飯綱山(1,917m)
去年黒姫山へ登った時、頂上から見た飯綱山は、低いながらとてもしっかりした形の山で登ってみたいと思いました。まだ4月ですが、今年は長野県は暖冬で雪が少ないということです。念のため軽アイゼンを持っていくことにしました。
大宮から新幹線で長野駅まで行きました。寝坊して予定より2本後の「かがやき」になってしまい、あてにしていた長野駅9:30発のバスは間に合いませんでした。タクシー乗り場へ向かいます。運転手さんは、今年は本当に雪が少なく、降った日も午前中に全部とけてしまったこと、飯綱山には子供が小さい時に山菜採りによく出かけたこと、ワラビがよく採れて塩漬けにしたこと、飯綱山は豊かに見える山だということなどを話してくれました。若い時には登山をしていたという運転手さんは80歳になられたとのことで、とてもそんな年齢には見えませんでした。
登山口には鳥居に二匹の狛犬がならんでいました。しばらく緩斜面が続きます。とても歩きやすい道です。樹木は広葉樹が多いようで葉のある樹は少ないです。道中には十三の小さな石仏が並びます。「文化十三年八月建立 昭和四十六年五月二十四日補填再建」とあり、調べると文化13年は1816年のことでした。
これは「天狗の硯岩」です。いったいどれくらい大きな天狗だったのでしょうか?
ここからは長野市街の展望が開けます。長野市の最高峰の飯綱山は、街から近いところに意外性があると思います。
(登頂:2016年4月初旬) (つづく)