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ハロー通訳アカデミー閉校に思うこと

2011-04-22 01:33:57 | 通訳案内士


ハロー通訳アカデミーの植山さまよりコメントをいただきました。
ありがとうございます。

大御所といいますか重鎮の方から勇気付けられた旨のコメントはうれしい限り。
なぜかといえば英検2級しかもっていなかった頃に、
通訳ガイド試験受けようと思ったのも、
観光業全体に興味を持つようになったのもハロー通訳アカデミーからだったからです。

特に口述試験対策のころは 大変お世話になりました。
ホームステイも留学はおろか、海外旅行にさて一回も行ったことがない
純国産英語組にとっては口述試験は鬼門で、
「こんなんじゃ、一生かかっても取れない!」と悲観的になったものでした。

そこで日本的事象300選はキーワード暗記プラス関連情報を付け加えて
何でも1分は話すを目標に家族、友人、時には飼い犬に向かって練習してました。
犬はともかく、人と話す練習は間が取れる、プラスアルファの情報が手に入るなどの
利点がありました。欠点は自分が話している英語が正しいかどうか不明なこと。

口述試験対策では 伝わる英語かどうかが分かり、論理性、どこまでの情報を時間内で
盛り込むか、他の受講生の発表を参考にできるなど 
いいことずくめで役立ちました。

最近このハロー通訳アカデミーが閉校しました。
観光業全体の官民の癒着のようなものに憤慨したためが主な理由であり、
経営不振などではないと書いてありました。とても残念なことです。
ガイド資格を取ろうと思った方なら 
まず間違いなく知っているだろうハローが閉校。
時を同じくして震災と原発の影響で訪日外国人の数は激減している有様です。
日本のよさ美しさを正しく伝えられるからこそ通訳案内士が存在していて、
これから復興していくにあたって真に必要とされるべき職業なはず。

それなのに、それなのに、あーそれなのに
もぐり(スルー)ガイドが横行していて取り締まるどころか
有資格者ではなくても ちょっとした研修を受ければOKだという
これまた適当な、有資格者を馬鹿にした方向になりつつあります。
なにより通訳ガイドを業としている人にとっては生活できない事態なことは
目に見えてわかるし、これから先 旅行業が再生したときにより安く人件費を
削ろうとすればダンピングするかまたはもぐりを雇うだろうし。

そうなれば相当のプロガイドは置いといて 新人でこれからという人の雇用機会は
減っていき、淘汰されるかもしれない。
特に英語ガイドなんて少ないパイの取り合いになること必至ですよね。
ガイドと現地添乗員、ガイドと講師のようにかけもちが当たり前の世の中になったりして。(悲)
杞憂ですめばいいのですけど・・・

それはさておき、 
家の本棚には植山先生がかつて教えていた頃の「録勉くん」というタイトルのテープつき
教材があります。ひょっとしたら植山先生も持っていないかも!という代物です。










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