至仏山(2,228m) ((1)のつづき)
池塘に燧ヶ岳の姿がくっきり映っています。この日は雲一つない青空でした。同じように晴天でも、風が出れば同じ景色は見られません。
ヨッピ橋への木道が分岐する「牛首分岐」まで歩いて、同じ道を山ノ鼻へ折り返しました。ここにも浮島のある池塘があります。足踏みすればつられて動くかもしれないと思って試してみましたが、その気配すらしませんでした。
「研究見本園」は山ノ鼻に広がる湿原で、ここも広大な尾瀬ヶ原の一部です。
「~ 園内にはもともと多くの湿性植物が生育していたが、さらに尾瀬の各所から植物を移植し、広大な自然植物園としたものだ(それ以前は「山ノ鼻田代」ともいわれていた)。 ~」(『ヤマケイアルペンガイド3 尾瀬』花畑日尚(山と渓谷社))
「尾瀬の各所から植物を移植し、広大な自然植物園とした」とのことですが、人の手が入った感じは全くしない場所でした。
(登頂:2013年9月中旬) (つづく)