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10年に一度・・・

2017-02-17 10:00:00 | アロハガス日記

皆さまこんにちは

工場のコシヌマです

連日、寒い日が続いていますが、体調を崩したりしている人はいませんか?

手洗い、うがい、十分な睡眠で、体調管理をしっかりしていきましょう

さて、今回は、工場にある一番大きな設備(LPガスを貯蔵しているタンク)の検査について、ご紹介をしたいと思います。

このタンクは、ローリーからのLPガスを受け入れて、ボンベやバルクローリーへLPガスを充填するためにLPガスの貯蔵をしています。

弊社の場合は、一つのタンクに30,000kgのLPガスが貯蔵できるタンクが2基設置されています

ちなみに・・・

LPGとは、❝Liquefied Petroleum Gas❞の頭文字をとったもので、「液化された石油ガス」という意味になり、液体のLPガスが貯蔵されています。

 つまり・・・

液体のLPガスが中の状態が見えない鉄のタンクに貯蔵されているので、定期的な検査が必要になってきます。

法律では10年に1回、タンクの中に入っているLPガスを抜き取り、タンク内部の腐食状況などを点検調査し、異常のないことを確認することが義務付けられています。

アロハガスでは、前回の検査が平成18年に実施をしていますので、昨年がちょうど10年目になり検査を実施しました。

また、危険物施設という事もあり、検査方法も詳細に決められています。

貯槽内部のLPガスを排除(ホースでタンクどうしを接続して、検査を行うタンクのLPGを他のタンクに回収します。)

回収できない貯槽内部の残ガス(気体)をバーナーで燃焼させる

水または不活性ガスでタンク内部を置換する

散水用の配管とタンク下にあるバルブをホースで直結させ、タンク内部に水を張りガスを追い出します。

     

空気による置換

タンク上部のマンホールを外し、送風機により空気を送り置換します。

簡単に説明をすると、人がタンクの中に入るまでに、この4段階の作業が必要になります。

タンクの中では、浸透探傷試験という検査を実施します。これは、特殊な液体を検査面に浸透させブラックライトを当てることによって欠陥部分を識別します。

異常が無ければ、取り外したバルブや配管などを接続して、最後にLPガスを入れる前に、不活性ガス(窒素)を挿入して、タンクや配管に圧力をかけてガス漏れの確認を行い検査が終了になります。

今回の検査では、社長を始め多く方々にタンク内部の見学をしていただき有難うございました。(特に女性陣の見学者が多かったです。)

 これからも、皆様のもとへ安心安全なLPガスをお届けできるように、設備機器の維持管理に邁進しています。

最後まで、お付き合いをいただきありがとうございました。

 


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