横手山(2,307m)・芳ヶ平湿原
今日の目当ては、草津白根山の北に広がる芳ヶ平湿原です。長野と群馬の県境・渋峠までバスで行き、そこから芳ヶ平湿原へ下り、その後さらに下って草津温泉へと至る、およそ8kmのコースです。
すぐ歩き始める予定でしたが、とても天気がよく、横手山に寄り道することにしました。そのうえ、「スカイレーター」とリフトを乗り継いで、ほとんど自分で歩かずに山頂に立ってしまいました。乗り場から眺めた笠ヶ岳がとても素晴らしい姿です。しかも、左が北アルプスで右は高妻山や妙高山など上信越の山々、二つの風景を見事に画しています。横手山には2回登りましたが、天気の良いときに来たのは今日が初めてです。こんなにいい形の山だとは思ってもみませんでした。
「スカイレーター」は言わば屋外型のエスカレーターで、それだけでも珍しいですが、これをエスカレーターの仲間に含めるなら、日本一の標高ということになりそうです。一般的なエスカレーターと違い、足もとが階段状にならないので、乗っている間は傾斜感があります。また、手すりが片側にしか付いていません。なお、1本で昇り降り両用のため、ときには待ち時間が発生します。長さは200m、設置されたのは昭和42年7月とのこと。
スカイレーターから乗り継ぐリフトは、日本一高い場所にかかっているチェアリフトです。また、渋峠の近くでは国道292号線が日本の国道最高地点(2,172m)を通過しています。志賀高原には色々な日本一があります。
横手山頂ヒュッテ・「日本一高い所のパン屋さん」の、「きのこスープとパン」(1,300円)。パン生地をスプーンで破ると、シチューが入っているのが楽しいです。
(登頂:2021年7月中旬) (つづく)