尾瀬・燧裏林道~赤田代~ヨッピ吊橋~鳩待峠 ((2)のつづき)
燧裏林道はワタスゲの果穂が最盛期でした。
大きな上田代の湿原にもたくさんありました。それも、奥に進めば進むほど、より大きな群落が出てきます。
こういう時はどこで写真を撮ればよいか迷います。もしデジカメでなく昔のカメラだったら、いつ残りのフィルムを費やすか本当に迷っただろうと思います。
タテヤマリンドウとトキソウの花もありました。食虫植物のモウセンゴケも多かったです。トキソウは、尾瀬では燧裏林道以外の場所では見たことがありません。
名残惜しい景色を後にします。しばらくは、森と小さな湿原が交互に現われます。
このあたりの景色こそ、燧裏林道の真骨頂だと思います。深い森の向こうに、湿原が見えるたびに嬉しい気持ちになります。しかもその雰囲気は、湿原ごとに全部違うのです。
(写真:2020年7月中旬) (つづく)