飯縄山の頂上から見た火打山は、確かに完璧な白色でした。その2カ月後、真っ白ではなくなった火打山に登ることにしました。 . . . 本文を読む
ブナの葉が鮮やかです。山形の朝日岳も、福島の会津駒も、新潟の巻機山も、ブナの森がある山はどこもよい山ばかりです。地面がふかふかなのも気持ちいいです。あまり歩かれていないのか、道が踏み固められていない感じがします。 . . . 本文を読む
鋭鋒ぶりは凄いの一言につき、斜面は激しく昂って、欠片ほどの遠慮もありません。あまりの強さに対し、憧れは感じず、登る前から大変そうとだけ思ってしまいます。高妻山の登山道について、楽だとか普通だとか書いてある本はひとつもありませんでした。どうなることか分かりませんが、頂上に立つことができれば眺望が素晴らしいのは間違いないでしょう。 . . . 本文を読む
帰りは戸隠神社の中社へ下る西登山道を下りました。すぐに残雪が現れました。登りとはうって変わって雪が多く、なくなったと思ったらまた現れるの繰り返しでした。急ではないものの、危なっかしい残り方をしている斜面もありました。アイゼンを持ってきてよかったです。踏跡があったのは助かりました。 . . . 本文を読む
尾根歩きが始まると道が一変しました。これまでの登山道が嘘のように、雪が残っているのにびっくりしました。春山を歩いていたのが突然雪山になった雰囲気です。たくさん積もる地形なのか、あるいは融けにくい地形だからなのでしょうか。気温の高いせいか雪はやわらかく、アイゼンを付ける必要はありませんでした。 . . . 本文を読む
展望が開け、目指す頂上が見え、傾斜は急になってきました。背後に北アルプスの後立山連峰が見渡せます。まず鹿島槍ヶ岳、双耳峰なので遠くても見つけやすい形です。鹿島槍を見つけた後は、そこから五竜岳・唐松岳・白馬鑓ヶ岳の順に追っていくことができました。南の鹿島槍から北の白馬へ移るにつれて残雪がだんだん多くなっているのが分かりました。 . . . 本文を読む
去年黒姫山へ登った時、頂上から見た飯綱山は、低いながらとてもしっかりした形の山で、一度登ってみたいと思いました。まだ4月ですが、今年は長野県は暖冬で雪が少ないということです。軽アイゼンは念のため持っていくことにしました。 . . . 本文を読む
コースは<前山~渋池~四十八池~大沼池~大沼池入口バス停>で、ほとんど同じコースを6月に歩いたばかりですが、その時は1人だったので、妻は初めてです。一番のハイライトは大沼池で、「あれは何色かわからない!」と、とても驚いていました。シャッターを押してもらった人は、「青空よりも青い」と話していました。これはもう、どんな言葉にも例えられないと思います。 . . . 本文を読む
四十八池から大沼池までは、最初少し登りがありますがほとんどは下りです。やや急な階段にさしかかったころ、大沼池の展望スポットに来ました。さきほど裏志賀山から眺めた時より、さらに青みを増しているようです。今まで登山の途中に見た池・湖の中では、一切経山の五色沼(福島県)が想い出されます。青や緑、無数の色が混じり合った不思議な水面は「魔女の瞳」と呼ばれています。しかし、ここ大沼池は真っ青です。不思議というか、驚きすら感じる水面です。 . . . 本文を読む
四十八池は箱庭的雰囲気の湿原で、小さな池塘が点在する中を1本の木道が通っています。湿原そのものを眺めるのもよいですが、さらにしばらく進んで木々や笹の間から見るのもよいです。また、湿原と一緒に、さっき登ったばかりの志賀山・裏志賀山を眺めるのもよかったです。山だけとれば変哲のない、何ということもない姿だと思いますが、湿原とセットにするととてもいい形の山に見えてくるのです。 . . . 本文を読む
裏志賀山には、ここが頂上ですという標識はありませんでしたが、小さな祠がありました。その先行き止まりを示すロープが張られています。ここから大沼池を見下ろすことができます。この池がすごかったです。普通の池の水面ではなく、とにかく真っ青なのです。森の奥の奥に隠された秘境の湖なら、そういう色もありかなと思いますが、ここはそうではなくむしろ逆です。陽光を燦々と浴びる場所にこんな水面の池があることが不思議です。 . . . 本文を読む
志賀高原といえばスキー場でありウィンタースポーツのメッカですが、雪のない時期は登山・ハイキングが楽しめ、一度歩いてみたいエリアでした。黒姫山の時と同じように始発の北陸新幹線に乗り、長野電鉄と路線バスを乗り継ぐと朝10時前には歩き始めることができます。まず「前山サマーリフト」で楽をさせてもらい、リフト終点の前山山頂からスタートすることにしました。すでに標高は1,800m近く、寒さすら感じるほどでした。 . . . 本文を読む
山頂からは、高曇りの天気ながら遠くの山まで見えました。中でも印象的だったのは、北アルプスの山々が一列きれいに並んでいたことです。今一つくっきりしないので、名前がはっきり分かったのは槍ヶ岳と白馬岳くらいしかありませんでしたが、あれは全体で北アルプスという立派な山の連なり、一つ一つの山名などどうでもよいと思わせる眺望でした。東側に目を転じると、向かって左側がぐっとえぐれている山は苗場山でしょうか?しかしここから苗場は遠すぎる気がし、間違いかもしれません。天気がよければ浅間山が見えるでしょうがこの日は見えませんでした。 . . . 本文を読む
学生の頃(関西に住んでいた頃)妙高池の平や杉ノ原といったスキー場によく出かけましたが、ちょうど新幹線が開通したばかりで、東京の人はこんなスキー場に日帰りで滑りに来れるのかと羨ましく思ったものでした。今や長野新幹線は金沢まで延伸して北陸新幹線になりましたが、新幹線のおかげで、スキーだけではなく、長野県の多くの山へも日帰り登山することができます。黒姫山もそうした山々の一つで、梅雨の晴れ間に1日休みをとって登ってきました。 . . . 本文を読む
前掛山は浅間山の本当の山頂よりも低いせいか、あるいは形状が複雑だからか、たとえば岩手山のように、くるっと全容を見渡すことはできません。しかし、見えている部分だけでもすごい迫力で、とにかく大きいです。遠くの山の眺望もよかったです。四阿山をこれほど間近で眺めたのは初めてです。なるほど確かに山が屋根の形に見えます。その奥に見える山々は、どれがどの山かよく分かりませんでしたが、どの山も残雪が豊富でした。これだから高山へ登るのは楽しいと思います。車窓から何回も眺めた山に登ることができて感無量でした。 . . . 本文を読む