心が満ちる山歩き

美しい自然と、健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山と、時にはクラシック音楽や旅行のことも。

秩父の尾根歩きを楽しむ 蕨山(1)

2017年02月21日 | 奥秩父・秩父


蕨山(1,044m)

 冬に登山というと、何よりも高尾山の近くが思い浮かびます。道はよく知っているし、山頂で暖かい蕎麦やなめこ汁がいただけるからです。しかし、たまには初見の山に行こうと思い、西武飯能駅から名郷行きのバスに乗りました。大持山か蕨山のどちらかに登ろうと思っていましたが、とても寒い日だったので、やや高さの低い蕨山にしました。バスの乗客は12人で、自分と同じさわらびの湯バス停ですべての人が降り、終点の名郷まで乗った人はいませんでした。同じ行き先のバスに、一昨年の5月乗った時は、ぎゅうぎゅう詰めだったのを思い出しました。


 ここは埼玉県飯能市です。
 蕨山とは関係ないですが、”蕨市”も埼玉県にあります。市町村の名前を五十音順に並べると、蕨市は一番最後に来ます。それだけでなく、調べてみると、蕨市は全国の市の中で一番狭い(5.11㎢)ことが分かりました。
 JRの駅を五十音順に並べると、函館本線の「蕨岱駅」が一番最後でした。残念なことに、蕨岱駅は3月4日廃止されてしまいました。そうなれば、JRでも一番最後の駅が「蕨駅」になります。JR以外の私鉄では、金沢市に北陸鉄道の「割出駅」があります。
 山の名前でも、蕨山は最後にかなり近い方にきます。しかし、「日本山名事典」(三省堂)を開くと、蕨山が載っているのは一番最後のページではありません。後ろにはまだまだまとまった数の山があります。そういえば、去年は「悪沢岳」に登ったし、巻機山に登った時には「割引岳」を見ました。
 それにしても、事典に「を」で始まる山が載っているのには驚きました。

JR北海道・蕨岱駅


南アルプス・悪沢岳

 さわらびの湯バス停から、蕨山に向けて歩き始めます。尾根に出るまでは急な坂が多かったです。「アカマツ・アラカルト」と記された看板のすぐ横に、アカマツの大きな倒木がありました。ほとんど樹の区別ができない自分でも、幹の色でアカマツだと分かるくらいはっきりしている倒木でした。まだ倒れてからあまり経っていないようでした。


 (登頂:2017年2月中旬) (つづく)



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