心が満ちる山歩き

美しい自然と、健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山と、時にはクラシック音楽や旅行のことも。

尾瀬の森と湿原巡り 燧裏林道・赤田代・ヨッピ吊橋(8)

2021年02月01日 | 尾瀬・燧ヶ岳・会津駒


尾瀬・燧裏林道~赤田代~ヨッピ吊橋~鳩待峠 ((7)のつづき)


 燧裏林道が終わり、温泉小屋でお昼休憩にしました。洒落たテラスの先には赤田代の大きな湿原が広がっています。
 赤田代には、温泉小屋と元湯山荘、2軒の小屋があります。尾瀬の山小屋で温泉に入れるのはこの2軒だけです。泉温は24度と低いため加熱されています。
 鉄分を含む温泉水が流れ込むので、赤田代という名前がついています。赤褐色の水が流れ込んでいる部分も見えましたが、ほんの一部のようでした。
 ニッコウキスゲは咲いていましたが、数はとても少なかったです。他にはワタスゲ、トキソウ、アヤメを見ました。1つの花に4頭の蝶がついているアザミもありました。家に帰ってから、蝶々は「頭」と数えることを知りました。


 これから、群馬県の鳩待峠まで歩きます。もう午後1時を過ぎているのに、一日の歩く距離では、まだ半分も来ていません。
 見晴から尾瀬ヶ原を縦断することもできますが、東電小屋とヨッピ吊橋を通って行くルートを歩くことにしました。
 分岐点を右に曲がると、10分ほどで只見川を渡る東電尾瀬橋が現れます。東電尾瀬橋は、福島県と新潟県の県境にもなっています。福島県側に、「この先新潟県」という小さな標識が出ています。ここからおよそ1km弱、新潟県魚沼市を歩きます。福島県・新潟県・群馬県にまたがる広大な尾瀬で、新潟県を歩く区間は、平ヶ岳の登山道を除けば、このわずかな部分しかありません。
 尾瀬沼と尾瀬ヶ原の水を集めて流れる、只見川の水量は多そうでした。水の冷たさが伝わってくる感じがしました。只見川は、喜多方で阿賀野川に合流し、再び新潟県に入り日本海へと注ぎます。







 (写真:2020年7月中旬) (つづく) 



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