
今日降った雪は根雪にはまだならないと思いますが、冬が近づいています。
「費用対効果」とう言葉は常に頭にありますが、
市場原理で全てを行くのなら、田舎には電気も水道も不要ということになります。
国立青少年教育振興機構が地方か民間への委託ということですが、
ひきこもりやADHD・LDなどを抱えた青年や子どもたちを
寝ずにボランティアで受け入れる施設や、真剣に相手の立場にたって
考える場というものもなくなりますし、
何泊かの野外活動を終えて、目に見えるように成長した子どもや
泣きながら別れを惜しむような体験の場も減るのでしょう。
利用料として高いお金を支払うのならあります。
これでいいのかなあ、と思います。
国内にたくさんの野外活動施設はありますが、中身は全く違います。
中身を知らないで、利用したこともない人が、必要不必要を判断してよいのか疑問です。
夏場だけのただのキャンプ場の管理人だけの仕事なら、そりゃあ安くつくでしょう。
失ってからは手に入りません。失うものは大きいと思います。
国立大学をなくした世界でも珍しい国ですが、
子ども手当のような目をひくばらまきはできても、
ますます国として、心の教育を推進させる気はないようです。
国の役割は多くの人手をかけて一生懸命に出してもらった税金を
国でしかできない新に社会に希望を灯すような役に立つ事業に使う事です。
何が無駄か、どこが無駄か、『何が必要』か、よく考えてほしいです。
国の借金が増大し、ふる袖が短く、様々な対策を講じなければならないのは
よくわかるのですが、廃止してクビにするだけなら、数字にあらわれなくなるだけです。
国会議員が1人減れば、1施設を賄えるだけの予算が浮くということは
何年も前から知られていることですが、そこはあいかわらず“聖域”のようです。
でも、日本を立て直すのに、必要なことは頑張ってやってほしいと思います。
大変なことだと思いますが。
誰もが希望だけは失わずに、前を向いて進んで行ける社会であってほしいです。