "Ohio" the state name of the U.S.
And some of you may have heard "Ohayo Gozaimasu."
"Gozaimasu" in Japanese is something like a suffix to make the speech more formal.
こんなのを考えてみた。英語が母国語とは限らない人もいることを鑑みると
英文は中学英語とできるだけそれに近いボキャブラリーのほうが万人受けしやすいということになる。
著者の佐藤氏は通訳ガイドの有資格者。かなりの知識はもともと持っているはずである。
その上で わかりやすく、楽しくなるように様々な小道具を駆使しているのだろう。
自分はまだまだ足元にも及ばないけど たくさんのヒント盛り沢山のなかから何かつかめればいいのだが。
さて、ネットをブラウジングし、時々覗くサイトがある。ここのサイトは多分通訳(ガイド)の重鎮な方のブログエッセイ
が中心なのだが、ガイドの注意点、話す内容、添乗の方法、さらには自主勉強会のお知らせなど
惜しげもなく書かれており、失敗した例なんかもあり読んでいて楽しい。
そんな楽しいブログのなか、ある日のコメント欄に
「よく先生なんかと言えますね、こんなに英語違っているのに。恥ずかしくないんですか?教えられる生徒が可哀想だ。」
こんな趣旨のものが書いてあった。
愕然とした。この誹謗、中傷のコメントを書いた人は何様なんだよ!(怒)
仮にそう思ったとしても、書かないだろう。相手の気持ちになって考えられない人だと思われるだろうに・・・。
その無神経さにブログの楽しさが残念な気持ちに。
通訳ガイドを目指そうとしている、または現通訳ガイド相手に
やっていけるのは単なる語学力だけではない。また恥ずかしいと思いながらガイドの講師はできない。
こんなコメントを書いてきた人は狭い価値観なんだろうと推察した。
その一方で、そんなコメントに対して大人な対応をしていた重鎮ガイドの器の広さを感じてしまった。
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