ニューヨーク/世界発~徒然草~

ニューヨーク在住の筆者(M)と世界中を飛び回る筆者(T)が綴る、自由気ままな日記帳

チェサピーク・オハイオ運河

2009年04月07日 | Weblog
ジョージタウンのメインストリートといったら、Mストリートとウィスコンシン。レストランやバーをはじめ、沢山のブティックやギャラリーなどが立ち並んでいます。わき道に入ると、素敵な住宅街が広がっています。ジョージアン調、ヴィクトリアン調の家が並び、有名人も多く住んでいるらしい。

そんなジョージタウンのMストリートとKストリートの間には、歴史あるチェサピーク・オハイオ運河が流れています。メリーランド州まで続く全長およそ300キロに渡る運河は、大量輸送システムとして大活躍しました。ラバで引かれた船を使い、アパラチアの石炭や干草などをカンバーランドからジョージタウンまで運び、米国の産業・暮らしを支え続けたのです。ラバが歩いた船引き道は、現在では、ハイキングやサイクリングコースとして親しまれています。


ジョージタウンでは4月から10月まで、ラバが引く運河船ツアーボートが定期運航しています。お値段も手頃な、5ドル!早速、参加することに。


女性キャプテンの指示で、船に乗り込みます。↓


運河のところどころに段差があり、前方に滝のようなものが見えてきました。↓


これを上るために、先ずは低いほうの水門を閉じる。徐々に水面が上がり、船を持ち上げていきます。まさに水のエスカレーター。↓


水門は木で作られ、人が動かせる程度の重さ。それでいて、529900リットルの水を支える力が必要とされます。大したものです。思っていたよりも、ずっとスムーズだったことにも感心させられました。

今度機会があったら、船引き道でサイクリングにいってみたいと思います。